老後に2000万円貯める自信が無い
そんな老後の不安を感じている人へ向けて
『たった5%の努力』をするだけで固定給を貰えるサラリーマンならほとんどの人が老後資金を用意することが出来るようになります。
唯一の欠点は50歳以上の人は厳しいというところでしょうか。(ボーダーラインは50歳です)
50歳未満の人なら実現可能だと思うので是非チャレンジしてみてください。
自己紹介
私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。
低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。
2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。
私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。
5%の努力の意味
- 手取り収入の5%多く収入を得る
- 毎月の生活費から5%減らす
- 毎月の貯金額を5%増やす
- 金利を0.001%から5%に増やす
この4項目を達成することで老後資金は用意することが出来ます。
詳しく各項目ごとにみていきましょう。
手取り収入の5%多く収入を得る
年齢別の平均年収
- 「20~24歳」260万円
- 「25~29歳」362万円
- 「30~34歳」400万円
- 「35~39歳」437万円
- 「40~44歳」479万円
- 「45~49歳」498万円
- 「50~54歳」514万円
- 「55~59歳」518万円
- 「60~64歳」415万円
- 「65~69歳」332万円
- 「70歳以上」285万円
例として20歳~24歳の人を参考にした場合
年収260万ということは税金等により手取り収入は毎月20万円に少し届かないぐらいですね。
約20万円の5%の収入アップと考えると+1万円となります。
残業や副業をして毎月1万円アップさせることが出来れば5%多く収入を得ることになります。
あなたの手取り収入はいくらですか?そこから5%多く得るためにはいくら稼ぐ必要があるか計算してみましょう。
毎月の生活費から5%減らす
年齢別の生活費の平均
- 29歳以下:16万4000円
- 30~39歳:23万6000円
- 40~49歳:28万6000円
- 50~59歳:27万6000円
- 60~69歳:25万1000円
- 70歳以上:19万2000円
例として29歳以下の人を参考にした場合
生活費16万4000円から5%減らすと考えると-8200円となります。
- 固定費(家賃を抑える・保険を解約する)
- 光熱費(電気会社を変更する)
- 通信費(格安SIMに変更する)
- 食費(自炊する・コンビニなどに行かない)
これらの節約テクニックを使えば毎月の生活費から5%減らすことが出来ると思います。
あなたの毎月の生活費はいくらですか?そこから5%減らすにはどこを削れば達成できそうですか?
毎月の貯金額を5%増やす
毎月の貯金額は手取り収入の10%が理想とされています。
手取り20万円なら2万円+5%(1000円)となります。
しかし収入を5%増やして、支出を5%減らせば、それ以上の貯金額を用意することが出来るようになります。
仮に上記の例を参考にすると
収入5%アップ→1万円
支出5%ダウン→8200円
毎月の手取り収入の10%である2万円に1万8200円がプラスとなりトータル3万8200円となるわけです。
金利を5%に増やす
銀行預金のみの場合はだいたい0.001%の金利しか貰うことが出来ません。
そこで投資信託を活用しましょう。
投資信託で有名なS&P500に連動した商品を毎月積み立てることで約5%の金利が見込めます。
S&P500について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
シミュレーションしてみよう
上記4つの取り組みを行うとどうなるのか?検証してみましょう。
20代の検証
- 収入を5%増やす→1万円
- 支出を5%減らす→8200円
- 貯金額を5%増やす→2万円+18200円=38200円
- 金利を5%に増やす→S&P500に連動した商品を積み立てる
上記の数字は20代を想定して算出している為、30年間続けるとこのような結果になります。

運用の結果は3179万円となりました。
29歳から開始しても30年後は58歳なので問題はありませんね。
30代の検証
年収400万とすると手取りは320万となり毎月26万6000円となります。
生活費は23万6000円です。
貯金額は10%の2万6600円です。
収入を5%増やす→1万3300円
支出を5%減らす→1万1800円
貯金額を5%増やす→2万6600円+2万5100円=5万1700円
運用期間を20年と設定しました。

運用結果は2125万円となります。
39歳から開始しても20年後は58歳なので問題はありません。
仮に運用期間を65歳の定年(39歳~65歳までの27年間)と考えるとグラフには出しませんが、3500万円になる予定です。
40代の検証
年収479万円とすると手取り収入は約374万円となり毎月31万1000円です。
生活費は28万6000円です。
貯金額は10%の3万1100円です。
収入を5%増やす→1万5550円
支出を5%減らす→1万4300円
貯金額を5%増やす→3万1100円+2万9850円=6万950円
運用期間を49歳~65歳までの17年間とします。

運用結果は1953万円となります。
仮に40歳から開始した場合は26年間運用することが出来、運用結果は3800万円となります。
50代の検証
年収514万円とすると手取り収入は約400万円となり毎月33万3000円です。
生活費は27万6000円です。
貯金額は10%の3万3300円です。
収入を5%増やす→16650円
支出を5%減らす→1万3800円
貯金額を5%増やす→3万3300円+3万450円=6万3750円
運用期間を59歳~65歳までの7年間とします。

運用結果は639万円でした。
59歳では老後資金を貯めることは難しい結果となりました。
しかし50歳から開始した場合は16年間運用することが出来、運用結果は1870万円となります。
まとめ
20代~40代の人は5%努力するだけで老後資金を用意することは可能という結果になりました。
50代の人はほとんどが厳しい状況であり50歳がボーダーラインになるでしょう。
検証に使用した数値はあくまで平均値なので、それ以下の収入の人もいるはずです。
結局は平均以上の収入を稼いでいる人だけが老後資金を用意できると諦めないでください。
時間(年数)さえ掛ければ少ない金額でも達成することは出来ます。
一度あなたに合った条件でシミュレーションをしてみましょう。
今回使用した金融庁のシミュレーションサイトはこちら!https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/moneyplan_sim/index.html
まとめ
5%の努力
- 手取り収入を5%増やす(残業・副業で5%だけで良いので頑張る)
- 生活費を5%減らす(大きな固定費を見直すだけでいい)
- 貯金額を5%以上増やす(上記2つを実践すれば達成可能)
- 金利を5%に増やす(銀行預金ではなく投資信託にチャレンジ)
手取り収入を5%増やすのが一番の難関となります。
どうしても厳しい場合は生活費を10%~15%ほど減らしても同じ効果が見込めます。
貯金額は勝手に5%以上増えるので、あとは投資信託にチャレンジ出来るかどうかです。
普通に働いているだけでは老後生活が不安と感じている人は投資の力を使うしか方法はありません。
投資に対しても恐怖や不安を感じるでしょうが、一度やってみて経験を積むことで払拭することが出来るはずです。
漠然と不安を感じていながら年齢を重ねていくと(50歳がボーダーライン)取り返しが付かなくなるので早めに行動してみましょう。
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