つみたてNISA口座を使って投資信託で運用をしましょう。
あとは毎月勝手に積み立てられるからほったからしで大丈夫!という謳い文句がありますが本当にそうでしょうか?
投資信託を購入する設定をした後にするべきことをいくつか紹介したいと思います。
- 投資信託を買ったばかりの人
- 投資信託を買った後にほったらかしている人
こういった人はチェックしてみてください。
私は2016年から投資を行っており、資産は800万円を超えました。
低収入、ノーボーナスのアルバイト生活ながら資産を築けていると個人的に思います。
私が経験してきたことを少しでも共有できれば幸いです。
投資の目的は何ですか?

あなたは一体なんのために投資を行っていますか?
- 車を買いたい
- 結婚資金を貯めたい
- 住宅の頭金を貯めたい
- 5年~10年で仕事を辞めてリタイア生活を送りたい
- 老後資金の為
つみたてNISAは20年間という長期間コツコツと積み立てて運用していくものです。
つまり短期間で成果を上げるものではありません。
5年、10年でお金を使う目的がある場合は、つみたてNISA口座を使うのは間違いとなってしまいます。
通常のNISA口座(年間120万、5年間非課税)を使い、毎月の積み立て金額を上げたほうが目標達成に近づくでしょう。
つみたてNISAはあくまで老後資金を貯めることに最適であり短期間での目標達成は厳しいものとなります。
あなたの投資目的を確認しておきましょう。
今の段階でどのような成績になっているか?

チェックポイントは2つあります。
- 投資成績はプラスになっていますか?
- 運用利回りはどれぐらいですか?
1.投資成績はプラスになっていますか?
あなたの投資成績はプラスになっていますか?現在の株式市場の好環境では多くの方はプラスとなっているはずですが、もしマイナスの方が居たとしても気にしなくて大丈夫です。
つみたてNISAは2018年から開始しましたのでまだ4年間しか投資期間はありません。
4年間では価格のブレが激しく、一時的なマイナス状況も充分あり得ることです。
20年間投資を続けるとドルコスト平均法などによって価格のブレが少しずつ収束し初めに予測している価格に収まります。
2.運用利回りはどれぐらいですか?
投資成績より大事なのはこちらとなります。
投資信託の商品の購入場面に目論見書というものがあります。見たことありますか?

私が実際に投資をしている商品の目論見書となります。
この目論見書の中にこの商品の予想しているリターンとリスクが書いてあります。

2015年~2020年の5年間のデータをもとに1年間で大体これぐらいの値動きをしますよという予想暴落率が表示されています。
この投資信託では1年間に+16.3%~-10.2%の値動きをする可能性があるということです。(真ん中の数字は平均すると2.7%に収まるという意味です)
では予想は合っているのか?見てみましょう。

この投資信託では1年間の利回りはプラスの27.59%となっています。3年間の利回りでは7.07%となっているのが分かります。
1年間で見ると予想よりかなりプラスにブレが生じています。しかし3年間で見ればブレが収束しているのが分かります。
このトータルリターンは一括投資でのリターンであり(1年前に100万円一括で投資したら現時点で127万5900円になったという意味)、毎月積み立てるドルコスト平均法を使用した投資方法だと若干変わってきます。
私の実際の投資成績を見てみましょう。

右側の損益の部分を見てください。+13.51%となっています。
この1年間は株式市場が良い状況だったのでドルコスト平均法を使うと投資成績は悪くなってしまいます。
しかし暴落率の画像の+16.3%~-10.2%の間にきっちり収まっていますので何も問題なかったという事です。
このように予想利回りとあなたの購入している商品の利回りを比べてみて範囲内に収まっているかどうかの確認をしておきましょう。
範囲内に収まっていない場合は『この商品は大丈夫?』と疑ってください。
アクティブファンドを購入していると誤差が生じやすくなります。
資産配分の再確認

資産配分とは株・債券・リート(不動産)などに資産を分散することを言い、株を100%持つのに対し、株50%債券50%で持つのではリスクが大きく異なります。
株式市場が好調の場面では株を100%持っていればその恩恵を100%受けることが出来、株を50%債券50%の割合で持っていれば当然恩恵も50%となります。
株式市場が暴落の場面では株を100%持っていれば被害も100%受けるのに対し、株50%債券50%では被害も30~40%に抑えることが出来ます。(暴落場面では債券の価値は上がる傾向がある為)
こういったリスク管理をしっかりしておくことが大事だったりします。
しかし、つみたてNISAでは債券・リート(不動産)の商品は扱っていません。
そこで先ほど説明した私の保有しているバランス型の登場となります。
バランス型を一部組み込むことで債券とリートを保有することが出来るのでリスク管理の意味で持っていてもいい投資信託だと思っています。
違う考え方としては現金を多めに持つ方法があります。
例えば100万円投資できるお金があって100万円全て株につぎ込むとします。
-10%の暴落場面では10万円の損失となってしまいます。
しかし100万円のうち30万円は現金で保有しておけば70万円分の株として-10%の暴落場面であっても7万円の損失で済みます。
こういったリスク管理方法もあるので、あなたの心地よい感覚で投資を行うようにしましょう。
予想暴落値でも示したように-10%は当たり前に起こるのが投資の世界です。
100万円なら10万円で済みますが、1億円なら1000万円の損失となります。
長い投資期間であなたの精神状態のバランスを見極めましょう。
ノーセルリバランスをやろう

リバランスとは最初に決めた資産配分が崩れてきたときに配分を直す作業の事です。
株にも『国内株式』『先進国株式』『新興国株式』『全世界株式』など様々な商品があります。
あなたが最初に決めたバランスに直しておかないとリスクが上がってしまう恐れがあります。
例えば国内50%先進国50%で決めたものが1年後には国内40%先進国60%になった場合、先進国を10%売り国内を10%買うことでバランスが整います。
リバランスは1年に1回で充分ですので年末にでも行いましょう。
ノーセルリバランスはノーセル(売らない)でバランスを整えるという意味です。
先ほどは先進国を10%売りとしましたが、売らずに国内を20%買うことにより比率は50%50%に整うことが出来ます。
こうしたほうが20年後の資産の増え方が変わってきます。
売っていないので当然ですがパフォーマンスは上昇します。
詳しいやり方はこちらをご覧ください。
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