厚生労働省は9月16日、全国の100歳以上の高齢者が51年連続で最多を更新したと発表。
平均寿命が延びていくのに対して、老後の年金額は徐々に減少傾向。
老後の備えは100歳以上確保しなくてはいけないかも。
現役世代の内に早めの準備を心掛けましょう。
自己紹介
私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。
低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。
2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。
私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。
51年連続過去最多を更新
厚生労働省は9月15日時点で、100歳以上となる高齢者全国で8万6510人に上り、51年連続で過去最多を更新したと発表しました。
男女比率では、男性が1万60人。女性が7万6450人となっています。
医療の発展や健康意識の高さによって長寿化が進み51年連続で最多を更新し続けています。
40年後の人口推移
100歳以上の高齢者は過去最多を更新している一方で日本の人口は減少傾向にあります。

日本の人口減少は確実に進み、2065年には総人口が9000万人を割り込むことが予想されています。
そしてそれに伴い、65歳以上の高齢化率は38,4%まで膨れ上がる予想です。
9000万人に対して3456万人が65歳以上の高齢者というのは凄いことですよね。
年金額の減少は確実
40年後の人口推移をみると、年金支給額は確実に減少していくことが分かりますよね?
年金の仕組みとして、現役世代の納める年金保険料によって年金受給者の支給額に充てています。
40年後、3人に1人以上が年金受給者となると一体いくら貰えるのか想像が付きません。下手をすると年金自体が破綻している可能性もあります。
貰える年金額が少なくなる一方で、寿命が更新し続けていけば老後の不安は膨らむばかりです。
『長生きはリスク』とならないよう若いうちに可能な限り(出来れば100歳以降も生活できるだけの)の準備をしておきましょう。
老後の備えは貯金ではなく投資
老後の備えは定年を迎える65歳~100歳以上となります。
つまり35年分以上の備えが必要となるのです。
備える金額は人によって様々ですが、単純に『年金額+その他収入-毎月の支出額=1か月の不足分』となります。
国民年金のみの場合、仮に満額の6万5000円としてその他収入は0円、毎月の支出が15万円とすると1か月8万5000円が不足します。
8万5000円×12か月×35年とすると、3570万円を老後までに用意しなくてはいけません。
現在の年齢が30歳だとすると定年65歳までに毎年100万円(1か月8万3333円)貯金しなくてはいけないという事です。もしもっと年齢が上の人だったら更に厳しくなりますよね?
つまり老後の備えを貯金だけで補うのは不可能に近いと言えます。
そこで投資の力を使わなくてはいけません。投資には複利の力があり、投資年数を重ねるごとに複利の効果は強まります。
年利5%で35年間運用期間があるとして、3570万円を目標した場合、貯金では毎年100万円(1か月8万3333円)でしたが、投資では毎年37万8000円(1か月3万1500円)で到達する可能性があります。(シミュレーション上では可能な数字です)
- 貯金のみ:年間100万円(毎月8万3333円)
- 投資を使うと:年間37万8000円(毎月3万1500円)
この差は歴然ですよね?
投資のやり方については別の記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
100歳以上生きる上でも投資が重要
65歳から毎月の不足分を補う時に貯金の場合は、当然毎月少しずつ減っていきますよね?右肩下がりで資産は減少していきます。
投資の場合、4%ルールという取り崩し方法を使えば、ある程度資産をキープしたまま毎月の赤字の補填をすることが出来ます。
4%ルールの簡単な説明をすると、投資をしていると毎月5%ずつ資産は増えていきます。(年利5%はあくまで理論上の話です)1年間で5%増えるのに対して4%取り崩しても、むしろ1%資産は増えていく計算となりますよね?
3000万円持っていたとして
- 1年間で5%増える→3150万円になる
- 1年間で4%取り崩す→3150万円の4%→126万円→〚3150万円-126万円=3024万円〛
これが4%ルールです。理論上は資産が一生減らないので100歳以上生きたとしても不安はありません。150歳200歳になっても資産は減らずに残る予定です。
貯金では確実に資産は減少してしまうので100歳を最終目標としてしまうとその後の人生は地獄と化してしまいます。
まとめ
日本は超高齢化社会です。医療の発展、健康意識などによって今後も寿命は伸び続けるでしょう。
寿命が延びて嬉しい反面、老後の不安は大きくなる一方です。
年金支給額は間違いなく下がっていくので、少しでもお金の不安を解消するためにも、早いうちから投資の力を借りましょう。
投資は怖いと感じるかもしれませんが、貯金だけで老後の備えをするのは『リスク』が伴います。投資にももちろんリスクはあり、シミュレーション通りいくことは約束されていません。
しかし人生100年時代に立ち向かうためにも、今すぐ老後の備えをしっかりしておきましょう。
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