つみたてNISA口座で運用する投資信託で『もし1本しか選べない』なら全世界株式をオススメします。
投資を長く続けるためには、リターンを求めるのはもちろんの事、リスクに重点を置いた方が気持ち的に安心できます。
S&P500と全世界株式の比較、リターンとリスクについて徹底解説していきます。
自己紹介
私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。
低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。
2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。
私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。
全世界株式とは?
ここで説明する全世界株式ファンドは『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』を用います。
運用方針
日本を含む先進国ならびに新興国の株式に投資し、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動した運用を目指す。

全50か国・地域の株式を対象としている。
S&P500とは?
ここで説明するファンドは『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』を用います。
S&P500とは米国の代表的な株価指数です。
代表的な大型株500銘柄を時価総額で加重平均で指数化したものです。
S&P500指数に連動するファンドに投資すればアメリカの主要企業500社へ投資しているのと同じ効果が期待できます。
2つのファンドの比較
全世界株式 | S&P500 | |
純資産額 | 561.275.000.000円 | 1.271.833.000.000円 |
信託報酬 | 0.1144%以内 | 0.0968%以内 |
トータルリターン(3年) | 17.74% | 22.09% |
最大下落率(1年) | -12.07% | -7.12% |
この比較を見てみると、純資産額・信託報酬・トータルリターン・最大下落率の全てにおいて『S&P500』の方が勝っているのが分かります。
では何故『全世界株式』をオススメするのか?
全世界株式をオススメする理由
理由はズバリ『リスク管理』です。
投資の格言で『卵は一つのカゴに盛るな』とあります。
S&P500で優良米国企業500社の株式ということで充分なリスク管理は行っています。
しかし唯一の懸念材料が『米国のみ』という点です。
米国は言わずもがな『世界経済の中枢』に位置しています。
リーマンショックがアメリカで発生すると世界中の株式市場に影響を与えました。
〚米国市場の暴落=世界市場の暴落〛という認識で間違いはないでしょう。
しかし、もし『米国のみ』に問題が発生したらどうでしょう?
例えば、戦争などの問題に直面してしまったら?原因不明の何かがアメリカで発生したら?
可能性としては限りなく0に近いとしても、何が起こるか分からないのが未来です。
そのために、全世界株式のような『国の分散』をしておくことがリスク管理に繋がります。
S&P500は米国のみに対して、全世界株式では50の国や地域に分散されています。
50の国や地域に投資しているわけですから、先ほど挙げた問題が発生する確率はこちらの方が圧倒的に多いです。
なので先ほどのデータを見てみると『リターンは少なく』『下落率は大きい』のです。
しかしこのデータを信じすぎないで『もしもの為の保険』と考え、S&P500よりも全世界株式をオススメします。
ちなみに私の保有している投資信託は『国内株式』『先進国株式』『新興国株式』『8資産バランスファンド』で国や投資商品まで多くの分散を心掛けています。
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