- 老後に配当金生活をしたい
- 投資信託よりETF投資をしたい
- 高配当ETFのオススメを知りたい
こういった内容でお送りいたします。
自己紹介
私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。
低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。
2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。
私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。
高配当ETFはアメリカ株を買おう
高配当株投資をして配当金生活を送りたい。
そう考えている人の多くは日本株を保有しようと考えてしまいます。
しかし配当狙いならアメリカ一択です。
- 連続増配株の多さ
- 株主還元の充実
- 日本の高配当ETFに良いのが無い
- アメリカの高配当ETFはオススメ出来る
このような理由で日本株よりもアメリカ株を強くオススメします。
細かい内容は以下の記事にまとめていますので時間があれば読んでみてください。
連続増配・株主還元の記事
日本の高配当ETFが駄目な理由の記事
配当金狙いには個別株よりETFをオススメする理由
配当利回りを比較するとETFよりも個別株のほうが圧倒的に高いです。
しかし個別株にはリスクが伴います。
- 1銘柄の集中投資は危険
- 分散投資するには資金が必要
- 分散投資は管理が大変
1銘柄の集中投資は危険
個別株では株価がずっと右肩下がりになってしまったり、減配リスクがあったり、いくら高配当株だったとしても損をする可能性があります。
株価が元に戻る可能性があればいいですが一生戻らない可能性もあります。
高配当でも結果的にマイナスになっては元も子もないです。
なので最低でも10銘柄以上に分散しなくてはいけません。
よりダメージを減らすことを考えると100銘柄保有しても良いぐらいです。
分散投資するには資金が必要
分散投資が大事だと理解できても資金が無くては意味がありません。
一気に10銘柄以上買うとなると最低でも100万円近くは必要となるでしょう。
分散投資には初期費用が掛かります。
分散投資は管理が大変
資金があって分散投資できる人でも管理が大変です。
- 銘柄選定
- 業種分散
- 減配・無配ニュース
アメリカ株を理解しないと銘柄選定は難しいでしょう。
更にそこから業種を分散しポートフォリオを完成させなくてはいけません。
そして高配当株投資ということで減配・無配ニュースに敏感にならなくてはいけません。
これらを全てあなた自身が行わなくてはいけないのです。
ETFは簡単
個別株に比べてETFが簡単な理由
- 勝手に高配当の数十~数百銘柄に投資してくれる
- 銘柄選定や組み換えも勝手にやってくれる
- 少額から買うことが出来る
個別株で挙げた欠点を見事に補ってくれるわけです。
ただし、配当利回りは個別株のほうが高いです。
原因は様々な銘柄を組み込んでリスクを減らしているからです。
個別株:リスクが高い=配当リターンが高い
ETF:リスクを抑える=配当リターンも下がる
これが個別株よりもETFをオススメする理由となります。
HDV・SPYD・VYMについて
〚HDV・SPYD・VYM〛この3つのETFがどんな商品なのか解説していきます。
3つとも経費率は0.08%以下となっています。
HDV
投資信託組み入れ上位銘柄
- エクソンモービル
- J&J
- ベライゾン・コミュニケーションズ
- シェブロン
- P&G
- フィリップモリス
- メルク
- コカ・コーラ
- シスコシステムズ
- ブロードコム
セクター割合
- エネルギー20%
- 生活必需品15%
- ヘルスケア15%
- 金融12%
- その他38%
生活必需品やヘルスケアなどに特化したファンドであり景気に左右されにくい銘柄を多く保有している。
約75銘柄に投資
配当利回り3.5%ほど
SPYD
投資信託組み入れ上位銘柄
- コノコフィリップス
- Seagate Technology Holdings
- アイアンマウンテン
- リージェンシーセクターズ
- パブリックストレージ
- サイモンプロパティーグループ
- ウェルタワー
- インターパブリックグループ
- ONEOK
- マラソンペトロリアム
セクター割合
不動産と公共事業に50%投資している。
聞いたことが無い会社ばかりだと思いますが主に不動産と公共事業を展開している会社となります。
約80銘柄に投資
配当利回り4%ほど
VYM
投資信託組み入れ上位銘柄
- JPモルガン
- J&J
- ホームデポ
- P&G
- バンクオブアメリカ
- コムキャスト
- エクソンモービル
- ベライゾン・コミュニケーションズ
- インテル
- AT&T
セクター割合
- 金融15%
- ヘルスケア14%
- 消費財13%
- 資本財12%
- テクノロジー11%
- 消費者サービス9%
- 石油・ガス8%
- 公益8%
- 通信5%
- 素材3%
このようにセクターも満遍なく分散しています。
約400銘柄に投資
配当利回り3%ほど
組み合わせ方
HDVとVYMの2つは同じような会社に投資していますがセクター割合に違いがあります。
VYMは400銘柄と分散していますが、HDVは75銘柄と少ない特化型となっています。
この2つを1:1の割合で保有することでお互いの長所と短所を補う基本的な形となるでしょう。
SPYDの役割となるのは配当利回りが高さです。
配当利回りを多く求める場合に組み入れるようにしましょう。
ただし不動産・公共事業は景気敏感な業種の為
HDV:4
VYM:4
SPYD:2
これぐらいの割合にしたほうが無難でしょう。
トータルリターンを見てみよう
HDV・VYM・SPYDの2018年~2021年のチャートを見てみましょう。

- 緑がVYM
- 青がHDV
- 黄色がSPYD
1年前にコロナショックを受けたものの見事に3つとも回復しています。
SPYDがコロナショックで大きく下落していることからリスクの高さも理解できると思います。
配当利回りを求めるあまりリスク管理が疎かにならないよう気を付けましょう。
日本の高配当ETFはオススメ出来ないという記事があります。
比較して貰うと上記3つのETFがどれだけ優れているか理解できると思うので参考にしてみてください。
まとめ
〚HDV・SPYD・VYM〛をオススメする理由
- 個別株より知識を必要としない
- 少額から購入することが出来る
- 銘柄分散・セクター分散されている
- アメリカは連続増配銘柄が多く存在している
- トータルリターンでもプラスとなっている
配当金生活を送るにはアメリカ株の存在は欠かせません。
しかしアメリカの知らない銘柄に投資するのは怖いと感じる人も多いでしょう。
HDV・SPYD・VYMは高配当株ETFの代名詞と言えます。
分散が効いていて組み合わせることにより更なる効果をもたらしてくれるでしょう。
配当利回りは現時点では株価が高くなっている為、低く感じるかもしれません。
しかし最高値を更新している現在で3%近い配当利回りを確保しているのは凄いことです。
老後に配当金生活を夢見ている人は是非検討してみてください。
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