家族から資産運用を頼まれたらどうすればいいのか?
何も知らずに引き受けてしまうと違法になってしまうかもしれません。
- 家族から資産運用を頼まれたときの注意点
- 対処法
- 違法の場合の処分
- 解決策
これらについて説明していきます。
自己紹介
私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。
低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。
2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。
私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。
家族に資産運用を頼まれても問題ないのか?
親や兄弟の証券口座を使ってあなたが取引していいのか?
残念ながら〚問題アリ〛です!
基本的に他人名義の証券口座を他の誰かが(家族を含む)手続きなしで扱うことは禁止されています。
解決策は?
解決策は『代理人登録申請』をしましょう。
親や兄弟の代理で資産運用をするという申請です。
しかし注意点があります。
手数料の安さ、商品の豊富でオススメのネット証券では『代理人登録申請』を行うことは出来ません。
野村證券などの実店舗を構えている証券会社のみ申請が可能となっています。
つまりネット証券では他人名義の証券口座は一切触ることが出来ないので注意しましょう。
バレるのか?
『どうせバレないからやって欲しい』と頼まれてもバレる可能性があります。
例えば、親とあなたが離れて暮らしているはずなのに同一PCからのログインがあった場合、IPアドレス(インターネットの住所)が一致してしまうと発覚します。
しかしパソコンに詳しくない親も居るでしょう。
その場合、親と同席をして最終確認を親がしている状況であれば違法にはなりません。
上記の場合は『代理人』ではなく『使用人』扱いとなる為、問題ありません。
親と同居している場合はIPアドレスが一致しても基本的には問題ありません。
しかし親と同居の確認が取れない場合は違法となります。
口座を一つにしてお金のやり取りだけをすれば問題ないのか?
他人の証券口座を使えないのなら『お金だけ預かって一緒に資産運用すればいいじゃないか?』と思う人も居るかもしれませんが注意が必要です。
親のお金→子供に託す
この行為は『贈与』に当たる可能性があります。
金額にもよりますが贈与税を取られる可能性があります。
家族間での『お金の貸し借り』という名目では贈与に当たらないのですが、資産運用によって大きな利益が出た場合に、お金の移動があったら貸し借りではなくなり『贈与』となってしまうので注意しましょう。
処分はどうなるのか?
他人名義の証券口座を他の誰か(家族を含む)が申請をしないで運用していたらどうなるのか?
『証券口座の凍結』です。
証券口座を凍結されると一切の売買が出来なくなります。
またお金を引き出すことも出来なくなるので覚えておきましょう。
家族自身にやってもらうのが一番
あなたが資産運用を頼んできた家族に対して投資のやり方を教えてあげるのが一番です。
投資信託での運用なら
- ファンドの選定
- 自動積み立て設定
- リスクとリターン
この3つを理解させて設定してもらえば、後は証券口座にお金を入れておくだけで勝手に運用されます。
『投資ってこんなに簡単なの?』と思ってもらえるように、正しい投資のやり方を教えてあげましょう。
まとめ
- 家族の資産運用を行う場合は『代理人登録申請』をしよう
- 申請をしないで運用しているのが発覚すれば『口座凍結』の処分が下る
- お金の移動は『贈与』の疑いがあり『贈与税』を取られる可能性がある
- 資産運用は親自身にやってもらうのが一番
- もし頼まれても断りましょう
資産運用は当然ですが価格変動します。
『資産運用はしたいけど勉強は一切したくない。だからやってくれ』と頼まれてもキッパリ断りましょう。
お金の問題で家族の関係に亀裂が生じる場合もあるので、お金の管理は所有者にしてもらうのが一番です。
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