- 単身世帯と2人以上世帯の貯金額
- 結婚相手に求める貯金額
- あなたの貯金額は上位何%
- 貯金額より大切な事
家族や友人や同僚などに貯金額を聞くことは難しいですよね?
平均を知っておけば、あなた自身の貯金額と比較して『もっと頑張ろう!』『平均より多いから安心』など思うことが出来ます。
貯金が全くない人、貯金に自信がある人、世間と比較して参考にしましょう。
自己紹介
私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。
低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。
2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。
私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。
世代別の貯金額(株や債券などの金融資産を含む)
単身世帯 | 2人以上世帯 | |||
年齢 | 平均値 | 中央値 | 平均値 | 中央値 |
20代 | 113 | 8 | 292 | 135 |
30代 | 327 | 70 | 591 | 400 |
40代 | 666 | 40 | 1012 | 520 |
50代 | 924 | 30 | 1684 | 800 |
60代 | 1305 | 300 | 1745 | 875 |
平均値と中央値の違いについて
平均値とは人数÷合計を表します。
中央値とは真ん中の人を表します。
- A君:10万
- B君:20万
- C君:30万
- D君:40万
- E君:1000万
このような5人が居たとするとこうなります。
- 平均値は1100万÷5人=220万
- 中央値は真ん中の人(C君)=30万
平均値では一人が飛び抜けた数値を出してしまうと正確なデータを計ることが出来ない為こういう場合は“中央値“を参考にしたほうが良いでしょう。
単身世帯の貯金額を中央値で見てみよう
20代では8万円となっており、貰った給料はほぼ全部使っているという状況です。
30代では70万円となっており、20代に比べて確実に給料が上がるため生活に余裕が出来て貯金額が増えたのでしょうが老後の蓄えとしてはまだまだ不安な状況です。
40代では40万円となっており、30代に比べて減っています。原因として考えられるのは給料アップに伴って家賃を上げる、病気になったら困ると高めの保険に加入など年齢に応じて生活水準を上げる人が多いのでしょう。
50代では30万円となっており更に下がっています。40代~50代では給料も上がらなくなり生活水準も高いまま維持しているのが原因で貯金まで手が回らないのでしょう。老後の不安を感じているはずなのに貯金がないのは怖いですね。
60代では300万円となっており一気に跳ね上がっているように見えますが主に退職金だと思います。老後は厚生年金のみで生活しなくてはいけない状況であり、国民年金のみの人は破産確定と言っても良いでしょう。
まとめ
単身世帯は全ての年代で貯金が少なすぎる印象を受けます。20代~50代までは100万円すら持っていない状況です。こうならない為にも若いうちから貯金が出来る仕組みづくりが大事だと思います。今が楽しいのが大事なのは分かりますが『今と未来』のバランスを考え普段から少しでも貯金に回すようにしましょう。
2人以上世帯の貯金額を中央値で見てみよう
単身世帯と比較するとかなり多い結果となっており原因として考えられるのは
- 共働きによる収入増加
- 結婚資金の準備
- 教育費の準備
- マイホーム購入の準備
20代では給料が少ないながらも幸せな家庭を築くためにお金を貯めておこうという意思を感じ、単身世帯とは比べ物にならないほど貯金額が多いですね。
30代では給料も上がり共働きの効果も発揮して135万から400万円にアップしています。
40代では30代に比べて120万円しかアップしていませんが主な原因は子供の教育費、マイホーム購入などが考えられます。30代~40代にかけては一番お金を貯めずらい時期となっており、その結果が如実に表れているのが分かります。
50代では一気に800万円まで上昇していますが、収入増加に加えて子育てが一段落する時期でもあり、2人以上の世帯では2番目にお金を貯めやすい時期でもあります。ちなみに1番目は20代~30代にかけての子供のいない夫婦共働きの時期です。50代の時期に老後資金をある程度確保することが重要になります。
60代では退職金が期待できる一方、少ない年金に頭を悩ませる生活が待っています。
まとめ
単身世帯と比較すると老後の事を考えしっかりと貯金しているのが分かります。
しかし60代で875万円では心許なく、豊かな老後生活を送るのは厳しいでしょう。
結婚相手に求める貯金額はいくら?

20代・30代の女性にアンケートを取った結果です。
300万円~500万円未満が37.2%と一番高い結果となっています。
次に100万円~300万円未満で30.4%
単身世帯の中央値と比較すると9割の女性が拒絶する結果となっています。
結婚を考えているなら500万円ほど貯金があれば7割以上の女性の条件はクリア出来そうですね。
あなたの貯金額は上位何%?
貯金額に自信がある人、自信が無い人、あなたの貯金額が世間でどれほどの位置に属しているのかを確認してみましょう。
20代~50代の数千人に貯金額を調査した結果(60代は定年や退職金がある為除く)
- 100万円未満:33%
- 100万円~200万円未満:15%
- 200万円~300万円未満:10%
- 300万円~400万円未満:10%
- 400万円~500万円未満:5%
- 500万円~600万円未満:8%
- 600万円~700万円未満:2%
- 1000万円以上:10%
あなたの貯金額は上位何%に入りますか?
- 100万円未満の人は下位33%
- 100万円~200万円の人は上位50%
- 200万円~300万円の人は上位40%
- 300万円~400万円 の人は上位30%
- 400万円~500万円 の人は上位25%
- 500万円~600万円 の人は上位17%
- 600万円~700万円 の人は上位15%
- 1000万円以上の人は上位10%
貯金額より大切な事
貯金が多いに越したことはないですが、若いうちから『貯金だけ』に励んでいては残るのはお金だけとなってしまいます。
経験や思い出にお金を使う自己投資の大切さも忘れないでください。
”今を楽しみながら”老後の蓄えもしていくバランスが重要です。
家族や友達と行った旅行などの経験は『記憶』に残り、その記憶を思い出すことで経験を再体験することが出来ます。
まとめ
世代別の貯金額を見てみると『単身世帯』『2人以上世帯』の中央値では老後を安心して過ごすことは難しい結果となっています。
あなたの貯金額が中央値ではなく”平均値”に近ければ周りと比較しても優秀な部類に入るでしょう。
中央値と比較して安心するのではなく平均値を目指して老後の安心を手に入れましょう。
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