友達や同僚はいくら貯金しているのだろう?
友達や同僚に聞いてみると『貯金なんて全然ないよ』と言いますがこの言葉信じて大丈夫?
知りたくても聞くことは出来ませんが年代別で大体いくら持っているかは分かります。
あなたと周りを比べてみて今のままでいいのか参考にしてみてください。
私は2016年から投資を行っており、資産は800万円を超えました。
低収入、ノーボーナスのアルバイト生活ながら資産を築けていると個人的に思います。
私が経験してきたことを少しでも共有できれば幸いです。
20代~50代の金融資産保有額

銀行の調査などによってある程度の数値は発表されています。
金融資産ということで預金だけではなく株や債券や不動産なども含みますので注意してください。
さっそくですが年代別に見てみましょう。
20代の金融資産保有額
81%の方が500万円未満
11%の方が500万~1500万未満
1500万円以上は0%
未回答が8%
平均貯蓄額は165万円、中央値は71万円です。
30代の金融資産保有額
60%の方が500万円未満
24%の方が500万円~1500万円未満
7%の方が1500万円以上
未回答が9%
平均貯蓄額は529万円、中央値は240万円です。
40代の金融資産保有額
50%の方が500万円未満
28%の方が500万円~1500万円未満
11%の方が1500万円以上
未回答が11%
平均貯蓄額は694万円、中央値は365万円です。
50代の金融資産保有額
42%の方が500万円未満
23%の方が500万円~1500万円未満
25%の方が1500万円以上
未回答が10%
平均貯蓄額は1194万円、中央値は600万円です。
このような結果となりました。(家計の金融行動に関する世論調査2019(2人以上世帯))から抜粋
ちなみに各年代の平均貯蓄額、中央値は預金のみの金額となっております。
平均値と中央値の違いについて

各年代の表に『平均貯蓄額』と『中央値』という言葉があり数値にかなりの差がありますがこの違いは何なのか説明していきます。
平均貯蓄額とは
貯蓄額のアンケートに答えた人が5人いるとしましょう。
- A君は10万円
- B君は20万円
- C君は30万円
- D君は40万円
- E君は5000万円
このようなアンケート結果になった場合どうなるか?
平均貯蓄額とは『全ての数字を足して人数で割った値』を示します。
10万+20万+30万+40万+5000万=5100万
5100万÷5=1020万
このアンケートでの平均貯蓄額は1020万円という結果となります。
ここで疑問が生じますよね?4人はそんなに貯金していないです。
平均値とは一人が飛びぬけて凄い数値を出してしまうと数値が一気に上がってしまうデメリットが生じます。
そこで中央値の出番となります。
中央値とは
中央値はアンケート結果の中央の数値を表したものになります。
この場合は貯蓄額の中央値は30万円となるわけです。
30万円と聞くとABCDの4人は『大体合っているな』と共感できる数値となるのです。
中央値を信じるな

あなたの貯蓄額は同年代の表と比べてどうでしょうか?
金融資産を持っている方は金融資産で比べてみて、貯蓄しかしていない方は平均貯蓄額、中央値で比べてみてください。
『平均貯蓄額なんて持っていないよ!中央値が限界だ!』と思いませんか?
しかし老後資金の事を考えて目標を中央値にしていると痛い目を見るかもしれません。
老後資金について『老後2000万円問題』がありましたね。
政府が老後生活を送るのに年金だけでは生活が成り立たないので別で2000万円用意してください発表がありました。
中央値では到底2000万円は無理な状況です。
目指すべきは中央値ではなく平均貯蓄額となります。
金融資産を手に入れよう

平均貯蓄額の数値は預金のみとなりますが、金融資産を見てみると意外と多くの方が保有しているのが分かります。
30代で見ると4人に1人が500万~1500万未満を保有していることになり、50代に至っては4人に1人の方が1500万以上を保有しています。
預金のみの人と金融資産を保有している人のお金の差は広がるばかりです。
預金のみで老後2000万円問題を解決するのは非常に難しいです。
早めに金融資産を手に入れて資産アップを目指したほうがいいでしょう。
あなたの周りにも『貯金は全然していない!(金融資産は持っているけどね)』という人が居るかもしれません。
周りの言葉を鵜呑みにするのは止めましょう。
まとめ

あなたの資産と各年代の資産を比べていかがだったでしょうか?銀行預金のみの方は中央値に近い結果となっていませんか?
平均貯蓄額の数値を上げているのは恐らく金融資産保有者だと思います。
貯金の目的が『老後の生活費』だとしたら早めに金融資産を手に入れておきましょう。
あなたの周りにも老後の備えに資産を貯め込んでいる人が居るでしょう。
いざ老後を迎えた時に『えっ!そんなに貯めていたの?』と焦らないように早め早めの準備をしておくことをオススメします。
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