貰える年金が少ないから繰り下げ受給しようか悩んでいる人は『何歳で元が取れるだろう?』と必ず疑問に思うはず!
しかしイチイチ計算するのは面倒ですよね?
そんな時に便利なのが12を足すだけで損益分岐点が分かる法則があります。
これを覚えておくだけで繰り下げ受給開始年齢の押し引きの目安となるでしょう。
自己紹介
私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。
低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。
2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。
私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。
年金繰り下げ受給とは?
年金の受け取り開始年齢は原則65歳からとなっています。
しかし65歳よりも受け取る年齢を遅らせることによって年金受給額を増やすことが可能です。
これを繰り下げ受給と言い、1か月遅らせるごとに0.7%増額されて最大75歳まで(120ヵ月)繰り下げる事が可能となっています。そうすると〚120ヵ月×0.7%=84%〛が増額されます。
ちなみに65歳よりも前に年金を貰うことも出来ます。これを繰り上げ受給と言い、1か月早く受け取るごとに0.5%減額され、最大5年間(60ヵ月)で30%の減額がされます。
損益分岐点
損益分岐点とは『65歳から貰った人と受給を遅らせた人で何歳になったら元が取れるのか?』を表した点のことです。
例えば
Aさんは65歳から毎月10万円支給されているとしましょう。
Bさんは68歳から受給を開始して毎月25.2%アップの12万5200円支給されるとします。
Aさんは65歳→68歳までに360万円。この時点でBさんは0円となります。
この支給額がいつ元が取れお得になるのか?簡単に計算できます。
支給開始年齢に12を足すだけで簡単に計算できる
支給開始年齢に12歳足すだけで損益分岐点が分かるようになっています。
先ほどの例で表してみましょう。
68歳から受給を開始した場合、支給額は25.2%アップの12万5200円ですよね?
68歳から12歳足して80歳時点で貰える金額を見てみましょう。
12年間×12か月×12万5200円=1802万8800円となります。
65歳から年金を貰っていた場合、80歳時点で15年間年金を貰い続けています。
15年間×12か月×10万円=1800万円となります。
簡単に損益分岐点が分かりますよね?
繰り下げ受給最大の75歳とした場合、支給額は84%アップの18万4000円となります。
75歳→87歳
12年間×12か月×18万4000円=2649万6000円
65歳→87歳
22年間×12か月×10万円=2640万円
87歳になると損益分岐点となり元が取れお得になります。
どれだけ繰り下げ受給しても12年間で元を取ることが出来るというわけです。
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