つみたてNISAでお金持ちになるのは無理ゲー

つみたてNISA
  • 投資に興味があって、つみたてNISAが良いって聞いた
  • お金持ちはつみたてNISAを始めているらしい
  • つみたてNISAで老後資金は貯まるらしい

投資の噂としてこんな話を聞いたことはないでしょうか?

しかし残念ながら、つみたてNISAではお金持ちになることは無理です。

何故お金持ちになれないのにつみたてNISAをオススメしているのか?その理由を徹底解説!

自己紹介

私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。

低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。

2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。

私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。

つみたてNISAの概要

つみたてNISAとは、少額から〚長期・分散・積立投資〛を支援するための非課税制度です。

  • 非課税投資枠:年間40万円が上限(非課税投資枠は20年間で最大800万円)
  • 非課税投資期間:20年間
  • 投資可能期間:2018年~2042年
  • 投資商品:投資信託とETFのみ

つみたてNISAでは、毎年40万円を上限とした投資信託もしくはETFが購入可能です。

各年に購入した投資信託を保有し続けている間に得られる分配金や、値上がりした時に売却して得られる利益に対して課税されません。(購入した年から数えて20年間)

お金持ちになれない理由

つみたてNISAは、投資を始めるにあたってとても優れた制度であり、国もこの制度を使って国民に投資を始めて欲しいと願っています。

多くの雑誌やSNSなどで『つみたてNISAで資産運用しよう』と謳っています。(私のブログでも推奨しています。)

しかし残念なことに、つみたてNISAではお金持ちになることは出来ません。

ここでのお金持ちの定義として『老後に安心して過ごせるかどうか』を基準に説明します。

何故お金持ちになれないのか?

つみたてNISAの投資額の上限は年間40万円(毎月3万3333円)となっています。

運用期間が20年。年間利回りを5%(S&P500の利回り平均)と仮定した場合どうなるのか?

(金融庁シミュレーション)

20年後の資産合計は1370万円となっています。

  • 投資元本:800万円
  • 運用収益:570万円

この金額でお金持ち(老後を安心して過ごせる)と言えるでしょうか?

政府の試算では年金にプラスして老後2000万円は必要と言っていましたが、630万円足りないですよね?

つまり、つみたてNISAではお金持ちになることは無理と言えるでしょう。

対策

つみたてNISAでお金持ちになれないのなら『やらない方が良い』のか?と聞かれれば『絶対にやったほうが良いです!』

理由は、少なくとも20年後に1370万円の資産形成はシミュレーション上可能だからです!

残り630万円を補う事が出来ればお金持ちになれますよね?

対策方法は2つです。

  1. 運用期間を延ばす
  2. 運用金額を増やす

運用期間を延ばす

運用期間が20年で足りなければ運用期間を延ばせばクリア出来ます。

先ほどと同じ条件で運用した場合、25年後には1985万円となり、26年後には2120万円となります。

65歳を定年とすると39歳までに投資を始める事が出来れば理論上は2000万円を貯めることが出来るという事です。

しかし現在、40代や50代の人はどうすればいいのか?という疑問には次の解決策しかありません。

運用金額を増やす

つみたてNISAの非課税投資枠の上限は年間40万円(月3万3333円)です。

これ以上の金額を運用する場合には『特定口座』を使うしかありません。

特定口座で運用した場合は、運用収益は課税対象となるので約20%の税金が取られます。

不足分の630万円を稼ぐには780万円ほどの運用収益が必要となります。(780万円の20%課税されると約630万円となります)

この条件を満たすために毎月5万3000円を積み立てる事が出来れば、シミュレーション上では20年後に2178万円となります。

  • つみたてNISA:3万3333円
  • 特定口座:約2万円

毎月5万3000円を投資に回すのは厳しいかもしれませんが、運用期間が短い人にとっては『投資金額を増やす』しか選択肢が無いので頑張るしかありません。

高齢者で20年間運用する事が出来ない人にとっては更なる金額アップが必要となります。

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