老後破産とは定年後の年金生活でお金が足りなくなり生活が困窮してしまう状態
定年前にいかに準備しておくかが大事で、準備を後回しにしてしまうと誰にでも訪れる可能性があります。
そこで今回は老後破産しやすい人の特徴を5つ紹介!当てはまる人は老後に向けて早めに準備しておくことが重要です。
自己紹介
私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。
低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。
2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。
私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。
国民年金のみの人
年金支給額
- 国民年金(満額):6万5000円
- 厚生年金(平均):14万5000円
厚生年金を貰うことが出来ない第一号被保険者(自営業者・無職など)の人は最高でも6万5000円内で生活しなくてはいけません。
更に今後年金支給額は減少する可能性がある為、厳しい老後生活が待っています。
国民年金しか貰うことが出来ない人は早めの準備を心掛けましょう。
対策
国民年金を満額支給されたとしても生活は成り立たないでしょう。
まずは国民年金を増やすことが出来る『付加年金』と『繰り下げ受給』をやりましょう。
第一号被保険者(自営業)であれば定年制度を引き延ばせる環境の人が多いはずです。
なるべく年金に頼らず現役さながらの収入を手に入れて繰り下げ受給(最大75歳まで)を精一杯目指しましょう。
更に『投資』にもチャレンジしましょう。
iDeCoを使って自分年金を作り出すことが出来れば厚生年金に匹敵するほどの年金額を手に入れる事だって出来ます。
住宅ローンが定年後も続く人
住宅ローンを組んでいて完済が65歳を超える人は危険です。
定年を迎えると当然ですが収入は年金しかありません。(資産を持っているなど例外もあります)
つまり年金額から毎月住宅ローンを支払う事となります。
現役時代の給与よりも年金支給額はほぼ間違いなく少ないと思われるので定年後一気に赤字家計に陥ることも有り得ます。
赤字家計が続くと老後破産の道へ足を踏み入れてしまいます。
対策
住宅ローンはなるべく早くに終わらせるのが良いので、住宅ローンの繰り上げ返済を積極的に行いましょう。
繰り上げ返済をすれば将来支払うはずだった金利も支払う必要が無くなります。
そんなこと言われても繰り上げ返済できる状況じゃない人は大勢居るはずです。
そこでまずは『家計の見直し』をして毎月の支出を抑える事から始めましょう。
そこで浮いたお金を繰り上げ返済に充てて出来るだけ早く、最低でも定年前までに完済すれば老後の生活は安定するでしょう。
まだ家を買っていない場合は『持ち家よりも賃貸』をオススメしています。
詳しい記事はこちら
子供が成人するのが55歳以降の人
社会人となり貯金を頑張りたいと思っている人が知っておくべき『貯金のゴールデンタイム』と呼ばれる時期があります。
- 社会人1年目~結婚後子供が出来るまで
- 子供が親元を離れて~定年まで
上記の期間は貯金がしやすいです。
つまり子供が出来てから~親元を離れるまでの期間は『貯金が出来ない』と言われています。
30歳で子供が出来ると仮定すると
- 22歳~30歳までの8年間
- 子供が22歳で親元を離れると53歳~65歳(定年)までの12年間
普通に考えると初めの8年間よりも、後の12年間の方が会社での立場も上になり給料も多くもらえる事でしょう。
この後半の期間を長くすればするほど貯金が捗ります。
55歳以降に子供が成人を迎え親元を離れた場合、定年まで残り5年~10年です。そこから貯金のゴールデンタイムに突入しても貯金できる金額は限られています。
貯金が思うように出来なければ老後破産する確率は上がるでしょう。
対策
子供が出来るタイミングは運命ですから逆らうことは出来ません。
だからこそ社会人1年目~子供が出来るまでにしっかりとお金を貯めておくことが重要です。
共働きの場合は貯金スピードは加速するはずです。
そして現在子供がいる家庭の場合、なるべく『養育費』『教育費』を掛けないことをオススメします。
- いくつも習い事をさせる
- 洋服にお金を掛け過ぎる
- 一度きりの物にお金を掛け過ぎない
- 公立高校に合格して貰う
- 自宅から通える大学に行ってもらう
少しでも子供のお金を節約して、子供が居る時期でも貯金が出来る仕組みを作ることが大切です。
そして子供が親元を離れたら一気に貯金にブーストを掛けましょう。今までの教育費などを全て注ぎ込むぐらいの感覚で自分たちの老後の心配をしていくことが重要です。
老後の心配を子供にさせると、親も子供も嫌な気持ちになるでしょう。心配させないためにも早めの準備を心掛けましょう。
定年後に色々とやりたいことがある人
定年後に色々と計画を立てている人は老後破産予備軍です。
- 1年に1回は海外旅行に行きたい
- 1年に数回は温泉旅行に行きたい
- 趣味に没頭したい
- 退職金でご褒美を買う
定年を迎えると達成感が訪れ財布の紐は緩むでしょう。少しならご褒美に使っても大丈夫と思うかもしれませんが、度が過ぎる計画を立てているとすぐにお金を失います。
退職金などでいきなり大金が入るとお金の感覚がマヒしやすいので気を付けましょう。
対策
色々とやりたいことがあるのは人生が充実していて素晴らしいと思いますが計画を詰め込み過ぎるとすぐに破産してしまいます。
そこで定年前に『退職金の有無』『年金額の把握』『毎月の支出額の把握』『余裕資金の把握』をして、その中で叶えられる夢を長い人生の中でゆっくりと消化していくのが良いでしょう。
定年後に一気に計画を詰め込み過ぎるとお金と楽しみを同時に失います。
65歳~100歳までと仮定しての35年間を有意義に過ごしましょう。
生活レベルを落とせない人
定年を迎えても生活レベルを落とせない人は要注意です。
現役と比べ圧倒的に収入は減少するのに対して、生活レベルが落とせないという事は支出が変わらないという事です。
つまり赤字家計予備軍だと言えます。
収入(年金)に応じてその都度支出を見直し、35年近く続く老後生活を生き抜くためにも計画を立てて無理だと判断したらすぐに生活レベルを落とさないと老後破産にまっしぐらでしょう。
対策
生活レベルを急に落とすのは非常に難しい行為です。
そこで現役時代の内から徐々に生活レベルを落としていくのが効果的です。
例えば子供が親元を離れたタイミングで広い家から少し狭い家に引っ越す。子供が居て3人生活だったのが居なくなり夫婦2人なら1部屋無くなっても問題ないということです。
会社勤めの時は車が必須だった場合には退職後に車を手放し公共交通機関を利用してみるなど。
一番に手を付けるポイントは住宅であり、賃貸の場合は安い物件に引っ越し、持ち家の場合は売却も検討しても良いかもしれません。せっかく買ったのに勿体ないと感じるかもしれませんが、夫婦2人で広い家に住み続けるのは空き部屋の掃除も面倒ですし合理的ではありません。
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