国民年金の納付45年間に延長検討!?理由は受給水準の低下食い止めではなく年金破綻か!?

年金

政府は国民年金の保険料の納付期間を現行の40年から45年に延長することを検討中!

理由は受給水準の低下食い止めらしいけど本当の所は年金システムが破綻するからかも!?

自己紹介

私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。

低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。

2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。

私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。

国民年金の納付が45年間に延長!?

現在、国民年金は20歳~60歳までの40年間。厚生年金は20歳~最大70歳までの50年間保険料を納める事が可能です。

これが今回20歳~65歳までの45年間保険料を納めなくてはいけなくなるかもしれません。

国民年金の対象者である第一号被保険者(自営業・無職など)であれば定年後(60歳以降)も働き続けることが予想されるので納付できるのはありがたいかもしれませんね。

当然、納付期間が増えれば増えるほど、年金支給額も増えていくので、老後の生活が楽になるかもしれません。

65歳まで納めていくら増えるのか?

では実際に65歳まで納付を続けるといくら受給額が増えるのか?

2022年時点での国民年金を満額支給されている人は月額6万4816円(年間77万7792円)です。

40年間(480ヵ月)保険料を納めて77万7792円支給されています。

77万7792円÷480ヵ月=1か月当たり1620円

つまり1か月保険料を納めると1620円増えるというわけです。

これを65歳までの5年間(60ヵ月)に換算すると10万5300円となります。

  • 60歳までの40年間:77万7792円(月額6万4816円)
  • 65歳までの45年間:88万3092円(月額7万3591円)

これだけ増えれば多少生活が楽になるかもしれませんね。

そんな甘いものではない

ここまでのシミュレーションは『あくまで現時点での』であり、残念ながら5年間多く保険料を納めても受給額は増えない可能性があります。

日本の年金制度は『賦課方式』を採用しています。

賦課方式とは、その時働いている現役者が支払う保険料で高齢者の年金支払いを補うという意味です。(簡単に言うと若者の納めたお金でお年寄りの年金の支払いに充てている)

そして日本は少子高齢化が進み続けており、2060年には人口の3分の1が65歳以上の高齢者になると言われています。

この2つを考えると、将来年金システム自体が機能しなくなってもおかしくありません。

年金システムはギリギリ成り立つかもしれませんが、ほぼ確実に年金支給額は減少していくでしょう。

2022年時点では年間77万7792円だったのが、将来50万円を下回ることも十分考えられるでしょう。

そうなると65歳までの5年間多く納めたところで、現在の77万7792円には届かない可能性が大いにあります。

政府は『受給水準の低下食い止め』を理由に5年間の延長を検討していますが、本音としては年金システムを少しでも細く長く機能させることが狙いかもしれないですね。

あなたが年金生活を過ごす際に、少しでも楽が出来るように早めの準備を心掛けましょう。

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