- みんながオススメするつみたてNISAは本当にいいの?
- 落とし穴がありそうで怖い
- 長所と短所を知りたい
こういった方に向けて記事を書いていこうと思います。
私は2016年から投資を行っており、資産は800万円を超えました。
低収入、ノーボーナスのアルバイト生活ながら資産を築けていると個人的に思います。
私が経験してきたことを少しでも共有できれば幸いです。
つみたてNISAの欠点
- 毎月33333円(年40万円)までしか積み立て出来ない
- 株式のみで債券やREITを取り扱っていない
- ロールオーバー出来ない
- リバランスする意味があまりない
このような欠点があります。
毎月33333円(年40万円)までしか積み立て出来ない
つみたてNISAの上限は20年間で年間40万円となります。
毎月33333円積み立てをし年間利回り5%で運用出来たとするとこうなります。

20年間頑張っても老後2000万円問題は解決しません。
20年間で2000万円貯めるには最低月5万円必要になります。
残りの17000円を課税口座で運用する必要があり、その利益には税金(約20%)が課せられます。
株式のみで債券やREITを取り扱っていない
つみたてNISAの対象商品は基本的には株式のみとなります。
国内債券・海外債券・国内REIT・海外REITを購入することは出来ません。
もし購入したいならバランスファンドを選ぶ必要があります。
投資のリスクの面においては債券を組み入れたほうがリスクを抑えられます。
しかしリターンだけを見れば株式のみで運用したほうが良いでしょう。
下落リスクに耐えることが出来るなら、つみたてNISAで問題ないかもしれません。
しかしいざ暴落場面を迎えると平常心で投資と向き合うのは厳しいと感じます。


私の実際のコロナショックによる暴落場面です。
約4年間も運用で、利益97000円だったのがわずか2か月ほどで損失176000円となりました。
2ヵ月で26万円を失うわけです。
まだ運用期間が短い段階だったので金額的にダメージは少なかったのですが、もし運用10年、15年と長くなれば金額的にも100万円~200万以上無くなります。
リスクに耐えるということはこういう事です。
ロールオーバー出来ない
ロールオーバーとは簡単に言えば『非課税期間の延長』です。
通常のNISAでは非課税期間が5年間ですがロールオーバーによって最長10年まで伸ばすことが出来ます。
しかしつみたてNISAではロールオーバーが出来ないので20年経てば自動的に『売却or特定口座に移す』を選択しなくてはいけません。
複利の効果が最大限発揮してくる頃に課税口座になるわけですからもったいないですね。
リバランス効果があまりない
債券・REITの商品を取り扱っていないことに通じることですが、つみたてNISAではリバランスの効果が上手く発揮されません。
リバランスとはあなたが決めた理想のポートフォリオのバランスが崩れた時にバランスを整えてリスクとリターンを管理する方法です。
一般的なリバランスは
理想のバランスが株式50% 債券50%とした場合
株式が30% 債券が70%となると債券を20%売り、売却したお金で株式を20%買うという事です。
しかしつみたてNISAの場合は
株式のみなので株式が下がる時は世界中の株式が下がっている傾向にある為、効果が非常に薄いです。
リバランスの詳しい説明はこちらの記事にありますのでじっくりご覧ください。
まとめ
- 20年間で老後2000万円問題を解決するには年40万円では足りない
- 債券・REITを購入できないのでリスクが伴う
- ロールオーバー出来ないので複利による利益拡大時に課税されてしまう
- リバランスの効果があまりないため暴落場面に弱い
つみたてNISAにも欠点はあります。
その欠点をしっかりと理解してから投資を行うことで不測の事態にも対応できるようになります。
つみたてNISAはオススメか?と聞かれれば、『オススメ出来る』と言います。
オススメ理由
- 株式一本のほうがリターンが良い
- 毎月33333円投資できる生活環境は優良家庭である
- 20年という長い期間非課税で投資できるのでロールオーバーはしょうがない
- リバランスの効果は少ないがやる意味はある
長所にも目を向けてあなた自身で『一般NISA』か『つみたてNISA』のどちらかを選択しましょう。
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