【電気代高騰の原因とは?】私たちが今から出来る電気料金値下げ対策3選!

効果のある節約

世界情勢が不安定な状況で日本だけでなく世界中で電気料金の高騰が止まりません。

政府はこの状況を何とかしようと『1世帯当たり最大2000円の支援金』を用意すると言っていますが、そんな金額を貰っても生活は楽になりませんよね?

そこでこの記事では今から出来る電気料金値下げ対策を3つ紹介!

即効性のある方法から、長期的に見て回収できる方法まで紹介するので参考にしてみてはいかがでしょうか。

自己紹介

私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。

低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。

2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。

私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。

そもそも何で電気料金は高騰しているの?

まずは電気料金の基本を知っておきましょう。

電気料金の内訳は以下の通り

  1. 基本料金
  2. 電力量料金
  3. 燃料費調整額
  4. 再生可能エネルギー発電促進賦課金

1~4を全て足した金額があなたの支払う電気料金となります。

1.基本料金

基本料金は、電力会社が契約プランごとに設定した『固定料金』となります。これは電気を一切使わなかったとしても発生します。

2.電力量料金

電力量料金は、『使用した電力量に応じて発生する料金』の事です。電気を使えば使うほど請求される電気料金が上乗せされていく仕組みです。

3.燃料費調整額

燃料費調整額は、『燃料価格の変動を電気料金に反映させる仕組み』のことです。

電力会社は、天然ガス(LNG)や石炭といった燃料をもとに発電しています。LNGや石炭の価格が上がれば燃料費調整額が高くなり、LNGや石炭の価格が下がれば燃料費調整額は安くなります。

日本はLNGや石炭の多くを『海外からの輸入』に頼っているのが現状です。

4.再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)

再エネ賦課金とは、再生可能エネルギーの『固定価格買い取り制度』の消費者負担金の事です。

固定価格買い取り制度とは、太陽光などの再生可能エネルギーによって発電された電力を『電力会社が一定期間・固定価格で買い取らなくてはいけない制度』のことです。

この電力会社が買い取りにかかった費用の一部を私たち一般消費者が負担しているので電気料金にプラスされているのです。

この仕組みを知っておけば『何故電気料金は高騰しているのか?』が分かります。

電気料金が高騰している原因は3つ

  1. 供給力が不足している
  2. 再エネ賦課金の値上げ
  3. LNGや石炭の価格が高騰している

供給力の不足

  • 2010年の発電量は11494億kWh
  • 2020年の発電量は10008億kWh

日本の発電量は2010年ピーク時から約87%に減少しています。

何故発電量は減少しているのか?原因は2つです。

原因1つ目は、東日本大震災をきっかけに原発の稼働をストップしたからです。

2010年時点で、原発の発電量は全体の25%を占めていました。しかし2020年時点で発電量は4%まで低下しています。

原因2つ目は、老朽化した火力発電所を休止・廃止したからです。

電力自由化・再生可能エネルギーの普及などを背景に、電力会社は老朽化し低効率の火力発電を休止・廃止しています。

需要はたくさんあるのに供給が減ってしまっては電気料金が上がるのは当然と言えるでしょう。

再エネ賦課金の値上げ

再エネ賦課金は『一部を私たちが負担している』と説明しましたね。

この再エネ賦課金は2012年から開始しましたが年々値上がりし続けています。

  • 2012年:1kWh当たり0.22円
  • 2021年:1kWh当たり3.36円

たった10年で15倍価格が上昇しています。

一般家庭の1日の電気使用量は平均6.1kWhなので1か月(30日)で180kWhとなります。

  • 2012年の場合、180×0.22=約40円(年間480円)
  • 2021年の場合、180×3.36=約600円(年間7200円)

年間で見てみると、かなり値上げの影響を受けていることが分かるでしょう。更に残念なことに再エネ賦課金は今後も値上げが続くと予想されています。

LNGや石炭の価格高騰

一体なぜ燃料価格が上昇しているのか?

1.世界的な脱炭素化によって天然ガス(LNG)の需要が高まっているから。

世界中で二酸化炭素(CO2)の排出を抑えて地球温暖化の問題を解決しようと乗り出しています。LNGは石油や石炭よりも二酸化炭素の排出量が少なくて済むので需要が高まっています。その結果LNGの価格がどんどん上昇しています。

2.世界情勢の影響

ロシア・ウクライナの問題で、ロシア産の天然ガス・石炭の輸出が制限されています。ロシアは資源大国であり、天然ガスの輸出量は世界1位。石炭の輸出量も世界3位となっています。この輸出が全て制限されている為、世界各国でエネルギー不足が起こっているのです。

3.為替の影響

現在1ドル150円付近まで円安が加速していますよね?

日本は天然資源の多くを輸入に頼っています。つまり円安になればなるほど仕入れの値段が上がってしまいます。

まとめ

  • 供給力が不足している
  • 再エネ賦課金の値上げ
  • LNGや石炭の価格が高騰している

これらの原因が色々と重なった結果、電気料金が高騰しているのです。

値上げについて原因を知らなければ文句を言いたくなるかもしれませんが、しょうがない部分もあるでしょう。政府から助成金が出るような話もありますが、まずは自分たちで出来る電気代節約対策をしっかりと行っていきましょう。

電気料金値下げ対策3選

  1. 電気を使わない努力をする
  2. 電力会社を切り替える
  3. 電力消費量の少ない家電に買い替える

電気料金を下げる対策は以上の3つになります。詳しく解説していきます。

電気を使わない努力をする

電気料金は当然ですが使った分だけ増えていきますよね?

つまり電気を使わなければ電気料金は下がるというわけです。

  • 寒いなら服を重ね着する
  • 家族で一つの部屋に集まり暖房は1つで済ます
  • 湯船にお湯を貯めずにシャワーだけで簡単に済ます
  • 使っていないコンセントを抜く

細かい節約になりますが、確実に電気料金を減らすことは出来ます。

『塵も積もれば山となる』というように、この機会に無駄を省いてみませんか?

電力会社を切り替える

電力自由化によって家庭の電力会社を自分たちで選ぶことが出来ます。

まだ切り替えていない人は今すぐ電力会社を変更することをオススメします。

電気料金の内訳に『基本料金』がありましたよね?

電気を使っていなくても固定料金として発生するものですが、電力会社によっては『基本料金が0円』という会社がいくつか存在します。

大手電力会社から基本料金0円の会社に切り替えるだけで毎月数千円の節約になることもあります。

私は『Looopでんき』を使っていますが、大手電力会社よりも確実に料金は下がりました。

一度比較サイト(エネチェンジ)を使って、切り替えを検討してみる事をオススメします。



※注意点※

切り替えを検討する際、以下の条件は避けるようしてください。

  • 市場連動プラン
  • 解約金・違約金がかかる

市場連動プランを選んでしまうと、電気料金が異常に高くなってしまう恐れがあります。現在の価格高騰時には絶対に選ばないようにしましょう。

解約金・違約金は0円の会社を選びましょう。無駄なお金を支払う必要はありません。

電力消費量の少ない家電に買い替える

今までの2つは即効性のある節約方法になりますが、これから紹介するのはちょっと違います。

”あえてお金を使うこと”で将来的に得をすることが出来る方法です。

  • 冷蔵庫
  • テレビ
  • エアコン
  • LED照明

電力消費量の多い家電を『省エネ家電』に買い替えることで将来的に元が取れ、更にその後は節約になる仕組みです。

詳しくまとめた記事があるので是非参考にしてみてください。

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