『ESBI』という言葉を知っていますか?
私たちが収入を得ている方法はESBIという4つの働き方に必ず当てはまります。
アルバイトの人、会社に勤めている人、会社を経営している人、不動産の家賃収入を得ている人、どんな人でも必ず4つのどれかには属しています。
そしてお金を稼げる人と稼げない人の差は、4つのどこに属しているかで大きく変化していきます。
お金持ちになりたい人はどこを目指すべきなのか?お金持ちへの道しるべを解説していきます。
自己紹介
私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。
低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。
2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。
私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。
ESBIとは
ESBIとは『キャッシュフロー・クワドラント』という考え方からきています。
この考え方はアメリカの実業家でもあるロバート・キヨサキ氏の著書『金持ち父さん貧乏父さん』という本の中で提唱されています。
キャッシュフロー・クワドラントとは、収入の得る方法を4分割にしたものを表します。
この4つの収入の得る方法の頭文字を取って『ESBI』となります。
4つの分類は以下の通りです。
E:Employee(労働者)
S:Self employee(自営業者)
B:Business owner(ビジネスオーナー)
I:Investor(投資家)
『ESBI』の意味はここからきています。収入を得る方法はこの4つのどれかに当てはまります。
次にそれぞれの特徴について解説していきます。
Employee(労働者)
労働者とは、会社に雇われて収入を得る働き方をしている人になります。
大手企業でも中小企業でもアルバイトでも、どこかに雇われて働いている人は全て『E』に属します。
Eの特徴は、自分の労働力(時間)を対価にして収入を得ています。
会社に雇われているので収入は安定しますが、決められた就業時間があり、残業などで労働力を増やす以外で収入を大きく増やすことは難しいでしょう。
また病気やケガで仕事が出来なくなると収入は大きく下がり、雇われなくなってしまうと収入は0になってしまいます。
Self employee(自営業者)
自営業者とは自分で事業を行っている人の事です。
個人で独立して何か事業をしている人、個人で飲食店などの店舗で経営して実際に働いている人などが『S』に属します。
Sの特徴は、先ほどのEと似ており自分の労働力を対価にして収入を得ています。
自分が実際に事業で動いたり、飲食店では自分がお店で切り盛りしているので、基本的には自分が働かなくては収入を得ることは出来ません。
また、自分が働けば働くだけ収入を得ることが出来るため『労働型の収入』となります。
Eと違う点は、企業に雇われていないで、自分がメインで事業を進めることが出来ることです。
事業内容、勤務時間、休日などを全て自分で決めることが出来ます。
しかしあくまで労働型の収入なので、多くの収入を得たいと考えるなら労働力を増やすしかないです。
Business owner(ビジネスオーナー)
ビジネスオーナーは、ビジネスを所有している人の事です。
例えば飲食店を何店舗も保有しているオーナー、会社の創設者で一線を退いている人など、自分が現場に居なくても経営が成り立つ仕組みを作り上げた人が『B』に該当します。
Bの特徴は事業の基盤を作り上げて労働者を雇う立場となっています。
自分が現場に居なくても事業の権利を保有している為、その事業で得た収益はビジネスオーナーの手元に入ってきます。
つまり自分が働かずとも自動で収入を得ることが出来るのです。
これを『権利収入』と言います。
自動で収入を得る仕組みをたくさん作ることで、その分収入を増やすことが可能です。
また自分がオーナーの為、全て自分主体で進めていくことになります。
先ほどの『S』と似ていて、事業内容、勤務時間、休日などを全て自分で決めることが出来ます。
ただSと違うところは収入の対価が労働力ではないので自由な時間を多く作ることが出来ます。
しかしBは事業のオーナーなので、事業のリスクや従業員に対する責任などは全て自分で負わなくてはいけません。
Investor(投資家)
投資と言っても様々な投資があり、株式、不動産、FX、仮想通貨などに投資をする事で収入(利益)を得る人のことを言います。
つまりお金でお金を生み出す事が出来る人が『I』に属します。
Iの特徴は、事業に投資した際、その事業の権利を手に入れることが出来ます。
そしてその事業が伸びていけば、利益の数%が収入として入ってくる仕組みです。
Iは基本的には労働は無く、投資により権利を手に入れ、権利を増やしていくことで、自分の手元に入ってくるお金を増やしていきます。
株式、不動産、FXなど自分以外の物を動かして収入を得るので労働力は必要ありません。
全て自分主体で動くことが出来るので時間は自由に使うことが出来ます。
Iの気を付けるポイントは、投資には元本保証が無い商品がほとんどです。
投資により数百万~数千万の収入を得ることが出来る一方、逆にそれだけの損失を被る可能性を秘めています。
『投資は余剰資金で』という格言もあるように、一発アウトにならないようにある程度の資金力が必要になるでしょう。
労働収入と権利収入

ESBIには決定的に違いがあります。
E・Sが『労働収入』に対して、B・Iは『権利収入』です。
更に細かく言うと『自力』と『他力』の違いです。
労働収入は、自分が働いて収入を得ます。自分自身の時間と労力を対価にお金を稼ぐシステムなので、自分の時間(寿命)が無くなる上に、収入は働いた分だけしか得ることが出来ません。
また病気やケガで働けなくなった瞬間に収入も0になるリスクも生じます。
権利収入は、自分が働くのではなく、他人の時間と労力を活用してお金を稼ぎます。
もちろんそのシステムを構築するまでは資金と時間を必要としますが、一度システムを構築してしまえば、ケガや病気になったとしても、勝手に収入を得ることが出来ます。
日本全体の約95%は労働収入で生計を立てていて、残りの5%は権利収入で生計を立てていると言われています。
安定した生活を送りたい、面倒なことは会社に任せて普通に働いていたいという人は『労働収入』で生活していけば良いですし、もしお金持ちになりたい、自由な時間が欲しいと考えるなら『権利収入』を目指していくのが良いと思います。
E~S~〚B・I〛この順番こそ、お金持ちへの道
お金持ちを目指すならE→S→B・Iの順番に進んでいくことをオススメします。
E→Sへ
多くの方は現在『E』に属しているはずです。(アルバイトや会社員など)
その仕事を続けながら、自分のビジネスを持ちましょう。
- ブログ
- YouTube
- 動画編集など
休日や隙間時間を活用すれば何かしらのビジネスを持つことは可能です。
そしてある程度の収入を稼げるようになると収入源は、本業の『E』と副業の『S』の2つになります。
そこまで行くと次のステップに進めます。
注意点
まだ収入の安定していない(目処すら立っていない)『S』に集中したいという理由で、今勤めている会社を辞めることはオススメしません。
安定収入があってこそ心にゆとりが出来て新しいことに挑戦出来ます。
S→Bへ
Sのビジネスで収入の目処が立ち始めると次は誰かを雇うことになります。
そして経験や知識を次の世代に繋いでいく作業に移ります。
- ブログ→記事の執筆を手伝ってもらう
- YouTube→同じクオリティの動画編集をやってもらう
- 動画編集→人を雇って仕事を振る作業に移る
このように自分の仕事量を減らして、人を雇うことで同じだけの収入を手に入れていく。
そしてさらに雇う人数を増やしていくことで、収入が増加していく仕組みを作り出す。
最終的には自分が居なくても収入を発生させることが出来るようになるとビジネスオーナーになることが出来る。
S→Iへ
S→Bになるのは大変です。
そこでS→Iに挑戦するのも良いでしょう。
『E』と『S』それぞれから収入を得ると、余裕資金が生まれます。
そこで初めて投資をするという選択が出来ます。
投資は〚お金がお金を生む〛ことから投資家にとって、お金は従業員と同じ存在です。
毎月生まれる余裕資金を投資に回すことで、休むことなくお金がお金を生むシステムが作れます。
注意点
E→Iに直接行ってしまう人も居ますが、資金力の無い従業員の立場の人がいきなり投資を始めると痛い目に合いやすいです。
投資は今までの3つと違い、大きな負債を抱えるリスクがあります。
生計が成り立たなくなったり、借金をしてしまったりする恐れがあるので『投資は余剰資金で』この言葉を忘れないようにしましょう。
収入源をたくさん作ればお金持ちになれる
会社員『E』だけの人は当然収入源は会社からの給料しかありません。
しかし『E』をやりながら『S』にチャレンジして収入を得ると会社からの給料+副業の収入を得ることが出来ます。
そして『B』にもチャレンジして権利収入を得ると、収入源は3つに増えます。
更に投資の『I』をする事で、投資による利益(収入)を得ることが出来、収入源は4つになります。
お金持ちになるということは、これだけの事をしないと厳しいです。
私も現在、アルバイト生活をしながら、ブログを書いていて、投資もやっています。
『B』には手を付けていませんが、それでも3つの収入源を持っています。
現在の働き方が、あなたの思い描く人生に合っているか考えてみてください。
まとめ
ESBIを理解することで、あなたのこれからの人生や働き方に大きな変化を与えてくれます。
会社員『E』だけでは駄目なのか?と言われればそうではありません。
あくまでこれからの人生を考えた時に、本当に今のままで良いのか?違う働き方をすれば、将来もっと楽しい人生を歩めるかもしれないという選択肢を持っておくことが大事です。
将来に不安を感じているのなら『自分の身は自分で守らなくてはいけません』
自分と向き合い自分の思い描いている人生に向けて準備していきましょう。
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