- ETFに投資しようと悩んでいる
- ETF何買えばいいか分からない
- 優良ETFを知りたい
ETF投資はやってみたいけど難しそう。
結局どんなのに投資したらいいか知りたいという投資初心者に向けて超シンプルに優良ファンドを10個紹介します。
投資するかしないかは別として知識として知っておいて損は無いです。
私は2016年から投資を行っており、資産は800万円を超えました。
低収入、ノーボーナスのアルバイト生活ながら資産を築けていると個人的に思います。
私が経験してきたことを少しでも共有できれば幸いです。
優良ファンドの選定基準
- 米国ETFであること
- 運用総額上位10ファンドであること
要するに世界最大の金融・経済大国アメリカで世界中の投資家から買われている優良ファンドということになります。
世界中の投資家とは
- 世界中の銀行
- 世界中の資産運用会社
- 世界中の個人投資家
彼らが投資しているETFを知っておけば、あなたの投資の選択肢にもなるはずです。
米国ETF運用総額ランキング
10位からの発表となります。
10位:VWO
運用総額:約6.1兆円
『世界の新興国』の企業に投資している株式ファンド
2005年に誕生したファンドで約15年の運用実績がある。
年利は約5.6%
約5200社に投資しており投資先の国は
- 中国:43%
- 台湾:15%
- インド:9%
- ブラジル:6%
- 南アフリカ:5%
- その他
中国・インド・ブラジルなどを投資対象にしたいなら検討するべきファンドである。
しかし新興国は株価の値動きがハイリスク・ハイリターンなため上級者向けでもある。
9位:IEFA
運用総額:約7兆円
『アメリカ・カナダを除く先進国』の企業に投資する株式ファンド
2012年に誕生したファンドで約8年の運用実績がある。
年利は約5%
約2500社に投資しており投資先の国は
- 日本:25%
- イギリス:14%
- フランス:10%
- スイス:10%
- ドイツ:9%
- その他
こういった先進国はこれから人口減少・経済鈍化が見込まれており『成長していくであろうアメリカ・カナダを除く』というのは正直オススメ出来ない。
何故このファンドが9位に位置しているのか?
投資初心者や一般庶民の投資しているゴミファンドと比較すると圧倒的にこちらのファンドのほうが優良であるのは間違いないからである。
ただし紹介する10選の中ではオススメ度は低い
8位:GLD
運用総額:約7.3兆円
金(ゴールド)に投資するファンド
2004年に誕生したファンドで約16年の運用実績がある。
年利は約8.8%
ゴールドは現在までに約20万トン分発掘されており、地球上の残りの埋蔵量は約5万~6万トンと言われている。
今のペースで採掘されると約15年~20年で枯渇すると言われている。
非常に貴重な貴金属であるのが分かります。
ゴールドの特徴
- 価値が0にならない
- 有事に強い
- インフレに強い
実物のゴールドを持つと手数料や保管料、盗難対策などで色々なコストがかかる。
そこでゴールドに投資しているファンドを購入することでお手軽に投資できるようになる。
ここ数年の値動きは絶好調であり、コロナウイルスによって多くの国が補助金や支援金などでお札を刷りまくった影響で相対的に金の価値が高騰しました。
ゴールドは実は値動きの激しい資産でありリスクも高いです。
投資の検討をしている人はポートフォリオ全体の5%~10%以内に収めておきましょう。
7位:VEA
運用総額7.6兆円
『アメリカを除く先進国』の企業に投資する株式ファンド
2007年に誕生し約13年の運用実績がある。
年利は約1.1%(過去10年は6%ほど)
ファンド設立の翌年にリーマンショックが起こり年利の見た目は悪くなっています。
9位のIEFAと似ているが、こちらではカナダが含まれています。
値動きは9位とほぼ一緒であり、アメリカを除いた投資をしたいならIEFAかVEAどちらかを選択すれば間違いないです。
※こちらもアメリカを除いているのであまりオススメは出来ません。
6位:AGG
運用総額8.1兆円
『米国の債券』に投資する債券ファンド
2003年に誕生し約17年の運用実績がある。
年利は約4.3%
8000以上の債券に投資しており、その70%はトリプルAの評価を受けた超優良債券となっています。
トリプルA評価とは?
格付け会社によると1990年~2015年の間に紙切れとなってしまった債券は0%です。
つまりこの評価を得た企業にお金を貸し付けると、ほぼ100%利息が付き更に満額返金されたという事です。
日本国債は利回り0.1%ですので、AGGの4.3%の実績が如何に素晴らしいかが分かると思います。
AGGはリーマンショック時にも5%程度しか下落せず更にコロナショック時にも一時的に10%近い下落はしたものの一瞬で回復した優良ファンドになります。
ポートフォリオを組み時に株式ファンドと組み合わせることで値動きは手堅くなること間違いなしです。
5位:QQQ
運用総額:約12.7兆円
『米国のハイテク企業』に投資する株式ファンド
1999年に誕生し約21年の運用実績がある。
年利は約6%
QQQの40%は『GAFAM』で構成されています。
- Google
- Amazon
- Facebook
- Apple
- Microsoft
QQQ誕生後の2000年にITバブル崩壊という出来事があり、復活までに14年かかりました。
もし2010年からQQQで運用を開始すると年利は19.3%と驚異的な利回りを叩き出しています。
米国のハイテク企業は現在の株式市場のトップランナーでありコロナショックからの立ち直りも素早く次々と市場高値を更新しています。
今後もハイテク株(QQQ)が伸びていくかは分かりません。
現在の高値の状態で買って暴落してしまうと歴史が示す通り回復までにかなりの時間を要する可能性もあります。
QQQを検討する際はハイテク株への割合の大きさに注意しましょう。
4位:VTI
運用総額:約15.6兆円
『米国企業』に投資する株式ファンド
2001年に誕生し約19年の運用実績がある。
年利は約7.2%
米国企業3500社に投資しており米国企業の投資対象のほぼ100%をカバーしています。
つまりVTIを買えばアメリカすべてを買っているのと同じであり、そこには当然GAFAMなどのハイテク株も含まれています。
更に今後成長の可能性がある『小型株・中型株』なども含まれるため成長企業を取りこぼす心配もありません。
人口増加・経済成長に期待が持てるアメリカであり今後の期待も高いでしょう。
3位:VOO. 2位:IVV. 1位:SPY
- VOO運用総額:約16兆円
- IVV運用総額:約21兆円
- SPY運用総額:約29.7兆円
年利は約7.6%
この1位~3位は名前が違うだけでファンドの中身は一緒になります。
『S&P500』に連動した株式ファンド
S&P500とはアメリカを代表する大企業500社のことです。
1位~3位は運用会社が違うだけで株価の値動きは完全に一致します。
どれを選ぶのが良いか?
現在VOOが運用コストが一番低いため、今から投資をする場合はVOOをオススメします。
4位のVTIと1位~3位のS&P500のどちらに投資するべきか?
どちらに投資しても結果はほぼ変わらないです。
世界の株式市場の時価総額ではアメリカだけで56%を占めています。
アメリカ全部を買いたいか、アメリカの大企業500社だけを買いたいか好きに選んで問題ないでしょう。
500社以上の分散をしておけば『大きな失敗をする』可能性は低くなります。
まとめ
1位~10位を見て大きく分けて投資対象は5種類です。
- 米国株式(1位 2位 3位 4位 5位)
- 米国を除く先進国株式(7位 9位)
- 新興国株式(10位)
- 金(ゴールド)(8位)
- 米国債券(6位)
今回紹介したファンドを組み合わせるだけで十分まともな資産運用が出来るようになります。
※注意点※
1番~5番の組み合わせを行いましょう。
1位~5位(全て米国株式)を組み合わせても意味がありませんので注意しましょう。
これら10個のファンドを知っておくだけで普通の人よりも優良な知識を持っていることになります。
少額からでいいので紹介した優良ファンドを参考に資産運用を始めてみてください。
ETFについての詳しい解説はこちら
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