【年代別つみたてNISA出口戦略】20代~50代は20年後どうするべきか?オススメ紹介!

つみたてNISA

つみたてNISAを始める年齢によって20年後の積み立て終了年齢は異なります。

20代と50代では当然その後の戦略は違うのでどうすればいいのか?

年齢別オススメ戦略を紹介します。

自己紹介

私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。

低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。

2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。

私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。

結論

1.つみたてNISAは非課税期間が終了すると課税口座へ移行されるので非課税期間が終了する年齢によってはそのまま課税口座で運用を続けるのもアリ

2.20歳でつみたてNISAを始めた人は39歳時点で非課税期間が終了していくので、しばらくそのまま運用を続けたほうが利益を最大限に得ることが出来る

3.30歳~40歳でつみたてNISAを始めた人は非課税期間が終了する時には60歳付近となるので、課税口座に移行した時に売却を検討したほうが良い

4.50歳でつみたてNISAを始めた人は非課税期間が終了する時には70歳を迎えてしまうので、途中売却を視野に入れるべき

つみたてNISAの基本

つみたてNISAの出口戦略を考える上で非課税期間と投資可能期間についておさらいしましょう。

非課税期間(横軸)

積み立てを始めた年から最長20年間なので、例えば2021年に積み立てした分は、2040年に非課税期間は終了となります。

2022年に積み立てした分は2041年で非課税期間が終了します。

※注意点※

非課税期間は1年ずつ終了していきます。全て一気に課税口座に移されると勘違いしている人が居るので間違わないでください!

投資可能期間(縦軸)

積み立てを新規で行うことが出来る期間を表し、つみたてNISAは現状では2042年まで新規で積立てることが可能です。

出口戦略の前提

非課税期間の終了前に売却する必要は無い

こちらの図をご覧ください

2021年につみたてNISAを開始して満額40万円を投資しました。

20年間保有を続けて105万円になったとすると課税口座に移行する際の取得単価は105万円となります。

その後に値上がりして150万円になると取得価格105万円→150万円となり利益45万円に対してのみ課税されます。

20年後に値下がりしたとしても105万円→100万円になった場合、損失5万円なので課税されることはありません。

老後生活に近づいてきたら売却して現金化する

非課税期間が終了しても自動で課税口座に移されて運用は続けられるので、基本的には長期間運用を続けてライフイベントなどでお金が必要になった時のみ売却するのがベター

60歳や65歳など老後生活を意識し始めると現金化をしたいと思う人も多いはずなので、そういった人は課税口座に移された分からその都度、必要額に応じて売却するのをオススメします。

※上記2つの前提をもとに20代・30代・40代・50代で始めたケースを検証するので、あなたの年齢に近いケースを参考にしてください。

20代の出口戦略

2021年につみたてNISAを20歳で始めた場合、20歳で積立した分は39歳で非課税期間は終了します。

2040年に39歳になった時に積み立てした分は58歳で非課税期間が終了します。

        積立開始年齢  非課税期間終了年  非課税期間終了年齢  
2021年20歳2040年39歳
2022年21歳2041年40歳
2023年22歳2042年41歳
2024年23歳2043年42歳
2025年24歳2044年43歳
2026年25歳2045年44歳
2027年26歳2046年45歳
2028年27歳2047年46歳
2029年28歳2048年47歳
2030年29歳2049年48歳
2031年30歳2050年49歳
2032年31歳2051年50歳
2033年32歳2052年51歳
2034年33歳2053年52歳
2035年34歳2054年53歳
2036年35歳2055年54歳
2037年36歳2056年55歳
2038年37歳2057年56歳
2039年38歳2058年57歳
2040年39歳2059年58歳

20歳で積立した分から順番に39歳以降に非課税期間は終了していき課税口座に移行されます。

課税口座に移された後も運用を継続することが重要です。(利益を最大限得るため)

39歳で課税口座に移された分は65歳を定年と考えると25年も運用することが出来ます。

課税口座に移された分は60歳~65歳の間で少しずつ売却をしていき老後生活に備えましょう。

老後生活でお金に困らないなら課税口座で運用を続けて更なる利益拡大を狙うのもアリでしょう。

30代の出口戦略

2021年に30歳で積み立てを始めると、30歳で積立した分は49歳で非課税期間が終了します。

2040年に49歳になって積立した分は68歳で非課税期間が終了します。

49歳で課税口座に移された分は65歳を定年と考えると15年も運用することが出来るので運用を継続しましょう。

課税口座に移された分は60歳~65歳の間で少しずつ売却していき老後の生活に備えましょう。

46歳~49歳に積み立てをした分は65歳を迎えても、非課税期間中なので売却はしないで期限一杯までは保有を続けましょう。

46歳~49歳の分は68歳以降に売却して老後生活の足しにしましょう。

老後生活でお金に困らないなら課税口座で運用を続けて更なる利益拡大を狙うのもアリでしょう。

40代の出口戦略

2021年に40歳で積み立てを始めると、40歳で積立した分は59歳で非課税期間を終了します。

2040年に59歳になって積立した分は79歳で非課税期間が終了します。

40代では積み立て終了と同時に老後生活を迎えるタイミングとなるので出口戦略は難しいです。

65歳を迎えた時に40歳~46歳で積み立てた分(非課税期間終了分)を売却していき、その後は毎年、非課税期間が終了して課税口座に移った分を売却していくことで79歳まで取り崩し生活を送ることが出来ます。

生活が苦しくなった場合は非課税期間終了を待たずにある程度の利益が出ている場合のみ売却して現金化するのもオススメ(売却する際にマイナスになっていれば、まだ非課税期間が残っているのでそのまま運用を続けるのもアリ)

50代の出口戦略

2021年に50歳で積み立てを始めると、50歳で積立した分は69歳で非課税期間を終了します。

2040年に69歳になって積立した分は89歳で非課税期間が終了します。

20代~40代に関しては老後(65歳)までに積み立て期間を終了することが出来ますが50代では無理なので出口戦略も大きく異なります。

老後が近いので投資の失敗は許されません。(投資はリスク商品なので絶対失敗しない方法はありません。)

65歳を定年とした場合、50歳~60歳までは積み立てを行い61歳からは投資は行わずに貯金にシフトしたほうが良いでしょう。

投資は長期間保有することでマイナスになる確率を下げることが出来ますが最低でも10年間は猶予が欲しい所です。

61歳~65歳で投資を行うとマイナスになっている確率が非常に高いです。

50歳~60歳までの積み立ては65歳を終点で見ると5年~15年保有が可能です。

なので50歳代の出口戦略をまとめると

  • 51歳~60歳までは積み立てを行う
  • 61歳~65歳までは投資は行わずに貯金する
  • 65歳からは貯金で生活を賄う
  • 貯金額が不足してきたら51歳~60歳まで積み立てた分を少しずつ売却していく

まとめ

つみたてNISAは非課税期間が終了すると課税口座に移されるので非課税期間が終了する年齢によってはそのまま運用を続けて利益拡大を狙うのが良い

20代・30代でつみたてNISAを始めた人は非課税期間が終了しても老後までの年数があるので、しばらくそのまま運用することをオススメします

40代の人は非課税期間が終了すると同時に老後生活に突入するので課税口座に移された分から順番に売却を検討するべき。お金に余裕があれば売却せずに運用期間を延ばしたほうが良い

50代の人は積立期間の途中で老後生活に突入するので60歳あたりから投資ではなく貯金へシフトチェンジするべき。老後生活を迎えてお金に困ったら貯金から切り崩していき運用の期間を延ばしてギリギリまで利益を上乗せしたのちに少しずつ売却をするべき

つみたてNISAの出口戦略には最適解があります。

取り崩し方法について詳しく解説しているので参考にしてください。

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