政府は2024年のNISA恒久化に伴い、年間の投資枠を『つみたて型120万円』『新成長投資枠240万円』として最大360万円に増やす方針を固めた。
また、つみたてNISA・一般NISAを一本化することで制度を分かりやすくする狙いもある。
これによって老後の資金を作りやすくなりそうですね。
自己紹介
私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。
低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。
2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。
私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。
一般NISAとつみたてNISAの概要
現在、一般NISAとつみたてNISAの2種類が混合しており、どちらか一つを選択することが出来ます。
投資商品や投資期間など違いがいくつもあり複雑となっているので理解しておきましょう。
一般NISA | つみたてNISA | |
非課税投資枠 | 年120万円(最大600万円) | 年40万円(最大800万円) |
非課税投資期間 | 5年 | 20年 |
投資商品 | 上場株式(ETF・REIT含む)投資信託 | 投資信託・ETF |
投資可能期間 | 2014年~2023年 | 2018年~2042年 |
新しく何が変わるのか?
政府はこの一般NISA・つみたてNISAに対して『何を変えようとしているのか?』
つみたて枠 | 新成長投資枠 | |
非課税投資枠 | 年120万円 | 年240万円 |
最大投資可能額 | 最大600万円 | 最大1200万円 |
非課税投資期間 | 最大600万円に到達するまで | 最大1200万円に到達するまで |
投資商品 | 投資信託・ETF | 上場株式・投資信託・ETF |
投資可能期間 | 無期限 | 無期限 |
今までは『一般NISA』と『つみたてNISA』2つの内どちらかを選択しなければいけなかったですが、新しいNISAは一本化して中身で2つに分類する仕組みとするようです。
どちらの枠も使用することが出来、最大で1800万円まで非課税枠が用意されます。早ければ5年で枠を使い切ることが出来ますが、普通の生活を送る人にとっては使い切るのに10年以上は掛かるでしょう。
現時点で不明な点
まだ詳しい詳細は発表されていないのですが、注目ポイントは『新成長投資枠で投資信託を買うことが出来るかどうか』です。
仮に上場株式しか買うことが出来ないのなら、投資信託の買付上限は最大600万円までとなってしまい、つみたてNISA(最大800万円)よりも低くなってしまいます。
一応対策としてはETF(上場投資信託)を新成長投資枠で買うという手段がありますが、出来れば新成長投資枠でも投資信託を買えるようにして貰い、超長期運用出来る仕組みを作ってもらいたいですね。
シミュレーションしてみよう
せっかくなので年間120万円(毎月10万円)を15年間(最大1800万円)年利5%で運用出来た場合、どれくらいの資産を築くことが出来るのかシミュレーションしてみましょう。

15年間の運用で2672万円となりました。
毎月10万円も投資に注ぎ込むのは難しいと思いますが、もし可能であれば15年間で老後の心配はしなくても良いかもしれませんね。(老後2000万円問題をクリア)
もう一つのシミュレーションとして毎月5万円で30年間年利5%で運用したらどうなるか見てみましょう。(毎月5万円は割と現実的な数字です)

30年間の運用で4161万円となりました。
投資元本はどちらも最大1800万円ですが、複利の効果も相まって資産は拡大しますね。
この利益が非課税で受け取れるのはありがたいですね。
ちなみに現在のつみたてNISAの最大値も見てみましょう。
毎月3万3333円を20年間年利5%で運用した場合

20年後には1370万円という結果となります。
つみたてNISAを限界まで活用しても2000万円に届かないので、新しいNISAを是非実現して欲しいものですね。
※新しい情報が発表されたらその都度追記していきます。
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