つみたてNISAの失敗例5選

つみたてNISA

投資をしたことが無い人が陥る、つみたてNISAの失敗例について書いてみました。

自分にも当てはまるかチェックしてみてください。

私は2016年から投資を始めて、現在の資産は800万円を超えました。

アルバイトをしていて低収入、ボーナスなしの生活ながら資産を築けていると思います。

私自身が経験してきたことが少しでもみなさんの役に立てば幸いです。

投資信託の基本

投資信託を選ぶ際の重要な要素

  1. インデックスファンドを選ぶ
  2. 手数料の安いものを選ぶ
  3. 純資産総額の多いものを選ぶ

投資信託の運用方法で大事なこと

  1. 長期保有
  2. 分散投資
  3. 積立投資

この基本を忠実に守ればつみたてNISAで失敗することは防げるでしょう。

失敗する人の多くはこの判断を間違ってしまいます。

よくある失敗例を見てみましょう。

値段が下がったり、暴落を喰らってすぐに売ってしまう

一番多い失敗例がこのケースだと思います。

初めて投資をやってみて、今までお金を預けるだけでお金が減っていくことを体験したことが無い場合、少し値段が下がったり、暴落に直面してしまうと慌てて売却してしまいます。

このケースは、長期保有・積立投資の理解度が足りません。

数か月や数年の株価の上げ下げは気にせずに淡々と20年間積み立てを続けられるようにしましょう。

私が実際に体験した暴落のケースを紹介します。

コロナウイルスの暴落前の2019年12月末

コロナウイルスの暴落場面の2020年3月末

コロナウイルスの暴落後2020年6月末

3つの画像の説明をします。

注目してほしいのは各画像の一番下の列の含み損益の部分です。

暴落前は+9万7千円だったのが、暴落場面では-17万6千円となり、暴落後には+14万3千円となりました。

6か月間の出来事です。

+9万7千円から-17万6千円ということでたった3か月間で変動額は-27万3千円ということです。

ここで売ってしまうのが一番もったいないですね。

あと3か月待っていれば、-17万6千円から+14万3千円と変動額は+31万9千円となります。

つみたてNISAは20年間あります。

一時の暴落時に売らないで投資を続けるようにしましょう。

何も知識が無くリスクの高い商品に手を出してしまう

投資信託の選ぶ際の重要な要素

  • インデックスファンド
  • 手数料の安さ
  • 純資産額の多さ

これとは正反対の商品はオススメ出来ません。

  • アクティブファンド
  • 手数料が高すぎる
  • 純資産額が少ない

アクティブファンドはインデックスファンドより良い成績を取ろうとファンドマネージャー(投資信託の責任者)が厳選して投資を行います。

しかし99%のアクティブファンドはインデックスファンドに負けてしまうという過去のデータがあります。

更にアクティブファンドは手数料が高いです。

手数料が毎年1万円のものと千円のものだったらどちらがお得か分かりますよね?

20年間で20万円取られるのと、20年間で2万円取られるのでは、差額が18万円も発生してしまいます。

18万円分マイナスになってしまうと考えると手数料を安くした方が良いのは当然ではないでしょうか?

そして純資産額が少ないと、その投資信託は将来無くなる可能性があります。

そういったリスクを避けるためにも「インデックスファンド」「手数料が安い」「純資産額が多い」この3つに注目して選びましょう。

売り買いを頻繁に行い非課税枠を超えてしまう

つみたてNISAには購入上限が決められています。

1年間40万円

20年間で800万円

この上限金額は一度投資信託を購入してしまうと復活することはありません。

例えばAという投資信託を1月~6月までの6か月間で20万円分購入していて、7月に新発売の投資信託Bを買おうと決意しました。

Aの投資信託をすべて売って20万円手元に戻ったとしても、1年間の上限金額40万円は変わらないので非課税枠を使える金額は20万円となります。

上限40万円→Aの投資信託20万円購入→残り上限20万円

Aの投資信託を20万円で売却→残り上限40万円には復活しない→残り上限20万円のまま

Bの投資信託は20万円分のみ非課税枠の対象となる

非課税枠を最大限生かしたいなら不必要な売却は避けるべきです。

どうしても乗り換えたい投資信託が出た場合は、今まで積み立ててきた投資信託は売らずに残しておき20年間の複利効果を活用したほうがお得です。

出来るだけ初めに決めた商品を淡々と毎月積み立てて行くことがつみたてNISA攻略法になります。

儲かったのですぐに売ってしまった

これもあるあるではないでしょうか?

せっかく利益が出ているから売ったほうがいい。

気持ちは凄く分かります。

しかし長期保有の力を理解できていません。

長期保有することで複利の効果が得られます。

100万円→年間利回り5%で105万円

翌年、105万円→年間利回り5%で110万2500円

さらに翌年、110万2500円→年間利回り5%で115万7625円

このように少しずつ利益は拡大していきます。

20年後には凄い力を発揮するでしょう。

複利について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

20年間投資を行えば、価格が上下に動きマイナスになってしまう場面にも必ず遭遇します。

しかし目先の利益に捉われずに20年間積み立てるようにしましょう。

20年後の未来はきっと明るいはずです。

無理な投資を行い家計に影響を出してしまう

このパターンは一番駄目な典型です。

つみたてNISAは最大で毎月3万3333円積み立てすることが出来ます。

もちろん上限いっぱいを投資したほうが利益も増えていくでしょう。

しかし家計が破綻するようなことがあってはいけません。

投資のお金よりもまず必要な物は生活防衛資金です。

ケガや病気で働けなくなっても6か月ぐらいは貯金で何とか生活出来る最低限のお金は用意しましょう。

そして生活防衛資金が貯まったら投資を始めることが出来るのです。

投資金額も人それぞれでしょう。

毎月の給料から貯金できる額を投資に回しましょう。

大事な生活費を投資に充て、生活苦になって投資を続けられなくなるのは本末転倒です。

まずはしっかりとした家計管理を心掛けましょう。

投資を始める前のお金の貯め方についての記事を読んでみてください。

家計管理、誰でも可能な節約方法、生活防衛資金についてなど書いてあります。

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