【オススメ出来ない】FIREのデメリット8選

老後

FIREの記事の多くは目指す過程やメリットについて書かれていてデメリットについてあまり紹介されません。

FIREを目指す上でのデメリット・FIRE達成後のデメリットについて紹介します。

デメリットを理解した上でそれでもFIREを目指すかどうか検討してみてください。

自己紹介

私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。

低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。

2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。

私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。

FIREを目指すデメリット2選

副業が忙しくなり自由な時間が無くなる

FIREを目指す上で一番大事なことは『貯蓄率』です。

貯蓄率を上げるためには『大幅な支出削減』と『収入アップ』が必要となります。

本業の収入が物凄く高い人であれば支出削減を行うだけでFIREを目指すことは可能ですが、多くの人は本業の収入だけでは足りないため副業による副収入を得ることが必要となります。

あなた自身の一日のタイムスケジュールを確認して貰いたのですが、一般的には平日の8時~18時ぐらいまでは移動や仕事で拘束されていませんか?

副業を行う場合、平日は夜の2~3時間、休日は6時間ほど充てることは出来るとは思いますがその分だけ自由な時間(家族との時間・趣味の時間)は失われるという事です。

周囲の理解を得ることが難しい

FIREとは『仕事を辞めて資産から得られる不労所得で生活する』ということです。

マネーリテラシーの無い周囲の人からは『まじめに仕事をしなさい』『不労所得なんて意味の分からないものでは将来生活できない』など理解を得ることが難しいです。

夫婦の理解を得ていなければ夫婦関係に亀裂が生じ、親からは反対されるでしょう。

周囲との信頼関係を築くうえでもFIREについてしっかり理解される努力をしましょう。

FIRE達成後のデメリット6選

社会との繋がりを失う

会社に勤めていることで社会と繋がっていますが、会社を辞めるとそのつながりが一切無くなります。

人は小さい時から『どこかに所属して労働する』という教育を受けています。

親や学校の先生からは勉強して良い会社に入りなさいと『洗脳レベル』の教育を受けていませんか?

つまり仕事を辞めて社会とのつながり(どこにも所属しない)を失うと『不安・孤独』を感じやすくなります。

完全FIREを達成できる人でも週に2日~3日アルバイトするセミリタイアを選択している人もいるようです。

結婚・出産のハードルが上がる(独身)

FIREを達成すると『会社からの安定収入』『会社の肩書き』を失います。

結婚願望が沸いてもパートナーの理解が無いと『仕事をしていない人』と認定されてしまいます。

出産に関しても生活費・教育費などお金が掛かるため更にハードルが上がるでしょう。

パートナーの理解・子供が生まれた時のシミュレーションをしっかりする必要があります。

離婚のリスクが上がる(夫婦)

最近、熟年離婚が多い傾向があります。

熟年離婚とは長年連れ添った夫婦が突然離婚することです。

熟年離婚の主な原因は2つです。

  • 定年退職によって夫が家にいる時間が多くなり嫌になった
  • 退職金が財産分与の対象になる

FIREを達成すると熟年離婚と原因が重なります。

  • 仕事を辞めて家にいる時間が多い
  • FIRE達成できるほどの資産があり財産分与の対象となる

FIREした途端、夫婦関係が終わり、財産を半分取られて、FIREする資産を失うという三重苦にならないように気を付けましょう。

資産が底をつく可能性に怯える

FIREの王道パターンはインデックス投資で資産を築き4%ルールで取り崩して生活する事です。

株式の暴落場面が続いたときに目減りしていく資産を平常心で取り崩していけるでしょうか?

夜も眠れず怯える日々が続くと精神的にも辛くなります。

  • 資産を長持ちさせる定率で取り崩す
  • 暴落場面では取り崩さずに自ら働く

こういった対処法が必要になるかもしれません。

年金受給額が減る

FIREすると会社を辞めることになり厚生年金の資格を放棄することになります。

  • 厚生年金の平均支給額は15万円
  • 国民年金の支給額が5万5千円

完全FIREを実行すると国民年金しか納めることが出来ない為、国民年金に少し色が付いた金額しか貰えません。(FIRE達成時の年齢によりますが)

FIRE生活では年金を省いた家計シミュレーションを組んだ方が良いでしょう。

社会的信用が無くなる

会社に勤めていないと社会的信用を得ることが難しいです。

  • 新規のクレジットカードの作成
  • ローン契約が困難になる

こういった弊害が生まれます。

新規のクレジットカードが欲しい、大きな金額の買い物をしたいなどの場合はFIREする前に全て行うのが良いでしょう。

まとめ

FIREを目指すデメリット

  • 副業が忙しくなり自由な時間が無くなる
  • 周囲の理解得るのが難しい

FIRE達成後のデメリット

  • 社会とのつながりを失う
  • 結婚・出産のハードルが上がる
  • 離婚のリスクが上がる
  • 資産が底をつく可能性に怯える
  • 年金受給額が減る
  • 社会的信用を失う

こういったデメリットを把握した上で、それでもFIREを目指すのか自問自答してみてください。

デメリットと向き合い、対策をしていけばFIRE目指す過程で得られるメリットが大きいです。

節約・貯金・副業・投資、これらを理解し実行することで『家族を守る力』が身に付きます。

この記事ではデメリットだけを取り上げましたが決してFIREを否定しているわけではありません。

FIREを目指す人に向けての記事もありますので良ければ読んでみてください。

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