【年金を多く貰う方法】繰り下げ受給と付加年金について学んで老後生活を豊かにしよう

年金
  • 自営業で国民年金しかもらえない
  • 将来貰う年金が少なすぎて生活出来そうにない
  • 年金を多く貰う方法を知りたい

こういう人の為に将来貰う年金を増やす方法を解説していきます。

国民年金だけと諦めないでください。

年金の繰り下げ受給と付加年金の加入によって国民年金だけでも老後生活は何とかなるかもしれません。

少しでも老後の生活が豊かになるようにさっそく準備しましょう。

私は2016年から投資を行っており、資産は800万円を超えました。

低収入、ノーボーナスのアルバイト生活ながら資産を築けていると個人的に思います。

私が経験してきたことを少しでも共有できれば幸いです。

年金受給年齢の繰り下げ

年金は原則65歳から支給されます。

しかし±5年間変更することが出来ます。

年金を早く貰いたい方は繰り上げ申請を、遅く貰いたい方は繰り下げ申請を行うことで貰える金額が変わります。

繰り上げ申請:1か月早まるごとに0.5%減額されます。

60歳受け取り:60ヵ月×0.5%=30%減額

繰り下げ申請:1か月遅くなるごとに0.7%増額されます。

70歳受け取り:60ヵ月×0.7%=42%増額

定年の無い自営業の方などは70歳まで働き年金受給を遅らせることで老後の不安が少しは解消されるかもしれません。

付加年金を納める

意外と知らない人も多い『付加年金』について説明していこうと思います。

かなりオススメなので検討してみてください。

付加年金とは?

付加年金とは毎月の国民年金保険料に『400円』上乗せして年金を納めることによって、将来貰える年金額を増やすことが出来る制度です。

付加年金に加入できる人、できない人

付加年金は誰でも加入できる制度ではありません。

付加年金制度に加入できる人

  • 国民年金を納めている第1号被保険者のみ(自営業、アルバイト、無職など)
  • 任意加入被保険者(65歳以上の方は除く)

付加年金制度に加入できない人

  • 厚生年金に加入している人(サラリーマンなど)
  • 厚生年金に加入している配偶者の人
  • 国民年金の未納・免除申請・猶予申請を受けている人
  • 国民年金基金に加入している人

付加年金加入期間

付加年金は20歳~60歳までの40年間が最大となっています。

あなたの年齢によって加入できる期間は異なります。

将来貰える年金額を増やしたいと思うなら早めに申請を行いましょう。

申請が1か月遅れるだけで貰える金額が少なくなります。

付加年金を納めて貰える金額はどれぐらい変わるの?

付加年金は『毎月400円』保険料に上乗せして納めます。

そして将来受け取れる年金額は『200円×加入期間(○○ヵ月)』が加算されるシステムとなっています。

例として

20歳~60歳までの40年間、付加年金を納めるとこのようになります。

200円×480ヵ月(40年)=96000円

この96000円が毎年の年金額に加算されます。(月8000円)

付加年金の総支払額はこのようになります。

400円×480ヵ月(40年)=192000円

付加年金制度を使えば、192000円支払うことで毎年96000円が加算されます。

2年間で支払額の元が取れ、更にその後も毎年96000円多く支払われるため非常にお得な制度と言えます。

付加年金のメリット・デメリットについて

非常にお得な付加年金制度ですが、メリット・デメリットが存在します。

付加年金のメリット
  • たった2年で元が取れ、その後は長生きした分だけお得になる
  • 年金の繰り下げ支給を行うと付加年金も増額される(最大42%)
  • 付加年金保険料は所得から全額控除できる
  • 物価スライドに左右されないので金額の増減は無い

恐らく将来貰える年金額は下がっていくことでしょう。(物価スライドによって)

しかし付加年金は定額なので間違いなく最大96000円は貰えます。

付加年金のデメリット
  • 65歳前に亡くなってしまうと納めた付加保険料は全額戻ってこない
  • 67歳前に亡くなると元が取れずに損をしてしまう
  • 年金の繰り上げ支給を行うと付加年金も減額される(最大30%)

3つデメリットを紹介しましたが、生きてさえいればデメリット無いと言えます。

付加年金はどこで申請するの?

あなたの住んでいる各市区役所の年金課、または町村役場の窓口に行き付加年金加入申請しましょう。

そこでは支払いは出来ません。

支払いは納付書や引き落としで行います。

年金繰り下げと付加年金をするといくら貰えるのか?

実際この2つを行うと貰える年金はいくら増えるのか検証してみましょう。

令和3年度の国民年金(満額)支給額(月額)

65075円

最大5年間の繰り下げを行うと42%増額されるため

92406円

付加年金、毎月8000円

最大5年間の繰り下げを行うと42%増額されるため

11360円

その結果

92406円+11360円=103766円

毎月の支給額が65075円から103766円と38691円増額されました。

1年間にすると464292円増える結果となりました。

※あくまで現在の支給額で計算している為、将来の年金額を約束するものではありません。

まとめ

  • 付加年金に加入する
  • 年金の受給年齢を遅くする

この2つを行うことで国民年金の支給額を増やすことが出来ます。

受給年齢を遅らせる(70歳までは働ける)ことの出来る方はやってみる価値はあると思います。

受給年齢を遅らせるのは無理と思う方も付加年金の加入は検討してみてください。

毎月400円多く払うだけで最大毎年96000円多く貰える様になります。

デメリットも生きてさえいれば無いようなものです。

人生100年時代と言われています。

長生きして多くのメリットの恩恵を受けましょう。

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