日本の平均年収は30年間でほぼ横ばいです。(実際は少し減っている)
今後も給料が右肩上がりで増えていくとは考えにくい状況です。
それに対して平均寿命は伸びていくと予想されます。
このような困難な状況で資産を作るにはどうすればいいのか?
どんな人でも共通の資産を作る過程を知ることで老後の不安を解消しましょう。
自己紹介
私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。
低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。
2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。
私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。
資産を作る過程
資産を作る過程で大切なことは『焦らずに無理をしない』ことです。
その上で過程をしっかりこなせば資産を作ることは出来ます。
資産を作る過程
- 投資をする
- 節約をする
資産形成の王道であり、これ以外の方法は無いと言っても過言ではありません。
投資に回すお金を用意するにはどうすればいいか?
投資に回すお金を用意するには
- 収入を増やす
- 支出を減らす
この2つしかありません。
収入を増やすのは簡単ではありません!したがってよりコントロールしやすい支出から手を付けるのが基本の考えになります。
支出を減らすのに最も大事なことは『支出を把握する』ことです。
支出を把握しなければどれだけ減らせるか分からないです(やみくもにやっても効果は出ません)
支出を把握する方法
- 家計簿を付ける
しかしレシートを保管したりその都度家計簿に書き込みのは面倒ですよね?
そこで支出を簡単に把握する方法を紹介します。
- 預金通帳の履歴を見る
- 全てクレジットカード払いにする
- 家計簿アプリを活用する
預金通帳の履歴を見る
月初めの残高と月末の残高をチェックして差額分で毎月の支出額を知る方法があります。
年初めと年末の差額分を調べれば年単位の支出額も分かります。
通帳が何冊もある場合は全て計算する必要があります。
全てクレジットカード払いにする
クレジットカードで支払いをすると使用履歴を見ることが出来ます。
この方法を選択する場合の注意点
- 現金での支払いを極力避ける
- クレジットカードの枚数をなるべく1枚に集約する
現金で支払いを済ませるとその都度別で家計簿を付けなくてはいけません。面倒で怠ってしまえば正しい支出把握は出来ません。
クレジットカードの枚数が何枚もあるとデータの管理が複雑になります。
出来れば1枚多くても2枚までに集約しましょう。
オススメは還元率が1%の『楽天カード』や『Yahoo!Japanカード』になります。
この2枚のカードは『楽天ポイント』『Tポイント』が付き、そのポイントは投資に活用することが出来るため一石二鳥になります。
家計簿アプリを活用する
家計簿アプリで人気なのが『マネーフォワード』になります。
電子マネー・クレジットカード・銀行口座これらを紐づけすることでお金の出入りを自動で見える化してくれます。
しかし現金払いにおいては手動で入力する必要があります。
支出を減らす方法
支出を把握出来たらさっそく支出を減らしていきましょう。
その際大事なことは『ストレスのかかる支出の削減は行わない』ことです。
支出を減らすポイント
- 心理的な負担の少ない項目から削る
- 大きな固定費から削る
心理的な負担の少ない項目から削る
どの支出を削るか?は人それぞれ優先順位が異なります。
例えば服を買うことが何よりも好きという人が洋服代を削るのは想像以上のストレスを感じてしまうのでNGです。
いずれ反動が起きて爆買いをしてしまい自己嫌悪になる恐れがあります。
節約自体をやめてしまう可能性もある為、心理的な負担の少ない項目を優先的に節約しましょう。
飲食代や交際費などあなたにとってストレスが掛からない項目のお金の使い方を見直しましょう。
大きな固定費から削る
節約と聞くと『電気をこまめに消す』『安い食材の為にスーパーをはしごする』『シャワーをこまめに止める』を思い浮かべる人も居るでしょう。
確かに節約効果はありますが『努力に見合った効果はありません!』せいぜいひと月当たり数百円~数千円の節約といったところでしょう。
それよりも大きな固定費を削りましょう!
- 住居費
- 車
- 保険
- スポット支出
住居費の削り方
実家で暮らすことが出来る人は最強です。
住居費や食費をいくらか家に入れるだけで済むのはお金だけを考えれば非常に合理的です。
実家で暮らすことが出来ない人は、住宅補助・社員寮・シェアハウスなどの選択肢があります。
これ以外には家賃を抑えるしかありません。
今住んでいる家より家賃を1万円下げることが出来れば年間で12万円の節約になります。
『結局無理なことを言っている』と思う人もいるでしょうが、住むところを決めてから賃貸情報サイトを観ることはありますか?
意外と家賃の下がっている賃貸物件や新たにサイトに載った物件なども色々と更新されるためこの機会に一度閲覧することをオススメします。
引っ越し費用についても初期投資は掛かりますが1年や2年で簡単に元が取れるので検討の余地は十分にあると思います。
車を持たない
都会に住んでいればバスや電車など交通インフラが充実しています。
常時車を使うことは考えにくいでしょう。
どうしても車が必要な時は『レンタカー』や『カーシェアリング』などを活用することで費用を抑えることが出来ます。
運動を兼ねて自転車で移動するのも健康とお金の面で良いですね。
車を持つと掛かるお金
- 車の購入費
- 駐車場代
- ガソリン代
- 保険代
- 車検代
- 修理費
車を保有するだけで生涯で数千万円掛かると言われています。
仕事では使わない、休みに買い物で少し使うだけなどの場合は手放すことを検討してください。
保険の解約
必要のない保険は解約しましょう。
単身者なら都道府県民共済の2000円で加入できる入院保険のみ
家族がいるなら掛け捨ての生命保険と医療保険のみ
それ以外の保険については解約を検討するべき保険となります。
詳しくまとめた本当に必要な保険の記事があるので参考にしてください。
外飲みを減らす
お酒を飲まなければ『お酒代』はかかりません。更に外で飲むと高くつきます。
家に友人を招いて飲むだけで費用は軽減できます。
お酒を嗜む程度ならストレス発散などの効果もありますが、度を超すと無視できない出費となります。
お金・時間・健康を失ってしまうため注意する必要があります。
冠婚葬祭はほどほどに
親族や親せきなどは別ですが、ちょっとした友人や職場関係の付き合いは悩むところです。
一生に一度だからと参加してご祝儀で毎回数万円の出費がかさむと痛いですよね?
頻度が多すぎたり、過剰な出費は見直しの余地があると思います。
格安simで通信費を減らす
あなたは月にいくら通信費を払っていますか?
月に何万円も通信費を払っている場合は見直しが必要です。
- 一世代前の携帯・廉価版の機種を購入
- 格安simを使う
これをするだけで大幅な節約となります。
格安simの欠点はキャリアメールが使えない、一部で通信速度が落ちるなどです。
しかしLINEを使い、Gメールを使い、家の中では無線LANを使うなどすれば全て解決します。
収入を増やす方法
収入を増やすより支出を減らす方が簡単なのでまず手を付けるべきは支出の削減です。
その後に収入を増やすことが出来れば資産作りは加速します。
収入を増やす方法
- 転職
- 起業
- 副業
- 仕事のスキルアップ
- 共働き
どれも難しいですが、結婚をしているなら共働きが一番早く収入を増やすことが出来ます。
世帯収入を増やし支出をキープすることで資産形成の速度は一気に加速します。
まとめ
年収や資産額がいくら違っても『固定費を見直す』という基本は共通です。
支出を下げることが出来ればその分毎月のお金に余裕が生まれ投資に回すことが出来ます。
何に投資すればいいか?
支出を見直すことで投資に回すお金を生み出すことが出来たとしましょう。
大事な資金を『良い投資先にお金を回したい』と考えるはずです。
実は世の中には資産形成するのに向いていない商品が沢山あります。
いくつか資産形成に不向きな商品を紹介します。
- 現金・預金・定期預金(利率が限りなく0に近くお金が増えないから)
- 保険・国債・外貨預金(利回りが低い・買付時に余分な手数料が掛かる)
- FX(トレード技術が必要不可欠!難易度が高すぎるため初心者には厳しい)
では良い投資とは何なのか?
- 誰もがいつでも手軽にできるもの
- ある程度確実に値上がりする商品を買う
そんな都合の良いもの本当にあるのか?(詐欺に決まっている)と思うかもしれませんが、条件を満たす投資はあります。
【米国株のインデックス積立投資】です。
米国株のインデックス投資とは?
アメリカ株ほぼ全てに投資する方法で『リスク分散』ができ、ある程度のリターンが見込めます。
リターンはここ10年で10%を超えており、数十年と長期でみても7~8%ありました。(今後も続くかは分かりませんがそれでも4~5%はあると予測されています)
4~5%たったそれだけ?と思うかもしれませんがこちらのグラフを見てください。

30年間 毎月3万円 年利5% で運用すると約2500万円まで資産は膨れ上がります。
これが複利の効果によるものです。
まさに塵も積もれば山となるですね。
この投資の良い所はインデックス投資の商品を一つ買うだけで済みます。
誰でも簡単に投資することが出来ますね。
おすすめのインデックス商品
- 楽天・全米株式インデックスファンド
- SBI・V・全米株式インデックスファンド
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
これらの商品を『楽天証券』『SBI証券』どちらかのネット証券で購入すると良いでしょう。
積立投資とは?
価格が変動する商品に対して定期的に一定の金額で購入する方法です。(ドルコスト平均法)
購入金額を一定に保つことが重要です。
投資商品の価格が下がった時には『多くの数量を購入』することが出来、価格が上がった時には『少ない数量を購入』することが出来ます。
価格の変動を読むことは不可能なので、購入タイミングや感情に左右されないようにする方法です。
つみたてNISAを活用しよう
つみたてNISAとは少額からの【長期・分散・積立投資】を支援するための非課税制度になります。
つみたてNISAの対象商品は【 長期・分散・積立投資 】に適した商品に限定されており、上記でオススメした商品は全て対象となっています。
初心者など幅広い年代にとって利用しやすい仕組みとなっています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
- 毎年の投資額が決まっている
- 運用した時の利益が非課税になる
- 長期の積立投資との相性が良く時間を味方につけられる
使わないともったいないので積極的に活用しましょう。
証券口座を開設する時に一緒につみたてNISA口座も開設すれば直ぐに使うことが出来ます。
まとめ
資産を形成する過程
- 支出を把握する
- 支出を見直し投資に回すお金を作る
- 適切な投資先で運用する
- つみたてNISAを活用する
やる事は至ってシンプルです。
日々の習慣を見直して、新たな習慣を設定するだけなので特別な才能は必要ありません。
アルバイトから会社員までどんな人にも共通する事なので一緒に頑張っていきましょう。
資産を作るには小さな一歩の積み重ねです。時間をかけてゆっくりと大きな資産を作り上げましょう!
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