前回の記事で、固定費の見直しが出来たでしょうか?
次に見直すべきは光熱費・通信費・食費・交通費などの変動費になります。
固定費・変動費さえ見直してしまえば貯金が出来る節約ルールの90%は完成してしまいます。
私は普段アルバイトで生計を立てていてボーナスなどもありませんが、1年間の貯蓄は70万円を超えています。
正社員でなくても、給料が特別多くなくても、今から教えるルールを守ることが出来れば達成可能な数字だと思います。
前回の記事はこちらになります。まだ見ていない方はご参照ください。
変動費は主に、「光熱費」「通信費」「食費」「交通費」などがあります。
固定費の見直しでは足踏みしてしまう人も居るでしょうが(本当は一番にやって欲しいポイントではあります)変動費に関してはリスクもなく、確実に節約でき貯金が出来るようになりますので、ぜひ『行動』してみてください。
- 光熱費の見直し
- 通信費の見直し
- 食費の見直し
- 交通費の見直し
電気代の見直し

光熱費には「電気代」と「ガス代」の2種類があります。
誰でも見直せるのは「電気代」になります。
2016年から電力自由化が始まりました。
その結果、多くの電力小売会社が参入してきてくれたことで我々も安い電力会社を選べるようになりました。
しかし現状は電力会社を変更している割合は少ないようで、総務省のデータによると2019年時点で全体の25%ということです。
全員とは言えませんが、ほとんどの方は毎月の電気代が安くなると思うのでこれを機に見直してみてはいかがでしょうか?
・何故全員とは言えないのか?
これには各家庭の電気の使用量が関係してきます。
今まで契約している大手の電力会社は、基本料金を数千円徴収して、更に電気使用量を1kwhに対して〇〇円というような仕組みです。
これに対して、新たに出てきた電力会社では、基本料金を0円とし、電気使用量が大手に比べると少し割高になるという仕組みで運用しています。
この基本料金の差額分だけ安くなるような仕組みなのですが、電気使用量があまりに多い場合は割高になってしまう事があります。
詳しくはご家庭の事情に応じて変更してください。
恐らくほとんどのご家庭では年間で2~5万円は安くなると思います。
比較サイトとしてエネチェンジをオススメします。
ガス代の見直し

ガスは一般的に「都市ガス」と「プロパンガス」の2種類があります。
ガス会社は変更可能地域が限られています。
まだ全ての世帯が対象ではないので、変更可能地域にお住みの方は是非検討してみてください。
自分の住んでいる所が対象か分からない方は同じくエネチェンジのサイトを訪問してみてください。
郵便番号を入力するだけで対象か教えてくれます。
「都市ガスの場合」
ガス会社が変更可能であれば、基本的には新しいガス会社が変更手続きをしてくれて、お金はかかりません。
もしかしたら契約事務手数料で数千円取られてしまうかもしれませんが、安くなるならそれぐらいの出費は仕方ありませんね。
「プロパンガスの場合」
プロパンガスも会社を変更することは可能です。
しかしプロパンガスを使用しているアパートやマンションなどの集合住宅の場合、大家さんが一括で契約をしている場合が多いので、簡単に切り替えできない可能性があります。
まずは大家さんに切り替えが可能かどうか聞いてしてみましょう。
もう一つ問題点があります。
プロパンガスは契約時に他のガス機器とのセット販売をしていることがあります。
毎月のガス料金の中に機器料金を上乗せされている場合、ガス会社を変更しようとするとガス機器代を一括請求されてしまいます。
そうなると数十万といった違約金がかかる恐れがあるので注意しましょう。
そちらの契約内容も大家さんに確認を取るようにしましょう。
都市ガス、プロパンガス共にエネチェンジで比較できるようなので対象の方はチェックしてみましょう。
通信費の見直し

通信費は「インターネット回線」と「携帯電話」になります。
こちらは非常に即効性がありオススメです。
「インターネット回線」
インターネットの回線業者が非常に多くなってきました。
10年以上契約を見直していない場合は、本当に安くなります。
比較するポイントは
- 料金
- 通信速度
- スマホとのセット割
- プロバイダ
- 工事費の無料特典
インターネット回線については非常に多くの選択肢がある為、ご自身の条件に合うものを選んでみてください。
「インターネット回線 オススメ」などで検索して貰えれば、見やすいサイトはいくつもあるので是非。
「携帯電話」
みなさん「格安Sim」もしくは「格安携帯」という言葉は知っていますか?
知ってはいるけど使っていないという方がほとんどではないでしょうか?
普及率は2020年で16%と言われています。
大手携帯会社の【DoCoMo】【au】【Softbank】
格安SIMの【楽天モバイル】【UQモバイル】【LINEモバイル】【Yモバイル】など
大手携帯会社が月額6000~10000円なのに対して、格安SIMは2000~4000円ほどで抑えることが出来ます。
デメリットとして
- メールアドレス(ドメイン)が使えなくなる。(@docomo,@ezweb@softbank)などが使えなくなる。
- 通信速度が若干遅くなる。(気にならない人も居るぐらいです)
- インターネット回線とセットプランにしていると違約金がかかる。
これらのデメリットが苦にならないぐらい、料金の値下げは魅力的です。
毎月4000円下げれれば年間で48000円貯金できるようになります。
手続き方法が分からない方は店舗を構えている地域がほとんどだと思うので実際に行ってみて契約すると良いでしょう。
1日で契約も終わり来月には料金が下がるので即効性は抜群です。
みなさん携帯料金が高すぎると答えているはずなのに『行動』していません。
一番簡単に『行動』出来るはずです。
すぐに『行動』しましょう。
食費の見直し

主婦の方は食費の節約に精を出している方も多いのではないでしょうか?
しかし残念ながら食費の見直しは一番効果が薄いと思っています。
余程の贅沢をしていない限りは毎月の節約はせいぜい数千円ではないでしょうか?
労力(時間)が大きい割に効果が薄いので節約しすぎるのはオススメしません。
通信費や光熱費は一度行動してしまえば永遠と続く節約ですが、食費は毎日頑張らないといけない節約になります。
もちろん楽しんでやる分には良いのですが、卵1パック30円差の為に移動10分使うのは如何なものか?
また車で買い物している場合はガソリン代もかかってしまうので本末転倒です。
節約効果の大きい順番でやっていけば、効果の薄いものはやらなくても済みます。
まずは『固定費』や『光熱費』『通信費』を見直していくことをオススメします。
交通費の見直し

交通費を見直すのに最初の問題点は『自動車の保有』です。
そもそも自動車は必要なのか?
自動車を保有するのにかかるお金
- 自動車ローン
- 車税
- 駐車場代
- ガソリン代
- 保険代
- メンテナンス代
これらがかかり、自動車を保有すると生涯コストは『4000万』と言われています。
都市部に住んでいるのなら、移動は公共交通機関があり非常に便利な状況です。
重たいものを運ぶのに不便といった意見もありますが、そういった時はタクシーを使えば解決します。
自動車保有よりタクシーを使ったほうが実際は安く済むケースもあるようです。
田舎住みの場合は車は必須になってきます。
しかしその分、住宅コストを下げることが出来るため、『固定費』に使う25%のうち、5%を変動費の方に充てるなどして対処すれば自動車保有は可能です。
住宅費を上げて交通費を下げる手段もあります。
毎日の出勤で公共交通機関を使用している方も大勢いますよね?
一つの選択肢として会社の近くの物件に住んでしまうというのがあります。
移動に1時間、交通費で1万以上かかる場合、今の家賃から1万円多く払って近くに住めば、移動のストレスから解放され、時間も有意義に使うことが出来て効果は大きいです。
まとめ
固定費に続いて変動費を25%に抑えるための手段を書いていきました。
何度も言いますが『行動』さえすれば確実に節約でき貯金に回せるようになっています。
みなさん分かってはいるけど面倒くさい。
その現状が電力会社の変更割合25%、格安SIM変更割合16%という数字に表れます。
少数派の節約家の方に回り、将来の老後資金の為に早くから貯金を増やしていきましょう。
固定費の見直し、変動費の見直しの記事を見てもらえれば、実際お金に余裕が出来ることが理解してもらえると思っています。
『今日が人生で一番若い日です。ぜひ行動しましょう!』
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