【デメリットしかない】iDeCoをオススメしない人の特徴

投資

iDeCoは節税に優れた制度であり、長期間運用を続けると『老後資金』の問題も解決できるかもしれません。

しかし中にはiDeCoのメリットを十分に受けることが出来ずに、デメリットのみを受けてしまう人も存在します。

iDeCoをオススメ出来ない人の特徴を理解し、自分に当てはまる場合はiDeCoをやるのは止めておいたほうが良いでしょう。

自己紹介

私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。

低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。

2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。

私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。

iDeCoってどんな制度?

iDeCoとは『自分の為に年金を作る制度』です。

iDeCo」は、個人型確定拠出年金の英語表記「individual-type Defined Contribution pension plan」のになります。

iDeCoの概要

  • 自分で掛け金を拠出する(事前に決めた確定額を積み立てていくから”確定拠出”とも言います)
  • 自分で運用する
  • 年金受取額は運用成績によって変わる

『運用・投資って危なくないの?』と思われる人は『日本の年金制度』について理解しましょう。

(楽天生命より抜粋)

iDeCoは3階部分に当たる制度になります。

厚生年金を多く貰える大企業勤めの人は例外ですが、一般的なサラリーマン・自営業・フリーランスの人は『老後は安心』と言えるほど年金は貰えません。

年金の平均受給額

  • 国民年金:約5万6000円(月額)
  • 厚生年金:約14万6000円(月額)

このように公的年金だけでは厳しいという状況を踏まえて、政府が『iDeCoを活用する人が増えるように法改正するので、自分の老後は自分で備えてください』といって制度を作りました。

日本は、人口減少・少子高齢化の進行を考えると、自分の年金はiDeCoなどを活用して自分で準備しなくてはならない時代になったという事です。

幸いiDeCoはメリットが沢山ある優れた制度です。

iDeCoを正しく理解して正しく活用すれば非常に有効な老後対策になるでしょう。

iDeCoのメリット

iDeCoの最大のメリットは節税です。

  • 掛け金が全額所得控除になる
  • 運用益が非課税になる
  • 60歳以上で受け取る時も税負担を軽減できる

その他にもメリットがあり

  • 天引きや引き落としにより、着実に資産形成が出来る
  • 差し押さえ禁止財産である
  • 転職時にも持ち運びが可能

iDeCoは、メリットを生かして、長期間運用することが出来れば老後2000万円問題も解決できるかもしれないオススメの制度となります。

iDeCoのデメリット

メリットばかりに目が行きますが、デメリットも存在します。

  • 長期間資金が拘束される
  • 元本割れリスクがある
  • 手数料が掛かる
  • 本当に節税になるかは人による

iDeCoは加入者が『重度障害』もしくは『死亡』した場合を除き、原則60歳以降しか引き出すことが出来ません。

また株式や債券に投資した場合、マーケットの状況によっては元本割れのリスクも生じます。

20年~30年といった長期間運用を続けることで元本割れのリスクは小さくなりますが、ゼロになることはあり得ません。

iDeCoをオススメしない人の特徴

iDeCoのメリット・デメリットを把握した上で『オススメ出来ない人』の特徴を知っておきましょう。

あなたに当てはまる場合はiDeCoに加入するのは止めておいた方が良いかもしれません。

貯金が無い人

貯金が無い人はiDeCoをやってはいけません。

理由としては、デメリットにも書いてある通り、iDeCoの資金が拘束されてしまうからです。

貯金が無い状況で仕事をクビになったり、病気やケガで治療費が足りなくなったりした場合でも、iDeCoに入れてしまったお金は引き出すことが出来ません。

つまりiDeCoよりも先に『生活防衛資金』を貯めることから始めるべきです。

生活防衛資金とは、病気やケガなど何かあった場合でも1年間は無収入で過ごすことが出来るお金のことを言います。大体100万円~300万円ほどが相場となっています。

生活資金→iDeCoの順番で取り組みましょう。

住民税・所得税が掛からない人

専業主婦や収入の低い人など『住民税・所得税』が掛からない人はiDeCoをやってはいけません。

理由としては、最大のメリットが全く活かされないからです。

iDeCoは掛け金が全額所得控除となり税金が安くなるので節税になります。

しかし住民税・所得税の無い人は、そもそも支払う税金が無いのでメリットがまったくありません。

むしろ、60歳以降に引き出す際には、拠出金と利益に対して課税されてしまうので結果的にマイナスになる可能性もあります。

メリットの恩恵を受けれないで、デメリットのみ受けてしまう最悪の状況なので当てはまる人はiDeCoをやるのは止めておきましょう。

途中で仕事を辞めようと思っている人

  • 結婚を機に専業主婦になる人
  • 独立してフリーランスを目指す人
  • FIREしたいと考えている人

このように途中で仕事を辞めようと考えている人はiDeCoはやらない方が良いです。

理由としては、途中で仕事を辞めると、一時的に収入が減る、又は無くなるので『節税効果』のメリットの恩恵を受けられず、デメリット部分のみになってしまいます。

iDeCoはあくまで『自分年金』であり、60歳まで働き続けたのちに老後の蓄えをたくさん作っておくシステムなので、途中で仕事を辞める予定の人はiDeCoは止めておきましょう。

重い病気を患っている人

持病があり、長生きする自信のない人はiDeCoは止めておいた方が良いかもしれません。

一応、加入者が死亡した場合、親族の方が申請することで『一時金』を受け取ることが出来るので払い損はしないで済みます。

しかし病気による治療費や入院費などでお金が必要になったとしても、生きている限り引き出すことは出来ないので、もしもの備えは沢山あったほうが良いと思います。

iDeCoで積立するよりも現金を多めに持っておき、治療費などを賄えるようになった時にiDeCoを検討してみてはいかがでしょうか?

年金を払っていない人

年金を払っていない人(個人事業主)は、そもそもiDeCoに加入することは出来ません。

iDeCoは年金の3階部分と言われており、1階は加入する義務のある国民年金、2階は厚生年金となっています。

国民年金の免除(1/4・1/2・3/4・全額)を受けている人もiDeCoに加入することは出来ません。

まとめ

iDeCoをオススメ出来ない人の特徴

 

  • 貯金が無い人
  • 住民税・所得税が掛からない人
  • 途中で仕事を辞めようと考えている人
  • 重い病気を患っている人
  • 年金を払っていない人

iDeCoは、60歳までの長期間、安定的に積立して、運用中は節税メリットを最大限活用して、運用益を非課税で受け取ることが出来る素晴らしいし制度です。

このメリットを活用することが出来ない人(上記に当てはまる人)はiDeCoではなく『つみたてNISA』などを活用したほうが良いでしょう。

あなたの状況に合わせた選択をして老後の資産形成を行いましょう。

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