〚家族構成別〛節約の為に本当に必要な保険とは?

保険

保険の種類ってたくさんありますよね?

なんとなく契約している保険もあるのではないでしょうか?

自分にとって本当に必要な保険を知りたくないですか?

節約のためにも不必要な保険は解約するようにしましょう。

多額の保険料で老後の不安が増幅するようなことはあってはいけません。

一人暮らし・夫婦二人暮らし・子供のいる家庭など各状況に応じて必要な保険を教えます。

私は2016年から節約と投資を駆使して資産を増やすことに成功してきました。

無駄を省き、お金を働かせることでアルバイトの私でも資産を築くことは出来ると証明していきたいです。

今までの経験から少しでも役に立つ情報を発信できればいいと思っています。

保険の定義

そもそも保険とは何か?説明できる方はどれぐらい居るでしょう。

ここで一つ問題を出します。

問.保険の基本的な働きに関する次の記述のうち正しいのはどれか?

  1. リスクの発生頻度は高いが、発生すると損失が大きい場合に有効
  2. リスクの発生頻度は低いが、発生すると損失が大きい場合に有効
  3. リスクの発生頻度は高いが、発生すると損失が小さい場合に有効
  4. リスクの発生頻度は低いが、発生すると損失が小さい場合に有効

どうでしょうか?分かりますか?

    ↓

    ↓

    ↓

A.2番のリスクの発生頻度は低いが、発生すると損失が大きい場合に有効

ちなみに2019年に18歳~79歳の方を対象とした問題で正解率は50%でした。

このように、『発生の頻度は低いが、もし発生したら大変なことになってしまう』ものに対して保険を掛けるということが一番重要です。

この事を意識するだけで自然と『必要な保険』と『不必要な保険』に分類することが出来ます。

一つずつ見ていきましょう。

自動車を保有している方

自動車関連の保険にはいくつか種類があります。

  1. 対人保険
  2. 対物保険
  3. 車両保険

この3つの中で必要な保険を考えてみましょう。

1.対人保険は、運転中に人にぶつかった時に対する保険です。

死亡や傷害を負わせてしまった場合、損害賠償が凄いことになります。

年齢や職業などにもよりますが、金額は億を超えてくるでしょう。

『人を轢いてしまう頻度は低いが、轢いてしまったら大変なことになる』

2.対物保険は、運転中に事故を起こし物を破損させてしまった時の保険です。

高速道路などの電光掲示板などを壊してしまうと損害金額は億を超えると言われています。

『運転していて物にぶつかる頻度は低いが、壊してしまうと大変なことになる』

3.車両保険は、買ったばかりの車が壊れてしまった時に補償して貰える保険になります。

相手の車との衝突・ガードレールに擦った・車内の物が盗難にあったなどです。

車同士の衝突で破損した場合は、相手方に非がある場合は請求が可能です。

傷が出来たなどに関しては修理に出せば数十万で直せます。

盗難に関しても、自分が注意して金品を車内に残さないことを心掛ければ防げます。

単独事故による破損に関しても損害金額は高級車などは別として、一般的な車両の場合は100万~300万ほどでしょう。

『発生頻度は低いが、発生しても大変なことにはならない』と思います。

よって、自動車関連で必要な保険は

  1. 対人保険
  2. 対物保険

この2種類となるわけです。

車両保険を毎月支払っている方は解約を検討しましょう。

賃貸物件に住んでいる方

賃貸物件に住んでいる方で検討する保険は2種類です。

  1. 火災保険
  2. 個人賠償責任保険

1.火災保険

賃貸に住んでいる方が強制的に加入させられる保険が火災保険になります。

家の内部で火災が発生した場合に損害賠償が請求されます。(タバコの不始末やてんぷら油に火が付いたなど)

また家の中の家財なども保険対象となります。

隣の部屋の保証もしないといけない事から、金額は数千万と大きくなります。

『発生の頻度は低いが、もし発生したら大変なことになってしまう』

2.個人賠償責任保険

聞いたことが無い人もいるのではないでしょうか?

自転車保険などとも言われており、私的には一番オススメの保険となります。

自転車で人を轢いてしまった場合の損害賠償をしてくれる保険で、死亡事故や障害を負わせてしまった場合も対象となります。

また家の中で水漏れが発生して下の階の人の家財に傷を負わせた、家の窓においてあった花瓶を下に落としてしまい怪我をさせたなど、身近なあらゆる不測の事態に対応している優秀な保険です。

自転車での死亡事故で過去の判例で、1億近い賠償金が請求されたこともあります。

『発生の頻度は低いが、もし発生したら大変なことになってしまう』

よって、賃貸物件に住んでいる方は

  1. 火災保険
  2. 個人賠償責任保険

この2つが必要な保険になります。

持ち家に住んでいる方

賃貸物件では2種類でしたが、持ち家になると1つ追加されます。

  1. 地震保険

地震発生による家屋の倒壊、津波の被害、火災の被害などに対して保証されます。

家の購入は、人生で一番高い買い物になります。

購入後に災害などで倒壊してしまったらローンだけが残り人生が破綻してしまいます。

その為にも地震保険は必ず必要な保険になります。

しかし残念なことに地震保険は保証金額が家の価値に対して30%~50%までしか支払われません。

その上、毎月の保険料の支払いが高いです。

家の購入を考えている方は、実質いくらかかるか必ず計算してから購入しましょう。

生命保険・医療保険

1.生命保険

生命保険は自分が亡くなってしまった時に、残された家族の為の最後の砦です。

奥さん、旦那さん、子供に生活費を残さないといけません。

子供が小さいなら尚更多く残さないといけないでしょう。

成人を迎えて親元を離れていればそこまで必要では無いかもしれません。

2.医療保険

病気やケガなどでかかる医療費を保証してくれる保険になります。

様々なタイプがあり、総合タイプ・入院タイプ・三大疾病特約・がん保険などがあります。

貯金100万円が無い方

貯金100万円が無い方という狭い制限を設けているのには理由があります。

このタイプの方で必要な保険は『医療保険の入院タイプ』になります。

入院タイプは言葉の通り、入院時に多くの保証を得る保険となっています。

また病気が長引いて通院するときにも保証されるのも良いポイントです。

入院タイプは障害、死亡保障が少ないですが、『医療保険』という名の通り医療に特化した保険を選択したほうが賢明です。

病気をして、入院して、手術して、通院するまでの保証がしっかりしている入院タイプを強くオススメします。

しかし何故100万円なのか?

日本の医療制度では病気を治すのにかかる費用は最大でも100万円を切ると言われています。

『国民健康保険』『高額療養費制度』この2つがある以上100万円を超えることは基本的にはありません。

基本的にはと言いましたが、保険適用外の治療法もあります。

それはお金持ちだけが出来る治療法と考え、諦めてしまうのがベストです。

必要な保険

  1. 医療保険の入院タイプ

不必要な保険

  1. 医療保険の総合タイプ
  2. 3代疾病などの医療特約
  3. ガン保険

貯金100万円持っている方

貯金100万円を持っている方は『医療保険』は必要ありません。

ガンなどの重い病気になったり、手術することになったとしても100万円で賄うことが出来るからです。

毎月の保険代はゆっくりと家計にダメージを与えていきます。

余り痛みを感じないからこそ解約せずにズルズルと払い続けてしまいます。

更に心の不安『もしもの為に保険に入っている』という気持ちがありますが、生きてきて保険に頼った回数はどれぐらいでしょうか?

0~5回以内じゃないでしょうか?

保険屋さんの必殺技『万が一の為にガン保険に加入したほうがいい』という言葉があります。

万が一とは、1万分の1の確率で起こるということです。

1万分の1の確率で尚且つ100万以内で収まるなら備える必要はありません。

貯金のペースを上げていきましょう。

必要な保険

  1. なし

不必要な保険

  1. 医療保険
  2. 3代疾病などの特約
  3. ガン保険

〚家族構成別〛本当に必要な保険

  1. 自動車を保有している方
  2. 賃貸物件に住んでいる方
  3. 持ち家に住んでいる方
  4. 貯金100万円無い方
  5. 貯金100万円ある方

上記の5つで自分に当てはまる項目が保険のベースとなります。

年齢や家族構成に関係なく、誰でも加入するべき保険なので加入していない方は検討してください。

また無駄な保険に加入している方は解約手続きをオススメします。

毎月の支払いを軽くして貯金のペースを上げる事こそ将来への不安解消に繋がります。

それではこれから家族構成別で必要な保険について解説していきます。

一人暮らしの方

一人暮らしの方は、上記に当てはまる保険以外、一切必要としません。

  • 自動車を持っているか?持っていないか?
  • 賃貸か?持ち家か?
  • 貯金100万円あるか?ないか?

これだけの十分です。

何故なのか?

検討するべきは生命保険ですが、一人暮らしの方なら誰かにお金を残す必要性がありません。

親や兄弟が居るなどと考える場合もありますが、普通に行けば親の方が先に亡くなり、兄弟にもお金を残す義務はありません。

不必要な保険に加入する前に老後の貯蓄をしっかりと検討するべきです。

夫婦二人

一括りに夫婦と言っても色々な家庭事情があります。

どちらも正社員での共働きの家庭では新たな保険は必要ありません。

もしどちらかが亡くなっても何とか生活を続けることは可能だからです。

しかし、どちらか一方が専業主婦またはパートなどの場合は生命保険は必須になります。

当然労働者の方に生命保険を掛けるようにしましょう。

もう一方の方には生命保険は必要ありません。

生命保険には『貯蓄型』『掛け捨て型』の2種類があり、オススメは『掛け捨て型』になります。

理由は、圧倒的に料金が安く済むからです。安いのだと2000円以内で済みます。

掛け捨てはお金を捨てているだけでもったいないと思う方もいるでしょうが、料金が安い分、余ったお金は貯蓄に回すことが可能になります。

必要な保険

  • 掛け捨て型の生命保険1人分

子供のいる家庭

子供がいる家庭では、子供が成人するまでは両親どちらも生命保険は掛けておいた方が無難です。

子供が成人するまでに多くのお金が必要になります。

労働者の方が健在でしたら生活することは可能ですが、お金はあったほうが子供の選択肢が広がります。

子供がいる家庭でも『掛け捨て型』がオススメになります。

親二人分の保険料は単純に2倍掛かるということです。

負担が2倍になるなら保険料は安いほうが絶対良いです。

子供の為に成人しても生命保険でお金を残したいと考える親も居ますが、成人させるまで育てただけで充分じゃないですか?

親の務めは成人式または大学卒業までで終わりです。

子供に手がかからなくなったら即座に一人の保険を解約しましょう。

更に貯蓄のペースを上げ老後の為に残しておきましょう。

そして子供に『釣った魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えてあげましょう。』

親が見本となり老後資金の貯め方を子供に伝授してください。

必要な保険

  • 掛け捨て型の生命保険2人分(子供が巣立ったら1人解約)

その他の保険(すべて必要なし)

ここまでで自分の条件に合う必要な保険は以上になります。

  1. 対人・対物保険
  2. 火災保険
  3. 個人賠償責任保険
  4. 地震保険
  5. 医療保険(入院タイプ)
  6. 生命保険(掛け捨て型)

これ以外にも様々な保険と名の付くものがあります。

  1. 学資保険
  2. 養老保険
  3. 貯蓄型保険
  4. 投資保険

一部抜粋してみました。

これらの特徴は、保険なのにお金も増えることです。

しかも元本保証までついているものもあります。

全てオススメしません!!

保険の定義を思い出してください。

『発生の頻度は低いが、もし発生したら大変なことになってしまう』

どこにもお金を増やすものとは書いていませんよね?

貯蓄と保険は別で考えましょう。

更に落とし穴があります。

元本保証をうたっている商品は必ず数十年という長い期間保険料を納める必要があります。

途中解約した場合は元本保証されず必ずマイナスになる仕組みです。

お金が増える保険の仕組みは、保険会社がインデックス投資を行い、増えたお金の一部をお礼として契約者に返しているだけです。

我々も普段から保険会社に触れる機会があります。

CMではかなり有名な芸能人を使い、莫大な広告料を支払っています。

街にある会社を観てください。

大きな会社ですよね?皆さんから集めたお金で投資をしその利益の上で大きな会社を作り出しています。

儲けの片棒を担がないようにしましょう。

ではどうすればお金が増えるか?投資を自らが行いましょう。

余程の事が無い限り20年後には増えているはずです。

様々な検証を行って99%安全だと言える検証結果も出ています。

投資のやり方なんて分からない方にも、口座開設から商品の買い方、商品のオススメ全て書いていますので是非ご覧ください。

口座開設のやり方の記事

投資信託の購入方法の記事

投資信託のオススメ商品の記事

まとめ

自分の生活環境で本当に必要な保険のみ加入して、不必要な保険に関しては解約する。

これをやるだけで老後資金は大きく変わってきます。

元本割れを起こすから解約をしたくないと考えている方は、満期まで5年以内なら継続してもいいですが、5年以上かかる場合は解約をオススメします。

5年あれば自分で投資をして増やすことも高い確率で可能です。

一つの目安にしてください。

毎月の保険料は高くても1万5千円で収まるはずです。

2万円以上払っている方は恐らく不必要な保険に加入しているか、保険料の高い保険に加入しているかのどっちかです。

保険の見直しは節約の観点でも非常に重要です。

定期的に見直して少しでも毎月の支出を減らすことを意識しましょう。



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