・投資信託を買いたいけど何を買ったらいいか分からない
・なるべく損を出したくない
・投資信託のオススメを教えてほしい
投資をやった事が無い人は最初は何も分かりませんよね?
私は2016年から株式投資、投資信託をやっていて、投資成績はプラス200万ほどになります。
私の今まで経験してきた知識が少しでも皆さんの役に立てれば幸いです。
一緒に頑張っていきましょう。
何を買ったらいいか分からない

投資信託を買ってみたいけど、どんなものがあるのか分かりませんよね?
投資信託には大きく分けて2種類の商品があります。
インデックスファンドとアクティブファンドです。

急に難しい言葉が出てきても分かりませんよね?
なるべく分かりやすく解説します。
・インデックスファンドとは?
投資信託の値動きが目標とする指数に連動する商品の事です。
目標とする指数とは、『日経平均』『TOPIX』『NYダウ』のことを言います。
その他にもたくさん存在はします。(不動産、債券、先進国、新興国、金、銀など)
日経平均とは、日本経済新聞が選んだ東証一部上場企業の中から様々な業種をバランスよく選んだ”225社”の平均株価です。(日経225)とも言います。
TOPIXとは、東証一部に上場している2150社以上の会社の平均株価と覚えておきましょう。
日経平均は225社、TOPIXは約2150社に分散されています。
NYダウとは、アメリカの上場企業の代表的な30社の平均株価と覚えておきましょう。
よくTVなどで、「今日の日経平均はいくらです。」などを観たことがあると思います。
実際に日経平均と、それを目標とした投資信託の商品を見てみましょう。


どうでしょうか?
上が日経平均、下が投資信託の商品です。
価格は違えど、グラフの動き方は一緒ですよね?
これがインデックスファンドの値動きになります。
インデックスファンドにはメリットがいくつか存在します。
- 目標とする指数がある為、運用に手間がかからず運用コストが安い
- 誰でも同じ結果が得られる(株式市場でずっと平均点を取り続けることが出来る)
- インデックスファンドは歴史的に見て、ずっと右肩上がりで成長している
当然デメリットもあります。
- 大きく儲けることは難しい
- 元本保証が無い
- 長期間保有するのは精神的に意外と難しい
・アクティブファンドとは
名前の通り、積極的にインデックスファンドを上回る成績を目指すファンドの事です。
インデックスファンドは目標指数に従って機械的に売り買いするのに対して、アクティブファンドは運用のプロの方が自分の考えで銘柄を選定し売り買いを行い、インデックスファンドよりもいい結果になるように運用を行います。
アクティブファンドのメリット
- インデックスファンドよりいい結果が得られる可能性がある
- 本当にいい成績を収めている商品が稀にある
アクティブファンドのデメリット
- プロが運用することによって人件費がかかり、運用コストが高くなる
- 元本保証が無い
- 価格の動き方が激しい
- 悪徳商品が数多く混ざっている
- いい結果になるとは限らない
- アクティブファンドは歴史的に見て、インデックスファンドに負ける確率が90%を超える
総括
残念ながらアクティブファンドの多くはインデックスファンドに勝てないというデータが存在します。
1年2年で見るとインデックスファンドを上回る商品もありますが、10年20年と長いスパンで見るとほとんどのアクティブファンドは負けてしまいます。
また運用コストの高さや悪徳商品の数を避ける作業は投資初心者にはオススメ出来ません。
よって投資初心者にはインデックスファンドを強くオススメします。
なるべく損を出したくない(ポートフォリオを組もう)

投資をするにあたって損をしたくないと考えるのは普通です。
しかし、投資はリスクがあり、絶対に損をしないというのは無理です。
絶対は無理でも確率を下げることは可能です。
それがポートフォリオ戦略です。
ポートフォリオとは何か?
ここで一つ問題を出します。
問題:あなたはE君です。自分がファンドを運用するプロとして、どのような商品を選びますか?5人のうち一年間の成績が最下位の人は脱落し、次の年にまた一人加入を繰り返す。ずっと生き残る方法を考えなさい。
- A君:日本株式100%で運用
- B君:海外株式100%で運用
- C君:日本債券100%で運用
- D君:海外債券100%で運用
- E君は、どのような運用をすれば100%最下位にならないか?
どうでしょうか?答えを見る前に是非考えてください。
↓
↓
↓
では答えです。

- 日本株式25%
- 海外株式25%
- 日本債券25%
- 海外債券25%
全員の真似をする。
これが正解になります。
何故か?
全員が100万円を投資資金として、一年間で日本株式が+50%、海外株式が+100%、日本債券が-50%、海外債券が-30%になったとしましょう。
- A君:100万円→150万円
- B君:100万円→200万円
- C君:100万円→50万円
- D君:100万円→70万円
このようになりますよね?
E君の場合
- 日本株式25万円→37万5千円
- 海外株式25万円→50万円
- 日本債券25万円→12万5千円
- 海外債券25万円→17万5千円
- 合計117万5千円
これは一例ですが、どんな検証結果になろうが最下位には100%なりません。
これが株式市場で生き残る方法です。
ポートフォリオ戦略とは、金融資産の組み合わせのことです。
リスクを減らすには資産の偏りを無くすことが大事です。
その代わり上記を見てもらえば分かると思いますがどんなことがあっても1位には絶対になれません。
1位にはなれないが最下位にもならないのが、インデックスファンドを色々な資産に分散して保有する方法です。
投資初心者にオススメ出来る方法です。
初心者にオススメ出来る商品

まとめていきます。
インデックスファンドとアクティブファンドではインデックスファンドをお勧めします。
理由
- 運用コストが圧倒的に安い
- 市場の平均点を誰でも取ることが出来る
- 過去、長期的に見ればずっと右肩上がりになっている(未来を約束するものではありません)
- アクティブファンドはインデックスファンドに勝てないというデータが存在している
ポートフォリオ戦略を駆使してリスクを減らそう
- まず生き残ることが大切
- 1位にはなれないが最下位にもならないから
- リターン(儲け)は減ってしまうがその分リスクを下げることが出来るから
オススメの商品
・eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
日本株式(TOPIX)のインデックスファンドである。日経平均よりTOPIXのほうが会社数が多く、より分散することが出来るためオススメ
株式の中ではリスクが少なく、リターンも少ない印象
・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
先進国株式は、アメリカを筆頭にヨーロッパやアジアなどの経済的に優位性な国々を表し、世界の優れた会社を一纏めにした株式である。
こちらもインデックスファンドであり、過去のデータでは1番リターン(儲け)の多い指数となっている。
・eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
新興国株式は、先進国に比べ経済成長が遅く、少し危険な国々を表している。ブラジル、インド、中国、ロシアなどで構成されていて、今後の経済の成長性は多くの可能性を秘めている株式である。
リスクもそれなりに高いが、リターンも高い価格変動が大きいインデックスファンドである。
・eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
先進国の債券を扱うインデックスファンドである。
リスクが小さくリターンも期待できないが、債券は株式と逆の動きの関係を持っていて、株式が下がれば債券が上がり、株式が上がれば債券は下がる仕組みの為、株式の暴落時に役に立つ。
・eMAXIS Slim 国内債券インデックス
日本国内の債券を扱うインデックスファンドである。
先進国債券と同じ役割です。
・eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
国内株式・先進国株式・新興国株式・国内債券・先進国債券・新興国債券・国内リート・海外リートの8資産を12.5%ずつ保有するインデックスファンドである。
面倒な人はこの商品を一つ持てば、ほぼ全ての金融資産を持つこととなる。
ただし、株式の割合が37.5%しかないためリターンは少な目になる。
更にリート(不動産)の割合が25%あり、リスクもそれなりに高くなる。
・eMAXIS Slimシリーズについて
紹介した商品すべてeMAXIS Slimという名前が付いていますが、私はこのシリーズをオススメしています。
理由は圧倒的な手数料の安さです。
eMAXIS Slimシリーズは業界最低水準の運用コストを目指すというコンセプトがあり、今後この商品よりも運用コストが安い商品が出た場合はすぐに運用コストを下げて最低水準にすると言っています。(必ず勝てる後出しジャンケンの要領です。)
私自身、過去に様々な投資信託の商品を買っていたのですが、日を追うごとにどんどん手数料が安いものが出てきて、その都度乗り換えなくてはいけないと思っていました。
乗り換える作業が面倒なことと、商品を売って、違う商品を買うという行為は購入、売却の手数料が取られ、小さな損失を常に受ける羽目になります。
投資信託は商品を一度決めたら基本的には決めた商品をずっと買い続けるというルールがあります。(その方が儲かる確率が上がります)
eMAXIS Slimシリーズはまさにうってつけの商品ということになりオススメです。
オススメのポートフォリオは?

株式を何%?債券を何%?リートを何%?と悩みますよね?
- 株式: リスク高い リターン高い
- 債券: リスク低い リターン低い
- リート:リスク激高 リターン高い
私は株式8割、債券2割、リートはいらないをオススメします。
株式8割の内訳は国内株式2割、先進国株式4割、新興国株式2割
債券の内訳は国内債券1割、先進国債券1割
これでどうでしょうか?
ちなみに投資信託の安全な投資割合は『年齢=債券』と言われています。
20代なら株式80%債券20%、50代なら株式50%債券50%のように年齢を重ねていくにつれ債券の割合を増やす投資方法が存在します。
債券を50%持てば確かにリスクは下がるでしょう。
しかし老後資金が貯まっていれば別ですが、ほとんどの方は老後資金に余裕が無いはずです。
正直人それぞれの部分があり一概には言えませんが、株式のリターンは魅力的であるため、多めの割合を株式に入れることを私はオススメします。
リートがいらない理由は、リートは景気に敏感であり、不況時には、株式よりも下げることがあります。
またリーマンショックを受けてから、不動産価格はあまり上昇しなくなりリターンでの魅力も株式に負けていることから、リスクは株式より高く、リターンは株式より低いためいらないと判断しております。
決して8資産を否定しているわけではありません。(私も8資産は持っています)
私は8:2をオススメしますが、自分で考えてみましょう。
ちなみにですが、私自身は株式100%で運用をしており、国内2先進国6新興国2の割合で持っています。(8資産は今後どうなるのか検証の為、別で積立をしています)
他の人はどうか気になると思いますが、様々な人が居ます。
S&P500というアメリカの代表的な企業500社のみの商品を100%積み立てている人もいますし、株式を30%債券を70%で積み立てている人も知っています。
どれが良い悪いではありません。
ただ投資をやったことが無い人には安全に運用して貰いたいため債券を入れることをオススメします。
証券会社を開設し、投資商品を決め、投資割合を決めれば次は遂に投資デビューになります。
投資をして一緒に明るい未来を目指しましょう。
『今日が人生で一番若い日です。ぜひ行動しましょう!』
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