老後生活で一番不安なのが老後にお金が足りなくなる事ですよね?
老後生活に突入する前に老後破産しやすい人の特徴を把握しておき、当てはまる人は改善することで破産を避けられるかもしれません。
40代・50代・60代と老後生活が間近に迫っている年代の人でも出来る対処法についても解説していきます。
自己紹介
私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。
低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。
2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。
私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。
老後が不安
老後生活に不安を感じている人はどれくらいの割合だと思いますか?
2021年 家計の金融行動に関する世論調査によると(二人以上世帯)

2021年度では77%の割合で『老後の生活が不安』と回答しています。
老後の生活を考える上で、絶対に避けたいのが老後破産です。
老後に貧困生活に陥ると、元の生活に戻すのは難しいでしょう。
ではどんな人が老後破産しやすいのか『老後破産しやすい人の特徴』と『年代別の対処法』についてみていきましょう。
老後破産しやすい人の特徴
仕事を早くに辞めようと考えている人
- 仕事が辛いから定年まで働く気が無い
- セミリタイアを考えている
老後生活の主な収入源は『公的年金』です。
公的年金を多く貰うには勤続年数が関わってきます。
仕事を長く続けて収入を確保しておくことで老後の資金にゆとりが出来ます。
また、公的年金以外の収入源を作っておくことも重要です。
株の配当金や事業による収入などを現役時代から作り上げることで豊かな暮らしが実現するでしょう。
住居費が掛かる人
- 定年後も住宅ローン返済が続く人
- 賃貸住宅に住んでいて家賃が毎月かかる人
老後の収入は現役時代より確実に減ります。
しかし住居費は固定でかかるので家計を圧迫することは目に見えています。
退職金によって完済する計画を立てている人も居ますが、出来れば退職金は老後生活の為に使うべきでしょう。
賃貸住宅で暮らしている人は持ち家の人よりも、現役時代の出費は少ないはずなので貯めておかないといけません。
死ぬまでずっと固定費を払い続けることを必ず念頭に置いておきましょう。
また、老後の家計シミュレーションデータにおいては、持ち家で設定されている事が多いので住居費を少なく見積もっている傾向にあります。
老後資金をデータをもとに計算していると痛い目を見るかもしれません。
家計管理が出来ていない人
- 毎月の支出がいくらなのか分からない
- 何に使ったか分からないけどお金が無くなる
- 交際費が異常に高い
こういった人は、お金を使い過ぎているのに家計管理・把握が全く出来ていない人となります。
老後破産予備軍であることはもちろんの事、老後になる前に破産してもおかしくありません。
家計管理は一番最初に取り組む事なので、家計簿を付けるなり、アプリを使うなりして管理・把握を徹底しましょう。
老後破産しない為の対処法
基本的な考え方は全年代共通です。
- 毎月・毎年の生活費を把握してコントロールする
- 生活費を把握して削れる支出は今すぐ削る
- 老後の生活をイメージする(年金額の把握・生活費がどれぐらいかかるかなど)
これらをしっかり考えておくと、『どれぐらい貯金が必要か?』というのが分かります。
貰える年金額でいくら足りないのか?
寿命を100歳と仮定した時、いくら貯めておけばいいのか?
このように具体的にイメージできると思います。
次は年代別で今から出来る対処法について解説していきます。
40代からの対策
40代のうちに出来る老後対策は『積立での資産運用』です。
40代は老後の生活まで残り20年以上あります。
例えば毎月2万円を積み立てたとしましょう。
年間24万円を、20年間、年利5%で複利運用できたとすると、約820万円になります。(元本480万円)
長期で資産運用することで、かなり有利な結果となる可能性があります。
もちろん投資にリスクは付き物なのでマイナスになる可能性もゼロではありません。
しかし過去のデータによると、20年間運用を続けた場合、99%は利益を生み出す結果となっています。
このデータはリーマンショックを経験していても利益が出ているので、余程のことが無い限りはマイナスになることは無さそうです。
40代からと言っていますが、20代・30代の人は更に長期間運用を続けることが出来るので、よりマイナスになりにくく、利益を多く生む可能性があるので若いうちから積極的に投資の力を使って老後を豊かに過ごせる準備をしておきましょう。
50代からの対策
50代の人も、もちろん積立での資産運用は大事なのですが、56~59歳の人は注意が必要です。
定年を65歳とした場合、残りが10年を切っていますね。
資産運用で10年未満の場合マイナスになる確率はかなり上がります。
40代では毎月2万円積立をしていた場合、50代後半の人は1万円だけ積立をして残り1万円は安全資産である貯金に振り分けるなどの対処が必要となるでしょう。
資産運用よりも重要なのは『生活費の見直し』です。
老後の生活スタイルは急に変わるわけではないですよね?
多くの人は、今の生活の延長線上が老後生活になるはずです。
このように考えると、今の生活を見直して、生活費を下げることが出来れば、老後の生活費も下がるというわけです。
更に今の生活で生活費を下げることが出来れば、毎月の支出も下がり自然とお金が貯まりやすくなります。
老後に突入したタイミングでいきなり生活スタイルを変更するのは大変なので、今のうちに少しずつミニマルな生活に変化していくことが重要となります。
60代からの対策
60代の人は老後生活まであと少し、もしくは突入している人も居るでしょう。
60代の人は『働き続ける事』『働ける環境を作る事』が重要です。
例えば年金生活だけだと、毎月5万円足りないとします。
毎月5万円を貯金から捻出しないといけない状況だと、死ぬまでに貯金が底をついてしまう可能性があります。
これは非常に怖いですよね?
しかし毎月5万円を働き続けることで手に入れることが出来れば、貯金に手を付ける必要が無くなります。
身体が元気なうちは、ストレスなく働き続けられる仕事を見つけることが重要です。
定年後にもすぐに働けるような資格を取るなどの対策も良いでしょう。
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