高齢の親がお金を持っていないことが判明した時どうすればいいか?
あなたの収入では親の生活費を工面するのも難しい
家族間でお金の話をするのはタブーかもしれませんが子供がやってあげるべき対処法を教えます。
自己紹介
私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。
低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。
2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。
私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。
話し合い
家族間でのお金の話し合いは一般的にはタブーとされていますが、親にお金を頼られそうになったら話は別です。
- 毎月いくら足りないのか?
- 加入している保険の確認
- 資産の価値
これらは必ず確認する必要があります。
家計の把握・見直し
毎月いくら足りないのか?を確認する上で最も重要なことは『家計の把握・見直し』です。
- 毎月の収入(年金・その他)
- 毎月の支出(生活費すべて)
- 毎月の赤字額
この3つをなるべく細かく算出する必要があります。
【収入-支出=赤字額】
そして家計の見直しをします。
特に重要なことは固定費の見直しです。
- 賃貸住みだとしたら家賃の安い家に引っ越すことを検討
- 不必要な保険に加入していないか確認
- 携帯電話は格安SIMになっているか?
- 電力会社の変更
- 車を保有しているなら売れないか?
これらを見直すだけで毎月の支出を1万円~10万円下げることが出来ます。
親の収入を上げることはほぼ無理なので無駄な支出をカットすることが唯一の手段となります。
加入している保険の確認
親の加入している保険内容を全て確認しましょう。
まず不必要な保険はすぐに解約しましょう。(毎月の支出を下げるため)
※高齢者への無駄な保険加入は大手銀行(郵便局)や大手保険会社でもニュースになっているほど悪質な勧誘が行われている可能性があるので必ずチェックしましょう。
そして重要なのは死亡保険の有無です。
親が亡くなった時に保険が受け取れるなら支援できる金額が変わりませんか?
仮に亡くなった時に1000万や2000万といった金額が支払われるなら、それ相応の支援をしても戻ってくると考えられます。
その他、養老保険などは満期を迎えていれば、親が生きているうちに死亡保険金と同等の満期保険金が支払われるので覚えておきましょう。
家の売却
親が家を購入している場合は売却という選択肢があります。
資金を確保できるので一時的にですが凌ぐことは可能です。
安い賃貸を借りることで数年~数十年は資金が枯渇することは無くなります。
もし持ち家に住み続けたいと考えている人は『リバースモーゲージ』という制度もあります。
銀行から家を担保にお金を借りて、そのまま住み続けて亡くなった時にお金を回収する仕組みですがデメリットもあり、生きていても数十年後に家を取られてしまう恐れがあります。
詳しくまとめた記事があるので参考にしてください。
最終手段
- 家計の把握
- 家計の見直し
- 保険の確認
- 家の売却
上記を事に手を付けてもどうしても生活費が足りない。且つ子どもも生活が厳しく支援が出来ない状況の場合は国のサポート【生活保護】の申請を行いましょう。
生活保護は、健康で文化的な最低限度の生活を保障する制度になります。
高齢者であれば、年金を受給していてもどうしても最低限度の生活を送ることが難しいと判断されれば不足分を支給してくれます。
しかし条件はかなり厳しく
- 何らかの事情で働くことが出来ない
- 資産が無い
- 家族や親せきの支援が受けられない
- 他の公的支援制度も受けられない
これら全てに当てはまる人のみ申請することが出来ます。
窓口に行く際は子供は付き添わずに親だけで行く方が良いでしょう。
子供が一緒に行くと支援することを勧められ申請することすらできません。
まとめ
お金を支援してあげる前にやるべきこと
- 話し合い
- 家計の把握・見直し
- 加入している保険の確認
- 持ち家の確認
これらをやってもどうしようもない時の最終手段は『生活保護申請』です。
親が老後生活で子供に頼るのは申し訳ない気持ちになるでしょう。
そうならない為にも現役時代に老後の備えをしなくてはいけません。
上記4つのやるべきことは誰にでも当てはまります。
若いうちから実行することで毎月の貯金額は確実に増加するので取り組みましょう。
この記事を見ているあなたが親の立場か?子供の立場か?分かりませんが、家族に頼らなくても生活していけるだけの準備はしておきましょう。
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