【2022年4月】 年金制度が改正!国民年金のみの人も安心して老後を過ごせるようになるのか?

年金

2022年4月から年金制度が改正されますが私たちにとって良い事なのか?

内容を知り対策することで国民年金しか納めていない自営業の人でも年金生活を送ることが出来るかもしれません。

この記事では国民年金のみに特化した内容となっております。

自己紹介

私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。

低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。

2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。

私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。

年金制度が改正され繰り下げ受給時期の拡大が行われる

今までは年金受給開始年齢が65歳を基準として±5歳の繰り上げ、繰り下げ受給が可能でした。

65歳より早く貰いたい繰り上げ受給の場合、1か月早まるごとに0.5%減額され、60歳で年金受給(最大60ヵ月)すると30%の減額となります。

65歳より遅く貰いたい繰り下げ受給の場合、1か月遅れるごとに0.7%増額され、70歳で年金受給(最大60ヵ月)すると42%の増額となります。

これが改正され繰り下げ受給年齢が最大で75歳まで可能となりました。

65歳から75歳と10年間(120ヵ月)遅らせることが出来るようになり0.7%の増額は維持されるため、最大84%の増額が出来るようになりました。

国民年金の84%はいくら?

現在の国民年金の満額時の支給額は約78万円です。

78万円が84%増額されると→約143万円となります。

1ヵ月に換算すると約12万円となりギリギリですが生活は可能だと思います。

しかしあくまで現時点での年金支給額であり、今後も満額時に78万円支給されることは約束されていないので注意が必要です。

65歳から75歳までに必要なお金はいくら?

75歳まで年金受給を繰り下げるということは年金を受け取らないという事です。

つまり定年後からの10年~15年間は現役時代に貯めたお金で生活しなくてはいけません。

1か月の生活費を12万円と仮定した場合

65歳定年で10年間:1440万円

60歳定年で15年間:2160万円

定年時にこれだけのお金を用意できれば75歳まで年金に頼らずに生活することが可能になります。

※あくまで必要最低限の生活費12万円と想定したものであり、現実はもっと必要かもしれません。

〚理想の生活費○○万円×12か月×10年or15年=必要な金額〛

あなたの理想の数字を当てはめてみましょう。

75歳まで繰り下げた場合、何年で元が取れるのか?

65歳と75歳では10年間の違いがありますが、結果として86歳時点で年金支給額は並び、それ以降は65万円ずつ差が開いていきます。

65歳から年金を受け取る場合

  • 65歳:78万
  • 66歳:156万
  • 67歳:234万
  • 68歳:312万
  • 69歳:390万
  • 70歳:468万
  • 71歳:546万
  • 72歳:624万
  • 73歳:702万
  • 74歳:780万
  • 75歳:858万
  • 76歳:936万
  • 77歳:1014万
  • 78歳:1092万
  • 79歳:1170万
  • 80歳:1248万
  • 81歳:1326万
  • 82歳:1404万
  • 83歳:1482万
  • 84歳:1560万
  • 85歳:1638万
  • 86歳:1716万

75歳から年金を受け取る場合

  • 75歳:143万
  • 76歳:286万
  • 77歳:429万
  • 78歳:572万
  • 79歳:715万
  • 80歳:858万
  • 81歳:1001万
  • 82歳:1144万
  • 83歳:1287万
  • 84歳:1430万
  • 85歳:1573万
  • 86歳:1716万

人生100年時代と言われ始めていますが86歳で元が取れるのは微妙なラインですね。

2019年のデータによると男性の平均寿命が81歳、女性が87歳となっています。

しかしこの平均寿命は2019年に生まれた子供の平均寿命なのであなたの寿命はもう少し低いでしょう。

65歳を迎えた時に病気が無ければ75歳までの引き下げ受給は充分検討の余地はあると思います。

まとめ

自営業やアルバイト・パートなど厚生年金に加入していなく老後に年金だけでは生活することは困難な人には選択肢が増えたことは喜ばしいことかもしれません。

しかし問題は山積みで『75歳までの生活費の確保 』 『これ以上年金額が減らないこと』この2つをクリアして初めて繰り下げ受給を受けるかどうか判断されます。

現役時代の今やっておくべきことは『とにかく生活費を確保する』この1点に絞りましょう。

必ず誰でも訪れる老後から目を背けずにやれることをひたすらやりましょう。

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