2022年5月16日に岸田総理がNISAの恒久化について提言しました。
もし恒久化が実現すれば投資をやっている人にとってはありがたいですね。
骨太の方針である『1億総株主』実現のためにもNISA・つみたてNISA恒久化をやったほうが良い理由について解説していきます。
自己紹介
私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。
低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。
2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。
私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。
NISA・つみたてNISAの概要

恒久化とは?
恒久化とは、ある状態が永く変わらない事。物事の状態が不変であることを意味する。
イギリスのISAについて
NISAのモデルとなっているのが、イギリスのISAという制度です。(ISAから日本版ということでNを頭文字としてNISAと言っている)
ISAの概要は次の通りです。
ISA | |
年間投資額上限 | 2万ポンド(約300万円) |
投資可能期間 | 恒久化 |
非課税期間 | 無制限 |
日本のNISA・つみたてNISAとは比べ物にならないほど優遇されているのが分かります。
恒久化の対象は?
政府が恒久化を進めている事項は『投資可能期間』になります。
現在、つみたてNISAは2042年まで。NISAは2023年まで。新NISAは2024年~2028年で現状は終了予定です。
この期間を撤廃し恒久化することが議論の対象となっています。
しかし投資家であれば投資可能期間よりも『年間投資上限の引き上げ』と『非課税期間の無制限化』をしてほしいと願っているはずです。
例えばNISAであれば120万円→300万円。つみたてNISAであれば40万円→120万円にしてもらえるだけで老後資金を確保しやすくなります。
恒久化を実現するべき理由
政府は『1億総株主』を掲げ『貯蓄から投資へ』をコンセプトに国民に投資を働きかけています。
しかし一方で『金融所得課税増税問題』も提言されています。
金融所得課税とは、株を売って利益を出したり、株の配当金に対して課せられた税金で現在は一律20.315%ですが、これを25%まで引き上げようと提言されています。
貯蓄から投資をコンセプトに掲げながら、投資で得た利益は税金を多く取ろうというのは個人投資家にとってはかなりのダメージであり、せっかく投資に興味を示して普及しても手を引いてしまうかもしれません。
そこでNISA・つみたてNISAの恒久化を実現させて、投資可能期間だけではなく『投資金額上限』『非課税期間を無制限』をやって欲しいです。
本当にお得な制度があることを認識させて、上限額を使うだけで老後資金を賄うことが出来るようになれば一気に普及していくことが予想されます。
私たちはNISAの恒久化を期待しつつ、とりあえずは現状のNISA口座・つみたてNISA口座を活用して資産形成に励みましょう。
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