- 投資信託の種類が多くてどれを買えばいいか分からない
- 儲かる投資信託が知りたい
- 損をしたくない
このような疑問に過去のデータから答えを紐解いてみましょう。
私は2016年から特定口座で投資信託を買い、2019年からつみたてNISA口座を使い投資信託を買い始めました。
現在200万円ほど運用していて利益は35万を超えました。
今までの経験から少しでも役に立つ情報を発信できればいいと思っています。
投資信託の種類

投資信託で運用を始めようと決意した時、投資信託の種類の多さに戸惑ってしまいますよね?
私がオススメしている、信託報酬の安い『eMAXIS Slim』シリーズがあるのですが、その中でもいくつかの商品があります。
代表的なのが
- 日本株式(TOPIX)
- 新興国株式
- 全世界株式
- 先進国株式
- 米国株式(S&P500)
一体どれに投資すればいいのか?どれが一番儲かるのか?知りたいですよね?
過去30年のデータ

過去30年のデータをもとに、それぞれの商品の平均リターンを算出してみました。
1990年~2019年
その結果がこちらになります。

米国が強さを発揮していますね。
全世界・先進国に関してはアメリカ株の比率が50%~70%と半分以上はアメリカに依存する形ですから似たような数字となる結果となりました。
TOPIXが散々な結果です。
直近10年のデータから視える出来事は、リーマンショックからの立ち直りでしょう。
新興国以外の上昇が分かります。
TOPIXに関しては、加えてアベノミクス相場による株高が目立ちますね。
逆に新興国が伸び悩んだのは、そもそもリスクの高い新興国に対して、100年に1度のリーマンショック後に投資する恐怖が芽生えた結果ではないでしょうか?
直近20年のデータは新興国が一番伸びています。
要因としては2001年のITバブル崩壊でしょう。
アメリカを筆頭に先進国も軒並み総崩れの状態です。
しかし当時の新興国にはIT関連の会社が少なくITバブル崩壊の影響をあまり受けなかったことが逆にリターンを下げずに済んだのでしょう。
このデータを踏まえて金額に換算するとどうなるか見てみましょう。
TOPIX関しては可哀想な結果なので20年のデータを使います。
他は30年のデータで算出します。

より正確な数値となるように信託報酬・実質コストを差し引いて、一番右の試算利回りで計算します。
- 運用期間:20年
- 積立金額:毎月3万3千円(20年間で総額792万円)
- 利回り:試算利回り

どうでしょうか?
国内株式(TOPIX)は20年のデータを使いましたが、どの商品も長期的に見ればしっかり利益が出ていますね。
やはり米国が強く、それに追随してアメリカ比率70%の先進国、新興国、アメリカ比率50%の全世界となっています。
この結果を参考にして投資信託の商品選びをしてみてはいかがでしょうか?
まとめ

上記の結果はあくまで過去のデータにすぎません。
過去が良かったから未来が安泰とは思わないでください。
今後日本が急成長を遂げるかもしれませんし、隠れた発展途上国が出てくるかもしれません。
また先進国の人口減少による衰退、アメリカ一強の終焉など何が起こるかは分かりません。
様々な状況を加味して、それでも米国株に一点集中投資をするのなら良いと思います。
ただしリスク管理の面でみると、投資の大原則『長期・分散・積立』を守るのも正解だと言えます。
結局は100%これが正解というのは投資には存在しません。
自分自身で商品を選び、納得したものを長期間コツコツと積み立て、将来の資産形成に役立ててください。
過去のデータから20年あれば老後2000万円問題も、ほぼ解決してしまいますね。
※補足※
2021年現在のデータを加味すれば、国内株もプラス域に突入しています。
私が実際に積み立てしている商品が気になる方はこちらの記事を見てください。
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