1ヶ月いくら貯金すればいいの?貯金の基準と最終目標について

お金の基礎

あなたは1ヶ月にいくら貯金していますか?

  • 余ったお金をとりあえず貯金している人
  • 毎月貯金はしているけど充分な金額か分からない人

1つの指標として、毎月の貯金額を決めることは非常に重要です。

ダイエットにしても『いつまでに何キロ瘦せる』『その為に運動をする』など目標を決めたほうが継続しやすいですよね?

毎月の目標金額を設定することで劇的に貯まりやすくなるはずです。

どのように金額を決めればいいのか?解説していきたいと思います。

貯金額を決める時の基本的な考え方

初めに毎月の貯金額を決める際の基本的な考え方を知っておきましょう。

月の貯金額を決める時『毎月5万円』のように『金額ベース』で目標を決める人が多いと思います。

しかし基本的には『金額』ではなく『パーセント』で決めるのがオススメです。

給料の10%貯めよう!20%貯めよう!というイメージです。

パーセントで決めるべき理由は2つあります。

  1. パーセントの方が無理なく貯めることが出来るから
  2. 収入が増えた時に貯金額も自然と増えていくから

パーセントの方が無理なく貯めることが出来る

例えば『月5万円貯金する』という目標を設定したとします。

このとき仮に月の手取りが15万円だったら『5万円の貯金』はかなり厳しい設定ですよね?

学生時代に『1日3時間勉強する』と意気込んでもなかなか続かないように、無理な目標を掲げると挫折の原因になります。

一方『パーセント』で設定しておけば無理なく続けられます。

手取り15万円の人も『収入の20%貯金する』という目標設定すると月3万円で済みます。

20%が厳しいなら、達成できそうな10%にするなど、そこは臨機応変に対応するべきですが、ちょっと頑張れば達成可能な目標を設定することが貯金を続けるコツになります。

収入が増えた時に貯金額も自然と増える

例えば月3万円貯金する目標を設定したとします。

先ほどのように手取り15万円とすれば月3万円でも良いでしょう。

しかし収入は、残業代や年齢に応じて上がっていくことも多いですよね?

手取りが15万円・20万円・30万円と増えていくと、貯金額も増えていくのが普通ですよね?

しかし『月3万円』という目標設定してしまうと、貯金のペースは上がりません。

要するに収入アップというポテンシャルを全く活かせていないというわけです。

一方『パーセント』で貯金目標を設定すれば、収入とともに貯金も増えます。

収入の20%貯金するという目標を立てれば、手取り15万円だと月3万円、手取り20万円になれば月4万円、手取り25万円になれば月5万円になります。

つまり着実に資産形成が出来るようになります。

貯金の『継続・ペース』この2点から、貯金目標はパーセントで行うのがオススメです。

貯金の目標

貯金の目標について、基礎・上級・超上級の3つに分けて解説します。

  • 基礎:どんな人でも最低限達成して欲しい目標
  • 上級:貯金を本気で頑張りたい人向けの目標
  • 超上級:とにかくお金持ちを目指す人向けの目標

あなたの目標に合った貯金法を実践しましょう。

基礎:収入の10%を貯金

手取りが20万円なら2万円、手取りが30万円なら3万円というように収入の10%を貯金します。

この10%の目標は『バビロン大富豪の教え』という本で紹介されている方法です。

10%を先取り貯蓄して、残りの90%で生活する事で資産は着実に増えていきます。

そして使えるお金が1割減っても不思議と生活水準は変わらないので、無理なく貯金を続けることが出来るというわけです。

収入の10%を貯金するという目標は”丁度いい基準”となるので、最初のステップや一つの指標として誰でも実践して欲しいと思います。

もちろん中には『10%って少なくない?』と思う人も居るかもしれません。

しかし公務員の生涯年収は2億円と言われており、その内10%を貯金することで2000万円貯まる計算になります。

社会人1年目などは10%の効果は低いですが、収入アップと同時に10%の効果がどんどん大きくなっていくので自然と大きなお金が貯まる事でしょう。

これから貯金を頑張りたいと思っている人は、まずは手取り収入の10%から取り組んでいき、継続する力を身に付けましょう。

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上級:収入の25%を貯金

貯金を本気で頑張りたい人は、手取りの25%を貯金しましょう。

手取りが20万円なら月5万円、手取り30万円なら月7万5000円です。

この25%という数字は本多静六先生の貯蓄方法から引用しました。

本多静六先生とは、東大の教授だった人ですが、一代で100億円以上の資産を築いた人でもあります。

そんな本多静六先生が実践していたのが4分の1天引き貯金法です。

つまり収入の25%を貯金に回す方法です。

もちろん本多先生は臨時収入(ボーナス)を全額貯金・投資に回していました。

ただ収入の25%を貯蓄に回し続けたことこそが、莫大な富を築くことが出来た最大の要因です。

だからこそ貯金を頑張りたいと思っている人は収入の25%を貯蓄に回すのを目標にしましょう。

中には貯金を頑張りたいけど25%を貯め続けるのはキツイと思った人も居るでしょう。

貯金は継続が大事なので、無理をするのは良くありません。

しかし3つの段階に居る人は25%の貯金を目標にしてほしいです。

  • 独身の人
  • 結婚して夫婦2人だけ
  • 子供が自立した後

この3つのタイミングは一般的にお金を貯めやすい時期と言われています。

その理由は、支出が比較的少なくて済み、夫婦共働きなら収入が2倍になるからです。

特に若いうちから運用を含めてしっかり貯蓄にお金を回せば、時間を味方に出来るので、将来的に大きな資産となります。

また若いうちに貯金習慣を身に付ければ、長きに渡って大きな武器になるでしょう。

この貯め時の期間に居る人で特に若い人は、是非25%を目標にしましょう。

あなたの身の回りで収入の25%貯金している人は、ほぼ居ないはずです。

圧倒的に周りと差をつけて、心にゆとりがある暮らしをしたい人は25%を目標に頑張りましょう。

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超上級:生活費を10万円以下にして残りを全て貯金する

この方法は『とにかくお金持ちを目指す』ための目標なので、くれぐれも無理しないで参考程度に知っておいてください。

パーセントの目標ではないんですが、超ストイックバージョンです。

ちなみに生活費10万円は一人暮らしを想定しています。

  • 2人暮らしなら14万円
  • 3人家族なら17万円
  • 4人家族なら20万円

この方法は『シンプルにヤバいぐらい貯まります!』

今まで説明してきた収入の一定割合を貯金する方法は、貯めると使うのバランスを取ることが出来ます。

例えば収入の25%を貯めると考えた時を仮定します。

手取り20万円の場合、貯金は5万円、支出は15万円です。

手取りが30万円に増えた場合、貯金は7万5000円、支出は22万5000円です。

つまり貯金と同時に使えるお金も増えるので、生活レベルを適度に上げることも可能です。

お金を使わないと頑張って稼いだ意味が無いと考えるのが自然ですし、お金を使うのも大事なこと。

その意味で貯めると使うを両立したい人にも本当にぴったりだと思います。

一方で生活費を10万円に固定すれば、収入が上がった分は全て貯金に回ります。

手取りが20万円の人は、貯金が月10万円。

手取りが30万円の人は、貯金が月20万円になります。

当然貯金が増えるスピードが凄まじく速くなります。

もちろん中には、月10万円なんて無理だよ!と思った人も居るでしょう。

大丈夫です!それは至って普通の感覚です。

ただ意外と月10万円でも生活は出来ます。

生活費10万円の内訳記事はこちら

生活費10万円は客観的に見て、超ストイックな目標なのは間違いありません。

特にお子さんのいる家庭では支出を抑えるのは厳しいと思います。

ただここまで支出を抑えることが出来れば圧倒的にお金が貯まります。

このお金を運用に回せば将来的には莫大な富を得ることが出来るでしょう。

本気でお金を持ちを目指す人は、生活費を10万円に固定して残りを全て貯金に回すことを目標にしましょう。

貯金額を決めるのにやってはいけない事

  • 基礎:手取りの10%を貯金する
  • 上級:手取りの25%を貯金する
  • 超上級:生活費を10万円に固定して残りを全て貯金する

この3つを参考にして毎月の貯金目標を決めてみてください。

一つだけ注意点があります。

無理な目標設定は絶対にしてはいけないです。

貯金する上で最も重要なのは継続です。

目標が高すぎると挫折する原因となります。また貯金貯金となってしまうと、お金よりも大事な人間関係を犠牲にしてしまう恐れもあります。

そこで大事なのは、少し頑張れば達成できる目標を立てること、段階を飛ばさない事です。

無理のない範囲での目標なら圧倒的に続けやすいです。

最初から20%・25%貯金しようとは思わないでください。

貯金は本当に習慣が大事です。習慣が無いのに大きく貯金するのはほぼ無理です。

まずは収入の10%を目標にして基本的な貯金習慣を身に付け、慣れてきたら20%・25%と貯金する割合を上げていきましょう。

急がば回れという言葉もあるように、焦っても良いことは無いです。

一見遠回りに見えるルートが、実は最短のルートの可能性もあるので、地道にコツコツ頑張っていきましょう。

貯金方法に関する記事はこちら

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