前回の記事で、貯金の25%を確保するためにも固定費の見直しが必要だと言いました。
実際に、どう見直せばいいか説明したいと思います。
固定費の見直しを実際に『行動』すれば毎月確実に貯金することが出来るようになります。
私は普段アルバイトで生計を立てています。ボーナスなどはありませんが、1年間の貯蓄額は70万円を超えています。
正社員でなくても、給料が特別多くなくても、今から教えるルールを守ることが出来れば達成可能な数字だと思います。
前回の記事を見ていない方は是非ご参照ください。
- 前回のおさらい
- 固定費とは?
- 家賃の具体的な見直し
- 保険の具体的な見直し
- その他の見直し
前回のおさらい
貯金を確実にするためには、給料4分割法を使い、それぞれの支出を給料の25%に抑えることが重要と説明しました。
固定費は支出の中でも特筆して割合が大きくなるカテゴリーだと思います。
固定費を見直すことで一気にお金の問題が解決することが多いでしょう。
固定費とは?
実際に固定費とは何を指すのか簡単に説明すると、毎月同じ金額の支出があるものを指します。
- 住居費
- 保険代
- その他(新聞代・動画視聴サービス・携帯アプリ・ジムの会費など)
これら一つ一つを見直していきましょう。
家賃の具体的な見直し

皆さんに質問です。
自分の手取り収入に対して支払っている家賃は何パーセントでしょうか?
多くの人が30%~40%ぐらいじゃないですか?
恐らく当たっていると思います。それは何故か?
不動産業者の多くは、その価格帯の物件を勧めてきます。
そしてその価格で契約しても生活は成り立つから皆さんも疑問に思わないはずです。
そして気づきます。生活は成り立つけど、気づいたら貯金が出来ないと・・・
解決策としては2択です。
- 引っ越し
- 家賃の値下げ交渉
1.引っ越し
手取り収入の20%~25%の所への引っ越しを私はオススメします。
多くの方は家を決めた後は物件情報など見ないですよね?
一度見てください。
今の家に住み始めてから数年経っていると、案外今の家賃より安くて大きな家に住み替えることも可能なはずです。
引っ越し費用がネックになる人も居ます。
引っ越し費用10万円かかるとしても、毎月の家賃を1万円下げることが出来れば10か月で元が取れ、それ以降は1万円プラスの状態を作れます。
下げる幅が大きければ大きいほど毎年の貯金額が増えていきます。
2.家賃の値下げ交渉
あまり効果は大きくないのでオススメしませんが、長年住み続けていると家賃を下げてもらえることがあります。
しかし手取りの35%ほどの物件に住んでいる場合は流石に10%の値下げは厳しそうです。
あくまで今の家がすごく気に入っていて30%ほどの家賃で済んでいる場合のみ有効な手段だと言えます。
一度、大家さんに下げてもらえないか交渉してみましょう。
値下げの目安としては3000円~5000円ほどが相場です。
固定費の見直しで一番効果が大きいのが家賃です。
面倒くさいと『行動』せずにいると、いつまで経っても問題解決には至りません。
引っ越しを視野に入れて家賃を少しでも削れれば将来の資産は膨らんでいくでしょう。
保険の具体的な見直し

保険には様々な種類があります。
- 生命保険
- 医療保険
- 自動車保険
- 車両保険
- 火災保険
- 地震保険
- 学資保険
- 個人賠償責任保険
この他にも名前を変えて様々な保険が存在します。
各家庭の条件次第で必要な保険が変わってきます。
今回は簡潔に説明させてもらいます。詳しくは別の記事を用意するので待っていてください。
自分の当てはまる条件でご参照ください。
一人暮らしの賃貸住み自動車を保有していない方
質問ですが、貯金100万円ありますか?
100万円あるのなら、必要な保険は『火災保険』と『個人賠償責任保険』です。
100万円ないのなら、必要な保険は『医療保険』と『火災保険』と『個人賠償責任保険』です。
火災保険と個人賠償責任保険はセットになっている場合が多いので2重契約には注意しましょう。
貯金100万円あるなら医療保険が必要ない理由は、基本的には100万円あれば病気を治すことが出来るからです。
日本では国民健康保険があり、医療費負担は国がしてくれます。
不必要な保険を契約するぐらいなら、その分は貯金に回しましょう。
〚万が一の保険〛というキャッチフレーズがありますが、万が一とは10000分の1の確率で起こるという意味です。
あまり現実的な数字ではない上に貯金100万円あればなんとかなる確率が高いです。
貯金が100万円無い人は貯まるまでは一応加入しておきましょう。
安い保険で充分なので、オススメは都道府県民共済の入院保険2000円です。
夫婦もしくは子供がいる家庭
こちらも100万円が基準になってきます。
100万円持っていれば、『生命保険』と『火災保険』と『個人賠償責任保険』です。
持っていなければ、『生命保険』と『医療保険』と『火災保険』と『個人賠償責任保険』です。
こちらでは『生命保険』が新たに入ってきました。
子供が小さかったり、結婚してすぐに働いている人が亡くなった場合には家庭が崩壊してしまうので『生命保険』は必須です。
生命保険には、掛け捨て型と終身型の2種類がありますが、掛け捨て型がオススメです。
圧倒的に値段が安く済むので、浮いた分は貯金に回すことが出来、将来的には貯金ですべて賄えるようになるのがベストです。
生命保険は子供が成人して親の手を離れる時が解約のタイミングです。
子供がいない夫婦の場合は貯金がある程度貯まったタイミングで解約するのが良いでしょう。
車を保有している場合

車を保有している方は『自動車保険』の対物・対人無制限が必須です。
『車両保険』については必要性を感じません。
何か事故を起こして保険に入っていなければ人生が終わってしまいます。
ちなみに私は自動車保有は反対です。
自動車を保有しているとお金が掛かり家計の負担が増してしまいます。
別の記事を参照して下さい。
持ち家の場合

賃貸ではなく家を保有している場合『地震保険』が必要になってきます。
地震大国の日本では一瞬にして家が倒壊してしまう可能性があります。
そうなると家を失い借金のみが課せられます。
そうならない為にも地震保険は必須ですね。
しかし、地震保険は値段が高い割に補償額は50%ほどです。
それでも残念ながら加入しないわけにはいきません。
持ち家の宿命ですね。
ちなみに私は賃貸を推奨しているわけですがそれはまた別の記事で説明します。
保険のまとめ
必要な保険の基本セットは『火災保険』と『個人賠償責任保険』です。
あとは各家庭の状況に応じて保険をプラスしていく考えです。
一般的な保険料の目安として、一人暮らしなら月2000円、夫婦で5000円ほどでしょう。
1万円以上払っている場合にはすぐに見直す必要があります。
不必要な保険は解約し、貯金額のアップに努めましょう。
オススメの保険
- 生命保険のオススメ:ネット型の掛け捨て保険2000円前後
- 医療保険のオススメ:都道府県民共済の入院保険2000円
- 自動車保険のオススメ:ネット型保険3000円~4000円
- 車両保険のオススメ:必要なし
- 火災保険のオススメ:ネット型保険2000円ほど
- 地震保険のオススメ:ネット型保険5000円ほど
- 学資保険のオススメ:必要なし
- 個人賠償責任保険のオススメ:火災保険や自動車保険に付随している可能性大。していない場合はネット型で月200円以内
学資保険などについてはこちらの記事を参考にしてください。
その他の見直し
家賃、保険の見直しは家計の節約に絶大な効果を与えてくれるでしょう。
その2つの見直しが終われば、続いて小さな固定費を見直す必要があります。
アプリの会費、衛星放送の会費、新聞代、ジムの会費など、数百円から数万円規模の月額制度が存在します。
こちらは自分にとって絶対に必要だと思うものに関しては『固定費』ではなく『お小遣い』のほうに資産配分を移しましょう。
あくまで趣味娯楽の世界だと思います。
【将来へのお金の不安】と【現在の充実感】を天秤にかけ判断すると自ずと決まってくると思います。
もし必要性を感じないなら一刻も早く解約しましょう。
後回しにすればその分お金を取られてしまいますからね。
まとめ
固定費の見直しは貯金するためには必須です。
家賃、保険を足して手取りの25%以内に抑えることが出来れば確実に貯金額はアップできます。
将来が不安なのは皆さん同じです。
この節約方法の『行動』が一番難しいと思います。
しかしやれば必ず結果が付いてきます。
ひとりでも多くの方が『行動』出来るように祈っています。
『今日が人生で一番若い日です。ぜひ行動しましょう!』
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