新NISAの非課税投資枠は上限が1800万円です。
年間上限は360万円で、最速5年で非課税枠を使い切ることが可能です。
しかし収入によって積み立てられる金額は様々。そこで積立金額別にシミュレーションを行い目標達成金額まで何年掛かるのか?何年後にはいくらになっているのか?などを知り、あなたの目指すべき道標として参考にしてみてください。
自己紹介
私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。
低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。
2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。
私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。
新NISAの概要
つみたて枠 | 新成長投資枠 | |
非課税投資枠 | 年120万円 | 年240万円 |
最大投資可能額 | 最大600万円 | 最大1200万円 |
非課税投資期間 | 最大600万円に到達するまで | 最大1200万円に到達するまで |
投資商品 | 投資信託・ETF | 上場株式・投資信託・ETF |
投資可能期間 | 無期限 | 無期限 |
今までは『一般NISA』と『つみたてNISA』2つの内どちらかを選択しなければいけなかったですが、新しいNISAは一本化して中身で2つに分類する仕組みとするようです。
シミュレーション条件
シミュレーションの条件は以下の通り
- 投資商品は投資信託
- 年利5%(S&P500の平均値)
- 上限に達した後は追加投資なしで5%運用が続く
- 運用期間は50年間
- 3万・5万・10万・15万・20万・25万・30万の7パターンで検証
シミュレーション結果
毎月の積立金額 | 上限達し年数 | 1年 | 5年 | 10年 | 15年 | 20年 | 25年 | 30年 | 40年 | 50年 |
3万円 | 50年 | 36 | 196 | 466 | 802 | 1,233 | 1,786 | 2,497 | 4,548 | 8,006 |
5万円 | 30年 | 60 | 340 | 776 | 1,336 | 2,055 | 2,978 | 4,162 | 6,853 | 11,287 |
10万円 | 15年 | 120 | 680 | 1,553 | 2,673 | 3,430 | 4,402 | 5,650 | 9,305 | 15,326 |
15万円 | 10年 | 180 | 1,020 | 2,329 | 2,977 | 3,851 | 4,943 | 6,344 | 10,448 | 17,138 |
20万円 | 7.5年 | 240 | 1,360 | 2,467 | 3,167 | 4,064 | 5,200 | 6,720 | 11,024 | 18,156 |
25万円 | 6年 | 300 | 1,700 | 2,567 | 3,295 | 4,211 | 5,404 | 6,935 | 11,422 | 18,812 |
30万円 | 5年 | 360 | 2,040 | 2,618 | 3,360 | 4,312 | 5,534 | 7,102 | 11,697 | 19,265 |
シミュレーションで感じる事

赤枠で囲った部分が老後2000万円問題をクリアしている範囲となっています。
あなたの定年までの年齢と照らし合わせる、毎月いくら積み立てればいいかが分かります。
もう一つ注目ポイントとしては、積立金額15万円~30万円の差が余り開いていない事です。
資産形成をスピードアップさせるには『非課税投資枠1800万円は早く使ってしまう方が良い』のですが、意外と15万円と30万円の差はそこまで無いと言えます。
つまり普段の生活で無理をして30万円や20万円を捻出するよりも、じっくり10万円や15万円を積み立てていくのも投資戦略としては間違いではないかもしれません。
もちろん毎月10万円も投資に使えない人は大勢居るでしょう(私も無理です)が、少しでも10万円に近づけられるように無駄遣いをやめて投資資金に回してみてはいかがでしょうか。
あくまで無理のない範囲で。『投資は余剰資金で』この言葉は忘れないようにしましょう。
コメント