『どうして貯金するべきなのか?』聞かれたらあなたはどう答えますか?
正直イマイチピンとこない人、理由や目的が分からないから貯金が捗らないと悩む人も結構多いと思います。
日本の学校ではお金のことを教えてくれないので、全然普通のことかなと思います。
ただ貯金する理由が分からないからとお金を貯めずに過ごしてしまうと、将来あなた自身が苦しむことになる可能性が高いです。
そこでこの記事では『貯金しなくてはいけない本当の理由』について解説します。
自己紹介
私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。
低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。
2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。
私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。
世の中の人が貯金する理由
そもそも世の中の人は、どんな理由や目的で貯金しているのかデータで見てみましょう。
リーディングテックが2019年に実施した『貯金実態調査』による結果です。

あなたの貯金の目的はこの中にありましたか?
人生の3大支出と言われる『老後資金・教育資金・住宅資金』が貯金する目的の上位に来ています。
これらの目的を達成するのに必ずしも貯金が無くても大丈夫です。
住宅費や教育費は、ローンによって借りることが出来ます。
ランキングにはありませんが、病気の備えなどに関しても保険に加入すれば解決します。
老後の備えに関しては、老後2000万円問題というように、自分で貯金して用意する必要がありますが、20代・30代の若い世代では老後の備えをイメージできないかもしれません。
つまりよく言う、貯金するべき理由というのは間違いなく正解である一方で、反論の余地も残っています。
『貯金なんてしなくて大丈夫』『お金は全部好きに使ったほうが良い』『貯金より自己投資』という意見も普通に通りますし、割と納得することも出来ます。
では何故貯金するのか?『貯金の本当の理由』を次に紹介します。
貯金しないといけない本当の理由
貯金しないといけない本当の理由は『NOという選択肢を持つため』です。
つまり自分が嫌だと思うことに対して、嫌だとハッキリ断る。自由を獲得するためです。
『貯金が無くてもNOと言えるんじゃない?』と思うかもしれませんが、本当にそうでしょうか?
上司や取引先から理不尽なことを言われたり、仕事が合わなくて会社が本当に辛くなってしまったケースを考えましょう。
こういう時、外から見ると『辞めればいいじゃん!』と思うはずですが、貯金が無いと辞める、つまり『NO』と言う選択肢を取れなかったりします。
理由は単純にNOと言ったら収入が無くなって生活出来なくなるからです。
実際に無一文になると考えたら怖いじゃないですか?
だから自分がどんなに嫌でも上司や取引先の言うことには有無を言わさずYESと言って嫌でもしがみ付くしかないわけです。
その結果、もっと辛くなったり、最悪の場合は手遅れになるまで心が傷付く可能性もあります。
一方で貯金があればどうでしょうか?
仕事が本当に嫌だと思った時、最低でも半年もしくは1年分の生活費を賄える貯金があればNOと言えます。
お金はあるから最悪クビになっても大丈夫と思えるので、理不尽な要求に反論できるし、普通に今の仕事から逃げてしばらくゆっくりするという選択も出来ます。
今の仕事が楽しく『NO』という必要性がそもそも無い状況の人も居るでしょう。
そのような人は恵まれていて素晴らしいと思いますが、一つ考えて欲しいのが『人間は変わる』ということです。
例えば子供のころにハマっていた物。ゲームでも趣味でもなんでも良いのですが、今でも同じようにハマっていますか?
また若い頃は『結婚なんてしない』と言っていた人が、すぐに結婚したりなんてことも割とよく聞く話です。
それと同じで今は楽しく仕事をしていたとしても、時間が経つにつれて自分の価値観が変わったり、異動で合わない人が上司になったりして、仕事が嫌になる可能性もあります。
先の事は本当に分からないですからね。
だからこそ今の仕事に満足している人も必ず貯金をしておいて、自分の考え方や状況に変化が起きった時にはいつでもNOと言える選択肢を持っておいて欲しいです。
お金があることによって『YESかNOを選ぶ自由・権利』が与えられます。
お金があれば
- 好きだからこの仕事をする(YES)
- 嫌だから・他にやりたい仕事があるから(NO)
逆に言えば、貯金が無い人は自ら自由を放棄していると考えられます。
NOという選択肢を持つことは自分らしい人生を生きるために不可欠です。その為にもとにかく貯金をする。そして貯金が進んできたら投資も始めて、どんどん資産形成をする事が大事だと思います。
貯金のメリット3選
やりたいことに挑戦できる
貯金があれば、お金の問題をクリア出来ます。
- 興味のある職種に転職したい
- 起業したい
- 語学の勉強の為留学したい
どんなことでも挑戦するにはお金は必要です。
企業や留学はそもそもお金が掛かりますし、転職の場合も今までの収入を捨てるわけですし、一時的に無職となる場合もあるので当面の生活資金としてお金は必要になるでしょう。
こういう時に貯金が無いと行動は出来ませんよね?
単純に今の収入が無くなれば生活を保つことが出来なくなるので、行動自体出来ずに現状維持を選択するでしょう。
一方で貯金があれば無収入でもしばらくは生きられます。
必然的にリスクを取ることが出来るので、やりたいことが出来た時に圧倒的に挑戦しやすくなります。
精神的な安定
貯金があることで心に余裕が生まれます。
貯金があれば、いざという時にNOと断ることが出来ます。
貯金が無い人は『YES』しか選択肢がありませんが、貯金がある人は『YESとNO』の両方の選択肢が出来るので、心に余裕がある人は間違いなく後者になります。
当然ですが心に余裕があると人生の幸福度にも直結します。
その意味でも貯金には大きなメリットがあると言えるでしょう。
自分にとって大事なものが分かる
これは貯金そのもののメリットではなく、貯金をする過程で得られるメリットになります。
貯金によって大事なものが分かる理由は、優先度の低いものを辞めざる負えなくなるからです。
貯金するということは当然支出を絞る必要があります。
例えば今までの月30万円使っていた人が、生活費を月15万円にしようと思ったら買うものも付き合いも半分にしないといけないわけです。
使えるお金が減れば、無駄遣いをしている余裕がなくなるので、物でも人間関係でも一つ一つに対して本当に必要かどうかを吟味します。
必然的に自分の中で無駄なもの、余計なものがどんどんそぎ落とされるので、自分にとって優先度が高い物、本当に価値のあるものに対してお金も時間も使うようになります。
結果的に自分にとって大事なものが分かるようになるという事です。
普段何気なく参加している飲み会や、なんとなく買っていたものを、本当に自分にとって必要なのか考えるようになります。
じっくり吟味してみると本当に必要なものは案外無いかもしれませんよ?
いらない物への支出を無くせば、費やしていたお金も時間も使わずに済むので結果的に幸福度も上がります。
例えば気乗りしない同僚との飲み会を無くせば、飲み代5000円と時間3時間が浮きますよね?
貯金には貯めた金額だけではなく、その過程にも大きな価値があると言えます。
誰でも絶対に貯金できる方法
貯金しないといけない理由として貯金のメリットを3つ紹介しました。
貯金することで、自分の未来にNOという選択肢を与えることが出来て、かつ精神的余裕も生まれるのでより幸福度の高い人生を送ることが出来ます。
お金を使うことももちろん大事ですが、使うだけではなく、稼いだお金の一部は必ず残して貯金して欲しいと思います。
中には『貯金したいけどお金があると使いたくなってしまう』人が居るでしょう。
貯金する方法として、王道は『先取り貯金』になります。
具体的には、給料日が訪れたら、先に貯金したい金額を別口座に移してしまい、残りの金額で1か月過ごすようにしましょう。
そうすることで必ず貯金できるようになります。
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