【テーマ型投資信託】絶対に買ってはいけない理由とは?

つみたてNISA

投資信託で投資を始めようとする人が一番最初に悩むポイントは『どの投資信託を買えば良いんだろう?』だと思います。

投資信託を厳選している中に『テーマ型』と呼ばれる、如何にも時代の先を見据えた投資信託があります。

AI・自動運転・宇宙・仮想通貨など、これから儲かるんじゃないか?と思わせるテーマ型投資信託ですが絶対に投資してはいけません。

何故買ってはいけないのか?その理由を徹底解説していきます。

自己紹介

私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。

低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。

2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。

私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。

テーマ型投資信託とは?

世間で話題になっているテーマに沿った銘柄に投資を行うファンドのこと。

  • AI
  • 自動運転
  • 宇宙
  • フィンテック
  • ブロックチェーン
  • ヘルスケア
  • 5G
  • サイバーセキュリティ
  • DX
  • ロボット
  • ESG
  • 旅行
  • 金・原油

2022年9月時点ではこのようなテーマが取り扱われています。

テーマ型投資信託を買ってはいけない理由

AIとか自動運転とか将来性もあって儲かりそうなイメージがありますが、テーマ型全般を買ってはいけない理由がいくつかあるので紹介していきます。

テーマ型はアクティブファンド

テーマ型投資信託はインデックスファンドではなくアクティブファンドに分類されます。

  • インデックスファンド:市場の平均を目指す運用方法
  • アクティブファンド:市場の”平均以上”を目指す運用方法

投資の世界において9割以上のアクティブファンドはインデックスファンドのパフォーマンスに勝てないと言われています。

つまりアクティブファンドを選択するのは間違いであると立証されているのです。

長期運用に向いていない

投資の基本は『長期的に成長するものにお金を投じる』ことです。

  • アメリカのすべての会社に投資する『全米株式インデックスファンド』
  • 世界中の会社に投資する『全世界株式インデックスファンド』

こういった商品に投資することが最適解とされています。

しかしテーマ型では、ある一業種に絞った集中型であり、更に成長性はあるかもしれないが一過性である可能性も高いので長期運用には向いていません。

手数料が高い

投資信託を購入・保有する際に手数料が掛かります。

手数料はなるべく安く済ませる方が将来の利益に繋がります。

人気のインデックスファンド(S&P500など)は信託報酬手数料が0.0968%以内です。

テーマ型投資信託では、0.79%~2.09%と信託報酬手数料が高いのが一目瞭然です。

仮に100万円分投資信託を購入すると、2%の手数料では年間2万円取られる計算になります。0.09%の場合は年間900円です。1年間に1万9100円も手数料が多く取られて、これが10年~20年と運用を続ければ20万円~40万円が利益から削られてしまいます。

手数料は0.15%ほどを基準と考え、それよりも手数料が掛かるのなら高いと感じるようになりましょう。

既に割高感がある

テーマ型投資信託と聞くと『最先端』『これから儲かる』というイメージを持つかもしれませんが、実際は昔から存在します。

ロボット研究やAI(人工知能)などは遥か昔からありますよね?5Gなどは既に実装されていますし、ブロックチェーン(仮想通貨)も数年前に盛り上がりを見せました。

テーマ型投資信託は最先端でもなく、既に投資家の間では周知されている出来事です。

つまりそれらの関連銘柄は昔から買われていて『既に割高感がある』事が多いです。

既に値段が高いのなら株価が上昇してもせいぜい数十%の伸び率しかなく2倍・3倍・10倍といった期待感はありません。

成果がいつ出るか分からない

テーマ型投資信託最大の謎は『いつ成果が出るか分からない』ことでしょう。

成果が出れば確かに凄い事が起きる可能性も充分あり得ます。

しかしいつ成果が出来るどうか分からない物に貴方の大事なお金を投じる事が正しいのでしょうか?

投資をするという事は『お金を増やしたい』と言う考えが根底にあるはずです。

何年~何十年も成果が出るまで待つよりも、全米株式や全世界株式などで年利5%ずつでも成長する可能性のある物に投資した方が効率が良いと思いませんか?

夢を見続けて『一攫千金』を狙うとテーマ型投資信託を選ぶ人は居るかもしれませんが、『大事な事』を言います。

『全米株式』や『全世界株式』を買っておけば、『テーマ型』の銘柄も含まれているという事です。

つまりテーマ型の爆発的な成長利益すらも受け取ることが出来るのです。

まとめ

テーマ型を買ってはいけない理由は以下の通り

  • アクティブファンドである
  • 長期投資に向いていない
  • 手数料が高い
  • 既に割高感がある
  • いつ成果が出るか分からない

テーマ型という目新しい呼び名で呼ばれる中身はアクティブファンドを買うよりも、安定的に資産を増やすことが出来るインデックスファンドを強くオススメします。

インデックスファンドであればテーマ型の利益すらも受け取ることが出来、更に平均利回り5%の恩恵も受け取ることが出来るので一石二鳥です。

いつ成果が出来るか分からない物にお金を投じるのは正しい投資とは言えずギャンブル要素が強いのでその分リスクも伴い危険であると理解しましょう。

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