【話題の投資信託】Tracers S&P500配当貴族インデックスはオススメ?徹底解説!

投資

日興アセットマネジメントが運用を開始した、話題のTracers S&P500配当貴族インデックスは投資対象としてアリか?ナシか?徹底解説!

投資信託のファンドを選ぶのに悩んでいる人は参考にしてください。

自己紹介

私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。

低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。

2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。

私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。

Tracers S&P500配当貴族インデックスとは?

Tracers S&P500配当貴族インデックスとは、S&P500採用銘柄の中から『25年間連続で増配している銘柄』を厳選し、その銘柄に対して投資をする投資信託となっています。

実際の採用銘柄数はS&P500の採用銘柄数500社→64社となっています。

配当貴族インデックスのパフォーマンスについて

S&P500と比較して配当貴族インデックスはどのような成績なのか見てみましょう。

1999年に100で開始した成績ですが、2021年には配当貴族は1000となっており、S&P500は500ほどとなっています。

S&P500よりも良いパフォーマンスだったという事になります。

直近10年のパフォーマンスでも20.01%と驚異的な数字を出しています。

これを見ると『S&P500よりも配当貴族の方に投資した方が儲かるんじゃないか?』と思いますよね?

注意が必要です!

1999年~2021年のグラフにおいて、期間の切り取りが何故1999年からなのか?1999年~2000年にかけてITバブルが起こり、IT関連銘柄が総崩れとなりました。S&P500の主要銘柄はITだったのでダメージをモロに喰らいます。対して配当貴族の銘柄にはITが含まれていない為ダメージを受ける事はありませんでした。ちょっとした印象操作により配当貴族のパフォーマンスは物凄く良いように見えるので注意が必要です!

ここ10年のパフォーマンス比較においては似たような成績となっています。

業種内訳

配当貴族インデックスはどのような業種に投資しているのか?

  • 生活必需品:21.6%
  • 資本財:19.1%
  • 素材:12.6%
  • 金融:10.8%
  • ヘルスケア:10.8%
  • 一般消費財:7.7%
  • 情報技術(IT):5%

このように業種の分散が出来ています。

配当貴族インデックスでは同業種に対して30%以上投資をしないというルールがあるので分散効果が高まります。

コスト

投資信託を選ぶ際に重要なのがコスト(手数料)が低い事です。

コストの高いアクティブファンドなどは、この点で選択肢から外れてしまいます。

では配当貴族インデックスのコストはどうなのか?

  • 購入時手数料:なし
  • 信託財産留保額:なし
  • 信託報酬:年率0.1155%

コストは充分低いので合格点と言えるでしょう。

配当利回り

このファンドに投資しようか悩んでいる人が一番気になるのは『配当利回り』でしょう。

目論見書には『配当利回りの水準』として2.3%と記載があります。(※ただしS&P500配当貴族指数の実績配当利回りであり、このファンドの配当利回りではありません。)

実際には経費等を考慮すると、1.5%~2%の間に収まると予想されます。

意外と少ない印象を受けますね。

高配当ETFの利回りは3%以上も存在するので配当金生活を送りたいと考えている人は高配当ETFの方が良いかもしれません。

取扱証券会社

S&P500配当貴族インデックスの取り扱いは

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券

こちらの3つのみとなっているので注意しましょう!

注意!配当金は貰えない!

ここまで配当貴族インデックスの概要を説明してきましたが、ここで最も重要な事をお伝えします!

実は『配当金は貰えません!』

配当貴族インデックスという名前なのに配当金が貰えないの?という疑問にお答えします。

このファンドは『S&P500の中から連続増配している64社』に対して投資をしていきます。そしてその64社から配当金をファンドが受け取りますが、『配当金はファンド内で再投資』していきます。投資である私たちはトータルリターンを得る事しかできません。

つまりS&P500よりも厳選した64社の配当金の再投資を含むパフォーマンスに期待する人にとっては投資対象としてオススメであると言えるでしょう。

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