- 投資には興味があるけど難しそう
- 始めてみたいけど何をどうしたらいいか分からない
投資を始める前に多くの人が経験する悩みです。
投資信託は6000種類から選択する必要があり、どれが正解か分からないので結局始められないという悩みを解決するために
- 初めての投資信託を選ぶ際のコツ
- 優良ファンドを厳選しオススメの3選
これらについて解説していきますので参考にしてみてください。
自己紹介
私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。
低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。
2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。
私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。
投資信託選びで最も重要な事
ズバリ!どの指数をベンチマークとしている商品を選ぶか!です。
ベンチマークとは、投資信託の運用をする際に目標とする基準となるものです。
投資信託には
- 日経平均に連動する投資信託
- アメリカの株式指数に連動する投資信託
など様々な指数に連動するものが用意されています。
どの指数をベンチマークにしている投資信託が自分の目的に合っているのかを見付けましょう。
買いたい指数が見つけたら次にチェックするポイントは以下の通りです。
- コストが安い
- 資金がたくさん集まっている(人気がある)
- 運用実績がある
指数の選択
どの指数を選ぶかで長期的なリターン(利益)が大きく変わります。
こちらのグラフをご覧ください

2010年1月1日~2021年8月31日までの期間
- 赤いグラフは、アメリカのみの株式に投資した場合
- 青いグラフは、全世界の株式に投資した場合
- 緑のグラフは、アメリカ以外の株式に投資した場合
過去10年間を比較すると
- 値動きのタイミングには上げ下げ共に大きな差は無い
- 全ての期間においてアメリカの株式のリターンが高い
- 全世界の株式に投資していた場合、アメリカ以外の株式が足を引っ張る形になっている
ではこれからの未来はどうなるのか?
未来もアメリカの時代が続く保証はありません。
しかしアメリカは移民の増加も相まって今後も人口増加が予想されます。
更に革新的な企業が続々と生まれている状況を加味すると今後も世界的な経済大国という位置づけは変わらないと予想されます。
指数を選ぶ際は『将来性がある株価指数を選ぶこと』です。
その上で目先の価格変動に一喜一憂せず、長期的に運用を続けましょう。
オススメ投資信託3選
投資信託の基本を押さえたところで、米国株投資をしている多くの人に支持されているファンドをベンチマーク別に厳選した3本を紹介します。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
S&P500をベンチマークとしているオススメはこちらになります。
S&P500
アメリカを代表する大企業500社を、時価総額が高いものから順に集めて指数化した
500社は四半期に一度銘柄の入れ替えが検討されます。
- 厳しい採用条件
- 時代の流れや業績の良し悪し
- 今後の見通しなどを総合的に判断
S&P500を選んでおけば放っておいても厳しい基準でチェックされた大企業500銘柄に投資し続けることが出来るのが魅力です。
S&P500指数に連動する投資信託は沢山ありますが、その中でも『 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』がオススメです。
『eMAXIS Slim 』は三菱UFJ国際投信という運用会社が出している投資信託シリーズの名称です。
eMAXIS Slim はとことんコストを追求する投資信託シリーズとして個人投資家に大人気です。
ポイントは業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続けることであり、今後も積極的に信託報酬を下げていくことが約束されています。
SBI・V・全米株式インデックスファンド
有名な大型企業から、まだ無名な小型企業までアメリカ市場を丸ごと買うことが出来るVTIに連動した投資信託の中でのオススメはこちらになります。
このファンド(投資信託)は2021年6月に誕生したばかりのファンドになります。
SBI・V・全米株式インデックスファンド
低コストでアメリカ市場に丸ごと投資できる投資信託です
信託報酬は税込み0.0938%
同じくVTIに連動する人気の投資信託で『楽天・全米株式インデックスファンド』があります
信託報酬は税込み0.162%
新しく出来たばかりの投資信託は慎重に購入しなくてはいけません。
- 運用実績が未知数
- 純資産総額が積み上がっていない
実績を見てから購入することをオススメします。
しかしSBI・V・全米株式インデックスファンドは問題ありません。
- シンプルな商品設計
- 低コスト化
- SBI・Vシリーズとしての実績に基づく安心感
誕生から2週間で純資産総額100億円突破したことから人気の度合いが伺えます。
すでに楽天・全米株式インデックスファンドへの投資をしている人は全部売って乗り換えたほうが良いのか疑問に思うかもしれませんが乗り換える必要はありません。
理由は、売ってしまうと利益に対して税金を取られてしまうからです。
多少のコストの差はありますが今すぐ売って乗り換えるほどではありません。
あくまで今から投資を始めようという人へ向けてオススメしているだけで楽天・全米株式インデックスファンドも素晴らしい商品の一つです。
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
こちらの商品は今までの2つとは全く異なります。
集中投資ではどうしても投資に踏み切れず身動きが取れなくなっている人にオススメなファンドです。
米国株投資信託ではありませんが紹介させてもらいます。
投資で利益を出すためには『時間』を味方に付ける必要があります。
投資に踏み切れず何もせずに時間だけが過ぎていくと『機会損失』という利益を得る機会を失ったことになります。
つまり始めるのは早ければ早いほうが利益を生み出せるという事です。
踏み出せる範囲内で少しずつでも始められるようにこちらの商品を紹介します。

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
8つの資産に均等に投資をするファンド
国内資産の比率が高めになる特徴があります
8つのベンチマークを確認しましょう。
①国内株式(TOPIX)
対象:東証一部の全銘柄
国内企業約2200社
225銘柄を対象としている日経平均よりも、市場全体の値動きを表している
②先進国株式(MSCIコクサイ・インデックス)
対象:日本を除く先進国の株式市場に上場する大型・中型株を構成銘柄
米国上場ETFでいうTOKに当たる
③新興国株式(MSCIエマージング・マーケット・インデックス)
1988年から算出されたインデックス
当初は10か国から構成されていたが現在では2倍以上に増加
米国上場ETFでいうEEMに当たる
④国内債券(NOMURA-BPI総合)
日本の公社債市場の動向を表す代表的な指数
野村證券が算出
⑤先進国債券(FTSE世界国債インデックス)
先進国国債の動向を表す代表的な指数
以前は『シティ世界国債インデックス』という名称
2017年にロンドン証券取引所グループがシティの債券インデックス部門を買収後、現在の名称に変更されている
⑥新興国債券(JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファンド)
定評あるJPモルガンの世界債券シリーズの一つ
新興国の現地通貨建ての国債を投資対象としている為、為替変動の影響を受けやすい
ブラジル・メキシコ・インドネシア・ポーランド・南アフリカ・タイなどの債券が含まれる
⑦国内リート(東証REIT指数)
リートとは不動産の事です。
対象:東京証券取引所に上場されている不動産投資信託の全銘柄
⑧先進国リート(S&P先進国REIT指数)
オーストラリア・イギリス・シンガポール・カナダ・香港といった国や都市が並ぶが、アメリカが6割以上を占める。
8資産どれをとっても王道のベンチマークが採用されており、バラバラで売っていても一つ一つオススメ出来る隙の無いファンドである。
バランスファンドの良さは『リバランスをしないで済むため、ほったらかしでOK』ということです。
ただし!リターンは株式が高いため株式割合の低いバランスファンドは若干リターンに不安を感じる。
- 大きな値動きで一喜一憂してしまう人
- リターンよりも安定を求める人
- 債券も含めておきたい
- リバランスが面倒
こういった人には良い選択肢となるでしょう。
オススメされても決められない人へ向けての対処法
3本厳選して紹介しましたが、それでも決められなくて悩んでいる人も居るでしょう。
S&P500がいいのか?VTIがいいのか?
どちらもアメリカに投資することには変わりないのですが
- 上位500社に絞りたい→S&P500
- 無名の小型株も含めてまるごと投資したい→VTI
どちらを選択しても『将来性がある株価指数を選ぶ』という根本は外していないので大きな差は無いでしょう。
月々2万円の積み立てを行うのであれば
- S&P500→1万円
- VTI→1万円
このように2つ買っても大丈夫ですし、更に分散しておきたいならバランスファンドも5000円買ってみるのもアリです。
まとめ
投資信託選びで重要な事
- 将来性のある株価指数を選ぶ
- 何をベンチマークにしている投資信託かを理解すること
- 絞り込んでも決められない時は迷っている商品を両方買ってみる
この記事を見てもらえれば米国株に限らず、主要な指数の特徴も抑えることが出来ます。
誰かにオススメされたものを何も考えず取り入れた際に想定外の出来事が起こると対処できなくなります。
しっかり中身を理解した上で自分にとってどれが良いか判断しましょう。
基本的な知識を抑えておき、その上で自ら選択したということは、これから長きに渡り投資を続けていく上で『大切な知的資産』を得たことになるでしょう。
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