つみたてNISAで40万円きっちり使い切っていますか?
通常の設定方法では端数が4円出てしまい40万円使い切ることは不可能です。
しかし設定方法を変更すれば使い切ることは可能になります。
その方法を教えようと思います。
またそれをやることで20年後にどれだけの利益の差が生まれるか検証してみます。
私は2016年から株式投資、投資信託をやっていて、投資成績はプラス200万ほどになります。
私の今まで経験してきた知識が少しでも皆さんの役に立てれば幸いです。
つみたてNISAは上限40万

NISAには通常NISAとつみたてNISAが存在します。
通常NISAの方は年間120万円が上限です。
つみたてNISAの方は40万円が上限です。
私はつみたてNISAをオススメしていますが、その理由についてはこちらの記事を読んでみてください。
そして、つみたてNISAで積立投資を始めると一つの疑問が生じます。
年間の上限は40万円ですが、月額の上限は3万3333円なのです。
33333円×12か月=399996円
40万円使い切ることが出来ません。
毎年端数が4円出てしまい、20年間で80円分投資できないということです。
40万円きっちり使い切る方法

普通に設定していては使い切ることは不可能ですが、設定を変更することで使い切れます。
それは『ボーナス設定』を使うことです。
私が取引しているSBI証券の実際の画面になります。

赤く囲ったところがそうですね。
※ボーナス設定の注意点
ボーナス設定は100円単位からしか設定することが出来ません。
また設定回数も年間2回までと決まっています。
そこでオススメとして、毎月の積立金額を33300円とします。
すると一年間で33300×12か月=396000円になります。
残りの4000円を12月のボーナス設定に入力するだけで上限いっぱいの40万円を使い切ることが出来ます。
※小技
このボーナス設定の使い道は他にもあります。
つみたてNISAを1月から始める場合は問題ないのですが、途中の例えば3月から始めるとその年は年間で33333円×10か月=333330円となってしまいます。
66670円の投資の機会損失が生じてしまいます。
こちらの残りもボーナス設定により投資可能になります。
6万円を投資しないだけで20年後には16万円の利益放棄となってしまいます。
2か月投資しないだけで将来16万円の差が生まれるのでもったいないですね。
資金に余裕がある方は必ず使い切るようにしましょう。
毎年端数4円、20年後にどれだけの差が生まれるか?

毎年4円多く投資すれば20年後の投資成績にどれだけの影響があるか気になりますね。
そこで検証してみましょう。
毎年399996円VS毎年400000円
利回りを5%、期間を20年間とします。
結果こうなります。

およそ140円の差が生まれます。
どうでしょうか?
この結果の捉え方は人それぞれだけ思います。
私の意見としては、20年間で缶ジュース一本の差なら、やる必要性は無いと感じてしまいます。
この結果を踏まえやりたい方はチャレンジしてみてください。
まとめ

- ボーナス設定を使えば上限いっぱい40万円は使い切れる
- 20年間での差は140円
あくまで私の意見ですが、積立投資は面倒なことをなるべく減らし、存在を忘れるぐらい淡々と積み立てて行くものだと思っています。
140円差の為に設定を変更する必要はありません。
また今回の検証では年間投資としてシミュレーションしていますが、毎月投資の場合は例に挙げた方法だと、12月の成績に少し依存してしまいます。
20年間のうち12月に株式市場が暴落する場面が多ければ、ボーナス設定の12月に多く数量を手入れることが出来るので、差は開くことでしょう。
しかし12月が暴騰相場の場合は逆に損をする事もあります。
未来のことは誰にも分からないので検討するだけ無駄という結論で締めくくりたいと思います。
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