【円安24年ぶりに140円台突入!】投資信託の影響は?つみたてNISAを続けるべきか?やめるべきか?

つみたてNISA

アメリカの利上げにより日本円の価値が無くなり円安が止まらなくなってきました。

投資信託で人気のS&P500や全米株式などを買っている投資家にとって円安は喜ぶべきものなのか?今後円高に振れた場合、米国株を買うと為替の影響で損をしてしまう事も!?

このまま円安が続くのか?円高に戻るのか?どうなるか分からないこの状況下で積立投資は『続けるべきか?』『いったん止めるべきか?』解説していきます。

自己紹介

私は正社員ではなくアルバイト生活を送っています。

低収入・ノーボーナスでも計画性を立てれば資産は築くことが出来、現在資産は850万を超えました。

2016年から始めた資産運用により資産を拡大しつつ老後への備えをしっかりやっています。

私の知識や経験が少しでも役に立てればと思いこのブログを開設しました。

24年ぶりに1ドル140円台に突入

2022年1月時点では114円でしたが9月9日時点で142円となっています。

140円台に突入するのは実に24年ぶりの出来事です。

114円から142円という事で、20%以上も円の価値が下落したことになります。

そもそも何故円安になっているのか?

何故急激な円安になっているのか?

理由はアメリカの利上げです。

アメリカの金利が上昇しているのに対して、日本では金利はほぼ0をキープし続けています。

つまり金利上昇が見込めない『円』を持っているよりも、金利が上昇している『ドル』を持っていた方がお金が増えるという事で『円』を売って『ドル』を買う人が増加して『円』の価値がみるみる低下しているわけです。

為替の金利に馴染みが無いかもしれませんが、銀行の利息として捉えると分かりやすいです。

利息が1%貰えるアメリカ銀行と、利息が0%の日本銀行では、どちらにお金を預けますか?当然利息が1%貰えるアメリカ銀行にお金を預けたほうがお得ですよね?日本銀行に預けているお金をアメリカ銀行口座に移し替えると、日本銀行の立場が悪くなるのと同じことです。

為替と投資の関係性

為替(円高・円安)と投資の関係性は大いにあります。

例えば

1ドル140円の時に30ドルの米国株を円建てで買った場合の評価額は4200円ですよね?(140円×30ドル=4200円)

その後、30ドルの米国株が値上がりして35ドルになったとしましょう。

1ドル140円の場合、140円×35ドル=4900円となって700円の儲けが出ていますね?

しかし1ドル100円(円高)になった場合どうなるか?

100円×35ドル=3500円となって、700円の損失になってしまいます。

このように米国株が上がっても為替の影響でマイナスになってしまう事も有り得ます。

円安が続くのなら米国株(米国中心の投資信託)を買い続けても利益が出来ますが、円高になった場合は為替の影響で損失が出るかもしれません。

つみたてNISAを続けるべきか?止めるべきか?

S&P500・全米株式・全世界株式(オールカントリー)のような人気の投資信託の積み立てを続けても良いのか?一旦止めたほうが良いのか?悩んでいる人も居るでしょう。

結論としては『続けるべき』です。まだ始めていない人は『すぐに始めるべき』です。

『止める』『始めない』という選択肢はありません。

理由は2つあります。

今が円安なのか誰にも分からない

まず最初に『今って本当に円安?』だと思いますか?

24年ぶりに140円台に突入!とニュースで流れていますが、24年前は140円台に突入していたという事ですよね?

(世界経済のネタ帳より抜粋)

1980年~2022年のドル円のグラフになります。

最高で1ドル250円の円安、最低で1ドル80円の円高の歴史があります。

80円から見れば現在の140円は円安だと思いますが、250円から見れば140円は円高ですよね?

そしてこれからどうなるのか誰にも分かりませんよね?

このまま150円~180円と進んでいけば現在の140円は円高ですし、120円~110円と下がれば現在は円安になります。

つまり現在のレートはあまり気にする必要が無いと言えるでしょう。

積立投資は長期目線で見る

つみたてNISA口座などで運用する投資方法は『積立投資』になります。

毎月淡々と投資信託を一定額買い続けていく投資法です。

先ほどの例になりますが

1ドル140円の時に30ドルの米国株を買えば評価額は4200円

その後、円高が進み1ドル100円になり米国株が35ドルに上がっても評価額は3500円となるので安く買うことが出来る。(安く買えてラッキーと思える気持ちが大事!)

積立投資で淡々と積み立てを続ければ、円安が続けば高い時に買うことにもなるが、円高に振れれば安い時に買うことになるので気にする必要が無い。これを『ドルコスト平均法』と言い、積立投資の強い味方として活躍します。

ドルコスト平均法を味方に付けたければ『絶対に積み立てをやめない』ことが重要です。

積立投資で大事な事

つみたてNISA口座で運用を続ける場合、一番大事なことは世界経済の成長を疑わない事です。

将来円安が続くかどうかは分かりません。

しかし米国株・全世界株の成長は長期で見てまだまだ期待できるでしょう。

これから積み立てを始める場合でも、世界経済の成長の恩恵を受ける事は十分可能でしょう。

たった1~2年の相場環境は何も気にすることはありません。足元の相場環境を気にして投資を始められない事こそ一番もったいないでしょう。

『長期・積立・分散』この3原則を守っていれば自然と資産形成は上手くいくと信じましょう。答えは20年後どうなっているかです。

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